ちいさなレシピを1ダース。
NO7
 
抹茶ババロア:水大2+ゼラチン大1を5分おく。抹茶大1.5+砂糖大5に牛乳250mlを少しずつ混ぜて濾し中火に。沸騰前に火を止めゼラチンを入れ溶かし、ボウルに移し氷水にあてどろっとする迄10分位混ぜる。手早く生クリーム100mlを同じ固さに泡立て加え、しっかり混ぜ冷す。 #LR1
なかしましほ

2012-06-22(FRI)


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・完成したおやつをパシャッと撮影、
 写真付きでツイートします。

・ハッシュタグは→ #LR1 (かならずつけてくださいね)

・レシピに関する質問には、ほぼお答えしない企画です。
 140文字以下のちいさいレシピに想像をふくらませて、
 それぞれのおやつをつくりましょう!

・おやつの画像は、翌週水曜日の午前11時が締め切りです。

・翌週の木曜日には、ツイートされたおやつ画像のなかから、
 なかしまさんが「なかしま賞」を選定します。
 「なかしま賞」には、
 フードムードのクッキーBOXをプレゼント!
 (海外の方には、別のものをご用意いたしますね。)

・同じく木曜日、そのレシピでできるおやつのことを、
 なかしまさんがじっくり解説してくれます。

・ツイッターのことがよくわからない方は、
 メールで画像とメッセージをどうぞ。

 

みんなのツイート

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みんなのおやつ画像
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ちいさなレシピも半分を過ぎました。
7つ目はこれからの暑い季節にぴったりな、
抹茶ババロアを紹介します。
ババロアは軽く泡立てた生クリームを加えた、
ふわっととろける冷たいおやつ。
今回のレシピは、
抹茶のほろ苦さを生かしつつ甘みもあるので、
ふだん抹茶味が苦手な方にも
召し上がっていただけたらいいなと思っています。

作り方の一番のポイントは、
ゼラチンの入った抹茶液にしっかりトロみをつけること。
トロみがつく前に生クリームと混ぜてしまうと、
冷やし固めている間にクリームの層と分離して
ゼリー状に固まってしまうので、
ふんわりしたやわらかさが出ません。
トロみ加減を見極めて、
生クリームを加えることが一番のポイントです。
氷水にあてて冷やしていると、
最初の5分くらいは変化がないので心配になりますが、
10分前後経つとと、
だんだんどろっとしてくる瞬間があります。
この変化を見逃さないようにして、
同じ固さに立てた生クリームを加えます。

実はここで告白してしまうと、
わたしは少々カフェインに弱いため、
抹茶味が大好きなのに、あまり食べられません。
でもあのとろっとするこの過程が楽しくて、
また作ってしまうんですよね。
このままでももちろんおいしいのですが、
あずきを添えていただくのもおすすめ!
簡単な作り方を紹介しますので、
こちらもぜひ試してくださいね。



140文字以上のくわしいレシピ


【材料】(5〜6人分)
 ゼラチン(粉末) 大さじ1
 水 大さじ2
 抹茶大さじ1.5
 砂糖 大さじ5
 牛乳 250ml
 生クリーム 100ml

*材料と道具のこと
・抹茶は緑茶の一種である碾茶(てんちゃ)を
 ごく細かい粉末状にしたもの。
 お寿司屋さんで出される粉茶とは違うものです。
 (家でお茶の葉を細かく挽いたら抹茶になるのではと
  試したことがありますが、できませんでした...)
 抹茶は値段に幅がありますが、
 特別なものを買う必要はありません。
 私はふだん、製菓用の抹茶(発色がよい)ではなく、
 スーパーなどで販売されている、
 500円前後の買いやすいものを選んでいます。
 苦みや風味もさまざまなので、一度作ってみてから、
 お砂糖の量を加減してみてください。
・ゼラチンは粉末と板状のものがありますが、
 今回はより手に入りやすい粉状のものを使いました。
 他に液体を固めるものとして寒天、
 アガーなどがありますが、使用方法、
 食感が違うので、
 今回は粉末のゼラチンを使ってください。
・ボウルはステンレスのものが
 早く冷えるのでおすすめです。

