西本 |
この日はぼく、全体的にTBSに注目です。
「筋肉バトル」も「SASUKE」もなくなったいま、
個人的にいちばんおもしろそうな
スポーツバラエティーだと思っているのが
「炎の体育会TV」なんですよ。 |
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18:00 |
炎の体育会TV特別編 五輪メダリストを豪華有名人がドッキリ表彰
元日の夜6時から!『炎の体育会TV』3時間スペシャル!!正月に相応しい白熱バトルが続々!! |
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糸井 |
あ、これはちょっと期待ですね。 |
永田 |
すいません、それはどういう番組ですか。 |
西本 |
有名なスポーツ選手と
タレントがガチで対決をするんです。 |
糸井 |
要するに、ワッキーみたいな、
ちゃんとやれる芸人さんたちが出てきてね。 |
西本 |
「ワッキー対なでしこジャパン」
みたいなことを、けっこう本気でやるんです。 |
永田 |
へえー、そうなんだ。
ちょっとよさそうだね。 |
糸井 |
あ! でも、オレはこっちを見るわ。
この日は決まったな!
「ほこ×たてスペシャル」。 |
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18:00 |
ほこ×たて 元日5時間超SP史上最大の頂上決戦8連発!!
▽絶対穴開かない金属VS絶対穴開ける超進化ドリル▽No.1投手マエケンVS13歳世界No.1少年野球チーム▽絶対にぶっ壊す鉄球VS強靭なガラスほか生放送企画も |
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西本 |
糸井さん、それ好きですねえ(笑)。 |
永田 |
これはぼくも見たことあります。 |
西本 |
うちの子が好きなんですよね。 |
永田 |
うちの子も好きですよ。 |
糸井 |
「ほこ×たて」はおもしろいよ、やっぱり!
だってさ、ほんとにどうなるんだろう、
って思うじゃない? |
永田 |
糸井さん、子どもみたいなこと言ってますね。 |
西本 |
ほんとだ。子どもとおんなじこと言ってる。 |
永田 |
「ほんとにどうなるんだろうって思うじゃない?」
だって(笑)。 |
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西本 |
「ほんとにどうなるんだろうって思うじゃない?」
だって(笑)。 |
糸井 |
だってそうだろう。
ほんとにどうなるんだろうって思うじゃないか! |
永田 |
そうですけど(笑)。 |
西本 |
やめてください、ダメだ、
すごくおもしろくなってきた(笑)。 |
糸井 |
いや、だってな、見てると、ほんとに、
「これ、どっちが勝つのかな?」って‥‥。 |
永田 |
だから、そういう番組なんですよ(笑)! |
糸井 |
なんか、変なこと言ってる? |
西本 |
言ってないからおもしろいんですよ。 |
永田 |
どうでもいいけど、
「ほこ×たて」長いっすね!
