【材料】(5〜6人分)
ゼラチン(粉末) 大さじ1
水 大さじ2
抹茶大さじ1.5
砂糖 大さじ5
牛乳 250ml
生クリーム 100ml
*材料と道具のこと
・抹茶は緑茶の一種である碾茶(てんちゃ)を
ごく細かい粉末状にしたもの。
お寿司屋さんで出される粉茶とは違うものです。
(家でお茶の葉を細かく挽いたら抹茶になるのではと
試したことがありますが、できませんでした...)
抹茶は値段に幅がありますが、
特別なものを買う必要はありません。
私はふだん、製菓用の抹茶(発色がよい)ではなく、
スーパーなどで販売されている、
500円前後の買いやすいものを選んでいます。
苦みや風味もさまざまなので、一度作ってみてから、
お砂糖の量を加減してみてください。
・ゼラチンは粉末と板状のものがありますが、
今回はより手に入りやすい粉状のものを使いました。
他に液体を固めるものとして寒天、
アガーなどがありますが、使用方法、
食感が違うので、
今回は粉末のゼラチンを使ってください。
・ボウルはステンレスのものが
早く冷えるのでおすすめです。
【下準備】
・氷を用意しておく。
ボウルに水を少量張って凍らせたり、
保冷剤を使ってもよい。
・小さな器に水大さじ2を入れ、
ゼラチン大さじ1をふり入れ、
そのまま5分おいてふやかす。
*ゼラチンに水を加えるときれいに混ざりにくいので、
必ず水にゼラチンを加える。
【作り方】
1.ボウルに抹茶と砂糖を入れ、
牛乳を少量ずつ加えて抹茶に馴染ませるようにして混ぜ
(一気に加えると抹茶がダマになりやすい)、
馴染んだら残りの牛乳をすべて加え、
鍋に濾(こ)し入れる。
中火にかけ時々へらで混ぜながら、
鍋のふちに小さい泡がふつふつ出てきたら火を止め、
ふやかしておいたゼラチンを加え、
よく混ぜて溶かす。
*沸騰するとゼラチンが固まりにくくなるので注意する。
ゼラチンは溶け残ると固まりにくくなったり
ダマになるのでしっかり溶かす。
2.抹茶液をボウルに移し、
氷水をあてて冷やしながらへらで混ぜる。
5分くらいまでは変化がないが、
7分〜10分くらいでトロみがつきはじめ、
マヨネーズ状にどろっとしたら、
別のボウルで生クリームを手早く同じ固さまで泡立てる。
生クリームを抹茶液に加え、
泡立て器でなめらかになるまでよく混ぜ、
好みの器に流し入れ、冷蔵庫に入れて冷やす。
抹茶液とクリームを合わせる時、
電動のハンドミキサーを使うとババロアの気泡が
粗くなることがあるので、
泡立て器で混ぜた方がよりなめらかになる。
*生クリームを後から泡立てるのが心配な場合は、
抹茶液を冷やし始めて5分くらいまでの間に、
クリームをゆるくトロみがつくまで泡立てておくとよい。
この段階でしっかり泡立ててしまうと、
抹茶液と固さをそろえるのが難しく、
混ざりにくくなってしまうので、泡立てすぎないようにする。
*抹茶液のトロみ具合とクリームの泡立て方で、
できあがりの食感も変わります。
早めのどろっでクリームと合わせると、
ムースに近いぷるんとした食感、
しっかりどろっとしてから混ぜると、
ふんわりとした食感になります。お好みでどうぞ。