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パイルのやわらかさと、
ガーゼのさらっとした風合いを
一枚の中にかねそなえたのが、
<やさしいタオル>です。

片面がガーゼ、片面がパイル。
にわかには、どういう作りになっているのか
想像がしにくいかもしれませんね。

ガーゼ面/パイル面 接結糸

<やさしいタオル>は、
片面ずつを織ってからつなぎ合わせるのではなく、
両面を一台の織機で一度に織り出します。
使っているときに、
両面がずれたり浮いたりすることがないように、
3センチ間隔の「接結糸」と呼ばれる糸で
ガーゼ面とパイル面がしっかりと結びつけられています。

また、片面をガーゼにしたことで、
1枚のタオルをつくるときに使う糸の量を
減らすことができましたので、
コンパクトにたたむことができ、軽くて、
乾きやすいタオルになりました。









<やさしいタオル>のパイルは、
ピマコットンを100%使っています。
世界のコットンの生産量の
0.5%にも満たない、
高級綿の、超長繊維綿のなかから、
アメリカ南西部で作られた、
この綿を選びました。

ピマコットンは、「超長繊維綿」の名前の通り、
繊維が長く、毛羽だちの少ない、細くてしなやかな糸です。
<やさしいタオル>のパイル面には、
この糸を2本縒り合わせて1本の糸にした「双糸」を使っています。
もともとの糸が細くしなやかなので、
途中で切れたり、毛羽だったりすることが少ないいまま、
ゆるく、ふんわりと縒ることができました。
この糸でパイルをつくるので、柔らかい手触りになるんですよ。

さらにこの糸には、
「LA加工」という特殊加工をあらかじめほどこしています。
これは、綿糸を「液体アンモニア」に浸けることで
乾燥しても、糸を綿花の内側にあるときと同じように、
ふっくらと弾力のある状態に変化させるというものです。

LA加工あり
断面 側面
LA加工なし
断面 側面

通常の糸ですと、濡れているときには繊維がふくらみ
乾いたときには縮むため、
パイル糸がよじれて寝てしまうことがあります。

LA加工あり LA加工なし

しかし、「LA加工」を施した糸を使ったパイルは、
弾力があり、キメのそろった状態が
長持ちするんです。

キメがそろって立ち上がったパイルは、
空気を多く含むことができるので、
肌にふれたときにあたたかさを感じ、
吸収した水分も素早く乾かします。









<やさしいタオル>のガーゼ面は、
木綿のさらっとした風合いを大切にするために、
パイル面の糸とは違う、ちょっとざっくりとした、
太めの糸を使って作りました。
でも、太いだけだと、
ごわごわした手触りになってしまいますので、
縦糸は、細い糸を縒り合わせた「双糸」です。
これによって、しなやかさをだしているのです。

そして、吸水性を高めるために、
織りを密にしています。
ゴシゴシふかなくても、
顔の汗などでも、軽く押しあてるだけで、
水分が吸収されていきます。
お化粧の上からそっと汗をおさえるのにも、
とても重宝しますよ。
髪の毛を乾かすときも、パイル面でざっと
水滴をぬぐったら、
ガーゼ面で挟み込むようにおさえて乾かせば、
髪の毛も痛みません。









多くのタオルは、最後に柔軟剤をいれて仕上げをします。
柔軟剤は、繊維をコートするものなので、
親水性が低くなり、水をはじいてしまいます。
工場で使われる柔軟剤は家庭で使われるものよりも
強力で、1回や2回洗濯をしただけでは、
なかなか落ちません。
買ったばかりのタオルが水を吸わないというのは、
これが理由なんです。

でも、<やさしいタオル>は、
もともとのパイルがやわらかなので、
柔軟剤を使う必要がありません。
<やさしいタオル>を作っている
愛媛県今治市にわき出している
四国山脈からの伏流水で
洗浄されているだけなのです。
だから、使い始めから、
水をぐんぐん吸ってくれて、
すぐに肌になじんでくれるんです。

とはいうものの、お届けしたタオルは、
一度洗濯をすることをおすすめいたします。
<やさしいタオル>が工場から出荷されるときには、
積み重ねて発送場所に届きます。
どうしても、タオル自体の重さで、
ぺったんこにつぶれてしまっているんです。
また、タオル保護用のパッケージのにおいが
移ってしまっていることもありますので、
一度洗濯をしていただいて、においを取り、
つぶれてしまったパイルをふっくらさせてから
お使いいただくことをお勧めいたします。