何時間? 5時間? 6時間? |
糸井 |
つけっぱなしでどうぞ、ってやつでしょ。 |
永田 |
これさ、ひっぱるっていうか、
見てるとひっぱられちゃうんですよね。 |
西本 |
そうそうそう。
とくに今回、昔やった名勝負の
再戦ものとかあるかもしれませんから、
より、ひっぱられちゃいますよ。 |
糸井 |
だから、「どっちが勝つのかな?」
って思っちゃうわけだろ? |
永田 |
そうです(笑)。 |
西本 |
思っちゃいます(笑)。 |
糸井 |
だったら、ひっぱられちゃったら
いいじゃないか。 |
永田 |
逆に、あんだけひっぱられると、
いっそ目が離せたりもしますし。
もう、お風呂入っちゃったけど、
まだ大丈夫だった、みたいな。 |
糸井 |
そもそも5時間以上もずっと見てられないでしょ。
そういうつくりにしてあるんだと思うよ。 |
西本 |
ぼくはこの「ほこ×たて」の
東野幸治さんの出方がすごく好きで。 |
糸井 |
あーー、わかる、わかる。 |
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永田 |
いいですよね。
いろいろ語って、場をへんに盛り上げながら、
きっちり負ける方に賭けてる、という。 |
西本 |
はい。
ちゃんとピースの綾部さんとかをいじって、
いったん悪者にしておいて自分が負ける、
とか、ほんといい仕事してる。 |
糸井 |
いいんじゃないかあ。
ついたちはもう俺は「ほこ×たて」だな。
「ほこ×たて」で、夜からすき焼きだな。 |
永田 |
「すき焼き」は番組じゃありません! |
糸井 |
「すき焼き」は番組じゃないけど、
「ほこ×たて」は料理みたいだな。 |
西本 |
あ、なるほど。 |
永田 |
「なるほど」じゃないだろう。 |
糸井 |
あと、「ほこ×たて」と
「ほたて」が似てるっていうのもポイント。 |
永田 |
ぶふぁ。 |
糸井 |
あ、笑った。 |
西本 |
笑った。 |
永田 |
笑ってない! |
糸井 |
同じ時間帯の日テレの
「TOKIO×嵐
ウルトラマンDASH!!」ってなんだ? |
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18 |
18:00 |
恒例 元日はTOKIO×嵐 3分間で奇跡を起こせ ウルトラマンDASH
スポーツ&職人界の超人=ウルトラマンが奇想天外なチャレンジ!福原愛感動!世界が仰天した中村俊輔フリーキック再び…走る船から家の窓へボールを入れろ▽五輪メダリス |
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西本 |
「中村俊輔のフリーキックで
船からボールを家に入れられるか」。
これ、前もやってたような。 |
糸井 |
うん。見た気がする。 |
永田 |
なんか、バスの窓に入れるやつ、見ましたよ。 |
西本 |
そうそう、ああいうやつでしょう。 |
糸井 |
あれはおもしろいんだけど、
おもしろくないんだよなぁ。 |
ふたり |
そうそうそうそうそう。 |
糸井 |
おもしろいんだけどね。 |
永田 |
おもしろくないんですよね。 |
糸井 |
あと、石川遼くんが遠くにある風船を
バーンと打ち抜くやつなんかもあってさ。 |
西本 |
ああ! ありました! |
糸井 |
おもしろいんだけどね。
見ちゃうんだけど、なんだかなぁ。
なんだろうね、あれは。
「できるんでしょうか?」っていうやつね。 |
永田 |
思えば、いまの特番って
ほとんどその形じゃないですか?
「できるんでしょうか?」っていって
延々ひっぱっていくという。 |
西本 |
つまり、ひっぱった時点で、
じつは終わってるんですね。 |
糸井 |
そうそうそう、だって、どっちかなんだから。 |
永田 |
「どっちかなんだから」(笑)。 |
糸井 |
どっちが勝つか、とかさ。
フリーキックが入るか、とかさ。
大きい魚がとれるか、とかさ。
ええと、なんの話だっけ? |
西本 |
ええと、もともとは「TOKIO×嵐」の話ですね。 |
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21:00 |
恒例 元日はTOKIO×嵐 嵐にしやがれ2時間半SP怪物番組が嵐で今夜大復活
元日SPはマッチ先輩と嵐初対決!歌のジャニーズ大辞テン…大野ギャル女装で渋谷へ…櫻井水中ジェスチャー…相葉爆破ドッキリ…二宮電波少年アポなし…松潤恐怖寺ドッキリ |
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永田 |
これ、ようするに
9時からは「嵐」ってことですかね。 |
