ミーティングをします(3月14日)

・今日、お昼くらいから、
 「ほぼ日」の他の予定の入ってない乗組員たちと、
 新入社員の田村淳さんと、
 『BRUTUS』の仕事で密着取材していた伊藤総研さんで、
 「東日本大震災」で、ぼくらのできることについて、
 ミーティングをします。
 
 ミーティングの場所やら、イメージを考えてました。
 そこでの、ぼくの最初の発言さえ想像できました。
 「おれは、非常時向きの人間じゃないんだけどさ」
 たぶん、そう言うはずです。
 まことに、非常時向きでない人間なのです。
 玩具とおなじ、不要不急の人間ですし、
 そういうふうに生きてきました。
 好んでそういう道を選んでいますし、
 そのことに誇りさえ感じております。
 
 そんな人間が不得手な「非常時」のことを、
 本気で考えようとしているのですから、
 やっぱり、よっぽどのことだと思うのです。
 そうできるときが来たら、速やかに、
 不要不急の「平常時」の人間にもどりますから、
 たのしみにしていてください。
 しっかりと、くだらないやつとして尽力します。
 
・で、そんな人間でも、じぶんを活かせるような、
 「支援」の方法を考えようというわけです。
 怒鳴ったりにらんだり、批判し合ったりするのではなく、
 現地の、いちばん大変な思いをしている人たちの
 邪魔にならず、役に立つにはどうしたらいいか。
 誰でもが、真剣になりさえすればできることを、
 考えとしてまとめて、提案しようと思っています。
 
 東京は、地震の影響、かなり少ないほうだと思います。
 ただ、あの時の異常な感覚を味わったぼくらは、
 最悪の被害について「じぶんだったかもしれない」
 というふうにも思えるのです。
 けっしてうれしい共感ではないけれど、
 そこを基本的な出発点にして、なにができるかを、
 組み立てていこうと思います。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
前から予定していた企画を、予定どおりに更新しています。

「今日のダーリン」より