【下準備】
・氷を用意しておく。
 ボウルに水を少量張って凍らせたり、
 保冷剤を使ってもよい。
・小さな器に水大さじ2を入れ、
 ゼラチン大さじ1をふり入れ、
 そのまま5分おいてふやかす。
 *ゼラチンに水を加えるときれいに混ざりにくいので、
  必ず水にゼラチンを加える。

【作り方】
1.ボウルに抹茶と砂糖を入れ、
 牛乳を少量ずつ加えて抹茶に馴染ませるようにして混ぜ
 (一気に加えると抹茶がダマになりやすい)、
 馴染んだら残りの牛乳をすべて加え、
 鍋に濾(こ)し入れる。
 中火にかけ時々へらで混ぜながら、
 鍋のふちに小さい泡がふつふつ出てきたら火を止め、
 ふやかしておいたゼラチンを加え、
 よく混ぜて溶かす。
 *沸騰するとゼラチンが固まりにくくなるので注意する。
  ゼラチンは溶け残ると固まりにくくなったり
  ダマになるのでしっかり溶かす。

2.抹茶液をボウルに移し、
 氷水をあてて冷やしながらへらで混ぜる。
 5分くらいまでは変化がないが、
 7分〜10分くらいでトロみがつきはじめ、
 マヨネーズ状にどろっとしたら、
 別のボウルで生クリームを手早く同じ固さまで泡立てる。
 生クリームを抹茶液に加え、
 泡立て器でなめらかになるまでよく混ぜ、
 好みの器に流し入れ、冷蔵庫に入れて冷やす。
 抹茶液とクリームを合わせる時、
 電動のハンドミキサーを使うとババロアの気泡が
 粗くなることがあるので、
 泡立て器で混ぜた方がよりなめらかになる。

 *生クリームを後から泡立てるのが心配な場合は、
  抹茶液を冷やし始めて5分くらいまでの間に、
  クリームをゆるくトロみがつくまで泡立てておくとよい。
  この段階でしっかり泡立ててしまうと、
  抹茶液と固さをそろえるのが難しく、
  混ざりにくくなってしまうので、泡立てすぎないようにする。
 *抹茶液のトロみ具合とクリームの泡立て方で、
  できあがりの食感も変わります。
  早めのどろっでクリームと合わせると、
  ムースに近いぷるんとした食感、
  しっかりどろっとしてから混ぜると、
  ふんわりとした食感になります。お好みでどうぞ。




【材料】(5〜6人分)
材料(作りやすい分量)
あずき 1カップ
砂糖 1カップ

【作り方】
1.あずきはざるに入れさっと水で洗い鍋に入れ、
 たっぷりの水を加えて強めの中火にかける。
 沸騰したら少し火を弱め、
 3分ほど煮て、一度ざるにあける。
 再びたっぷりの水を加え中火にかけ、
 沸騰したら豆がゆらゆら踊るくらいの火加減に弱め、
 ふたをして煮る。
 豆が水から顔を出さないように適宜水を足しながら
 1時間前後煮て、豆が完全にやわらかくなればOK。
 少しでもひっかかるような固さが残っていると、
 この後お砂糖を加えてもやわらかくならないので、注意する。

2.水分がたくさん残っていたら
 ざるで軽く水を切って鍋にもどし、
 少なければこのまま、砂糖を加えて弱めの中火にかける。
 へらで混ぜると豆がつぶれやすいので、
 軽くゆすりながら砂糖をとかし、
 やさしくへらで底からすくうようにして、好みの固さまで煮詰める。



発表! なかしま賞!!
冷蔵庫にたっぷり入ったババロア、
お母さんとのたのしいおやつ作りの様子が目に浮かびました。
早く元気になりますように!
(@aosanorist)さん
おかんが元気ない、という人生初の出来事。
あの日から毎日電話をして、
今日は実家に帰って一緒に山に行って、
一緒に抹茶ババロアを作った。
おいしたのしうれしかた!
山の神さまとおやつの神さまに心よりの感謝を(。-人-。)


2012-06-28(THU)



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