糸井 |
ね。 |
西本 |
6、7、8時台はTOKIOで。
あと、TOKIOの番組のVTRを
嵐がいっしょに見てるっていう
可能性はあるかもしれないけど。 |
糸井 |
でも、なんだかんだいって、
この長い時間を持たせちゃうんだろうな。
けっこう、あちこちに見せ場があって。 |
永田 |
そう思います。
子どもが嵐の番組のスペシャルを
よく録画してるんですけど、
飛ばしながらみるとおもしろいですよ。 |
糸井 |
そういう見方に向いてるのかもね。
でもなぁ、自分が古いだけかもしれないけど、
オレ、正月と暮れに録っておいたビデオを
見た覚えがないんだよな。 |
西本 |
いえてます! |
糸井 |
それの典型的なのが、去年もいったけど、
ダウンタウンの「笑ってはいけない」で。
見るとおもしろいって信用しきってるから、
なんか、録画するだけで、見ないという。 |
永田 |
逆に、紅白の合間とかに、
ちょっとチャンネル合わせたりすると
見ちゃったりしますよ。 |
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糸井 |
そうなんだよ。
で、やっぱりおもしろかったりね。 |
永田 |
そうそうそう。 |
糸井 |
だから、あれだね、ああいうのは、
「仲間が出てるのを見てるような気持ち」で
見たほうがいいんだよね。
仲間入りしないとつまんないというか。 |
西本 |
なるほど、なるほど。 |
糸井 |
つまり、あのマネージャーの人が‥‥。 |
西本 |
藤原さん。 |
糸井 |
藤原さんが出てくるだけで
笑っちゃうんだよね、って
ところがないとダメなんだよね。
プロレスを見るようなもんだね。 |
西本 |
あーー、プロレスですね。 |
永田 |
ああ、そうだ、なるほど! |
糸井 |
プロレスって、急に見てもダメでさ、
その人たちを知ってないと
楽しめないじゃないですか。 |
永田 |
うんうんうんうん。 |
糸井 |
みたいなことに、
テレビ全体がなってるのかもね。 |
西本 |
ぼくもある種のお笑い番組に関しては
もう懐かしいものを見るみたいな、
同窓会を見てるみたいな感じなんですよ。
悪い意味だけじゃなく、
そういうふうにおもしろいというか。 |
永田 |
そういう
「知ってるとわかる同窓会みたいな番組」
がある一方で、
「誰が出てようとある程度たのしめる
雑学系のクイズ番組」
みたいなものもあって。
「問題と答え」が主役、みたいな。 |
糸井 |
ああ、そうだね。そういうのって、
短いスパンでは目が離せないけど、
長い時間では目が離せるんだよね。
それがいまのテレビなんだよ。 |
西本 |
あーー、なるほど。 |
永田 |
なんか、例年になく、
こんなところでまとめみたいなことを。 |
糸井 |
やっぱりほら、
いろんなマンネリを禁じたことで、
ちょっとシャキッとしてるんだよ。 |
永田 |
ちょっと目を下に移しまして、
遅い時間はどうなってますかね。 |
糸井 |
「ドリームマッチ」がありますね。
「ドリームマッチ」は、
けっこうまじめにたのしみにしてるんですよ。 |
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21:00 |
史上空前!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ2013
正月恒例の“笑いの祭典”元日の夜!一夜限りのシャッフルコンビで初笑い!! |
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西本 |
あ、そうですか。 |
糸井 |
ドキドキするんですよ。
「ここはつらいだろうなぁ」とか思って。 |
永田 |
緊張感がありますよね。
スポーツっぽいというか。 |
糸井 |
この間、気仙沼で矢野顕子と
いっしょにやったワークショップもそうだったけど、
自分で自分に「一飜縛り(いーはんしばり)」
してるつらさがね、おもしろいんですよね。 |
永田 |
あーー、なるほど。 |
西本 |
ちなみに気仙沼でのワークショップでは、
矢野顕子さんと糸井重里が
お客さんの前で曲をひとつつくる、
ということをやりました。 |
糸井 |
やっぱり、
「できるに決まってる」というところから
どのくらい離れるかっていうのが
おもしろさのポイントなんだよね。 |
永田 |
実際できなかったりもしますもんね。 |
糸井 |
します。 |
西本 |
ちゃんと「できない」のために
たむらけんじさんが入ってたりしますから。
あの人の場合は、「できない」ほうが正解というか、
そっちのほうが「できてる」というか。 |