ラジオを聴いていたら、電話を使った投票の知らせをやっていた。
質問は「結婚相手を選ぶ決め手は、ホニャララだ!」の、
その、ホニャララの部分に、
あなたの考えるコトバを入れてくださいというものだ。
ここに、「お金」以外のコトバを思いつくのは難しいだろう。
ほんとはそう思ってなくたって、
「誠実さ」とか「相性」とか「縁」とか「生活力」とかは、
なかなか単語として考えつきにくいのではないか。
だから「お金」という答えがテレゴングで第1位になると思う。
そして、その結果についてスタジオのトークで、
「嘆かわしい」とか話をもりあげるんだろうと想像する。
イメージは短くてわかりやすいコトバほど広まる、という例だな。

今日は、ダイニング部・ライブ中継の日です。
玄関前に炭火を出して、秋刀魚をがんがん焼きます。
消防暑に連絡しておいたほうがいいかなぁ?
(いつものように15時くらいから夜までずっっとナマ中継です)

そして、大瀧さんインタビュー第23回は、
本文より註のほうが長いんじゃないかってくらいの構成(笑)。
清水ミチコさんの日記、何日ぶんか読むと、
なーんか、温泉なものがあります。

ああ、まだ書きたいから、
つきあってくれる人は下も読んでください。

西武球場に舞台を移しての日本シリーズ。
ぼくの重要視していたのは、所沢の寒さだった。
ライオンズの選手は、
この季節の日本シリーズも経験しているし、
所沢の寒さも知っている。
知識としてでなく、カラダが知っているのだ。

ところが、横浜の選手たちは、
この時期に野球したことがない。
38年間も、いまの時期に野球をしていないというだけではない。
所沢のように「秋なのに冬みたい」な場所で、
野球をしていないのである。
スポーツ選手とか、ストリッパーは特別な肉体を持っていて、
冬でも寒くないのだと思っている人(ばか)がいる。
そんなことがあるはずはない。選手だって寒いのだ。

ところが、西武の選手たちは、この普通でない所沢の寒さを、
知っているわけだ。
知っていて、なれてしまえば、我慢できないほどのものではない。
マルちゃんも、潮崎も半袖のアンダーシャツだった。
しかし、ベイスターズの選手たちは、長袖だった。
「寒いな、こりゃ」と、カラダが感じていて、
その寒さを「もうひとつ対応しなければならない要素」として、
いつもより余計なストレスを(無意識にでも)感じているのだ。
この、もうひとつ感じていることがある、というのは、
なかなか大変なことなのだ。
ありうるな、ということをわかっている選手、
前に経験したことのある選手は、そのぶんの対応ができる。
西武の選手は、「寒い所沢モード」がセットされているのだ。

横浜で、西武の選手ほどではないだろうが、
「寒い所沢モード」を持っているのは、
かつてパリーグにいた中根、
そして日本シリーズの所沢を経験している駒田選手、
阿波野投手もいいかもしれない。

回が深くなったら、カラダも暖まって、
寒さにもなれてくるだろうが、
序盤の展開では、寒さはかなりの問題になる。

たいしたことないことだと思う人は、
いまの時期に所沢球場で寒さに震えたことのない人だ。
ぼくは、知っている。
冬支度でも寒いんだよ、あそこは。
横浜とは、ぜんぜんちがうんだから。

「寒さのストレスで、カラダがかたくなる」→
「かたい自分に気づく」→「思うように動けない」→
「そこを西武につかれる」
こういう展開で、横浜は星を落とす。
ここまで、ぼくは予言していた。

予想は当たった。四球の連発や野手のミスは、
かたさが原因だと思う。
先取点をとられることで、
ベンチもお祭り気分でいられなくなり、
ますます寒さが身にしみる。

ベイスターズは、所沢の寒将軍に負けた。
第四戦は、すこし寒さにも慣れた状態でプレイができる。
あと、大事なのは、先に点をとることだ。
寒さを感じなくてよくなるためには、
「お祭り(非日常)」に生きる事だと思うからだ。
勝つぞ勝つぞのノリノリムードで、試合をすすめる。
これができれば、第四戦は、またいい勝負ができる。

裸祭りの男たちは、寒さを忘れている。
さぁ、横浜二勝のあと西武一勝。
この次の試合、楽しみだなぁ・・・。

1998-10-23-FRI

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