あやや

つぎ、行っていいですか。
私、すっごい‥‥
すっごい、たのしみにしてるのがあるんです。
『運命に、似た恋』、
９月からもうはじまってるんですけど、
私がずぅっとプッシュしてきた
タクミくんが‥‥！

森下

斎藤工くん。

あやや

あの、永田さんですら、
「タクミ」と読めるようになったタクミくんが！

──

‥‥コホン。
「斎藤工」と書いて、
「サイトウタクミ」と読む！

あやや

すばらしい、すばらしい（拍手）！
永田さん、すごい成長です！
あとは編集を早くしてください。

──

そういうこと言うなよ。

あやや

とにかくたのしみなんです！
あのタクミくんが、
大人の恋を描く「ドラマ10」の枠に出ます！

荒井

主演は、原田知世さん。
原田知世さんは、
このドラマと同じ北川悦吏子さんの脚本で
スペシャルドラマありましたね。

森下

『三つの月』。

荒井

そうです、そうです。
ここ数年、北川悦吏子さん脚本の
スペシャルドラマが３本ほどあって、
常盤貴子さんと谷原章介さんの
『月に祈るピエロ』とか、
どれも落ち着いた感じでいいんですよ。

あやや

へぇー、観たかった。

──

原田知世さんは
45歳のシングルマザー役です。
高校生の息子と二人暮らし。

あやや

私ね、等身大ですよ。
もうこのへんの大人の恋は。

森下

等身大。

あやや

等身大パネルですよ。

──

いいから、そういうの。

あやや

つまり、ドラマファン的に、
いい感じで感情移入できそうだということです。
等身大パネルです！

──

想像したらおもしろすぎるからやめてくれ。

森下

「あややの等身大パネル」（笑）。

荒井

でも、いいキャスティングですよね、ほんと。

あやや

いいですよねぇ、タクミくんと原田知世さん。
私は実際の年齢的には
山口紗弥加さんに近いのかな。
あとは、大後寿々花ちゃんね、この子好き。
渋谷謙人くん、いいじゃないですか。
あー、草笛光子さん、きれいだよねー。
うわー、ぜんぶいいですよ、このキャスト。

──

ええと、お話がどうかというと、
クリーニング店で懸命に働く
カスミ（原田知世）は、
ユーリ（斎藤工）という
若手No.1デザイナーの男に出会う。
ユーリはカスミに馴れ馴れしく
ちょっかいをかけてくる。

森下

‥‥こんなことあろうかねぇ。

あやや

あら、言っちゃった。
あら、言っちゃった。

一同

（笑）

あやや

「こんなことあろうかねぇ」って、
そりゃドラマぜんぶそうですよ。

──

森下さん、ドラマの脚本家が
言うことばとは思えませんよ。

森下

ひゃー、ごめん、ごめん、
つい、素のおばさんになっちゃった（笑）。

荒井

はははははは。

あやや

いや、でもね、でもね、
「シングルマザーが恋した若き一流デザイナー」
っていうことなら、
ありえるかもしれないですよ。

森下

うん、「恋した」はあるとしても、
でもさ、素のおばさん目線でいえばさ、
「恋される」ってのはさ！

あやや

いや、ないことはないんじゃないですか？
私の人生には残念ながら絶対ないけど、
ないことはないんじゃないですか？

森下

クリーニング屋さんに勤務してたら、
世界的な若手デザイナーがやって来て、
馴れ馴れしくちょっかいを出してくれるのかい。
それはあまりにも、うらやましすぎやしないか！

──

いつの間にかうらやましいって話に（笑）。

あやや

ええ、ええ、たしかに、うらやましい！

──

あ、でも、よく読むとこれ、
富裕層向けの高級クリーニング店という
ちょっと変わった設定ですよ。

森下

あ、なるほど。

あやや

うん、ぎりぎり成立しそうな話になってますよ。
ほらほら、これはけっこう
キュンキュンしちゃうんじゃないですか？

森下

キュンキュンの予感？

あやや

キュンキュンの予感です。
たぶん、ドラマファンのコア層である
アラフォーの人たちも
キュンキュンしたくて
待ちかまえてると思いますよ。

荒井

タイトルが『運命の恋』じゃなくて、
『運命に、似た恋』ってあたりがまた、
ぎりぎりあるかも、っていうセンを
におわせてますね。

あやや

そうそうそうそう。
しかも北川悦吏子さんのラブストーリーですからね。
私、学生のころ、北川悦吏子さんのドラマ観て
ドキドキしてた世代だから、
もう、胸が締めつけられる感じがします。
どうですか、森下さん？
ドキドキじゃないですか？

森下

私、毎日、ドキドキはしてるよ。

あやや

おお！

森下

新しいポケモン出た瞬間、もう、ドキドキ！
「あああ、間に合うかな！」って。
「逃げるな逃げるな、よっしゃ！」って。

──

‥‥この人から『ポケモンＧＯ』を
取りあげたほうがいいんじゃないかな？
ドラマ界のために。

森下

やだよ！
脚本家最速コンプリートを目指してるのに！

一同

（爆笑）

あやや

それはできる、絶対できる（笑）。

森下

向田邦子賞最速コンプリートでもいい。

荒井

はははははは。いいですね。

あやや

いいね、いいね。

森下

でもさ、クリーニング屋さんにさ、
若き一流デザイナーがやってきてさ、
しかもそのデザイナーが
斎藤工っていうのはさ、
やっぱり、現実的に言ったらさ‥‥。

──

そんなこと言ったら、森下さん、
ポケモンだって、ほんとはいませんからね！

森下

あああああ！

荒井

そりゃそうだ！

あやや

大丈夫、森下さん！
タクミくんもいるし、
コロ助もいるから！

一同

コロ助はポケモンじゃない！

あやや

『砂の塔』、行きましょう。
さあ、みなさん、菅野美穂さんが
帰ってまいりましたー（拍手）。

森下

お帰りなさーい（拍手）。

荒井

久しぶりですね（拍手）。

あやや

ちなみに菅野美穂さん、
さっそくいろいろ出演されるみたいで、
朝ドラ『べっぴんさん』では、
ヒロインのお母さんという
重要な役も演じられるそうです。

森下

ほーーー。

荒井

精力的ですね。

あやや

菅野さん、働く気満々です。
働きマンです。
あっ！　「働きマン」ですよ「働きマン」！
ちょっとこれすごくないですか！
言った私がすごくないですか！

──

うるさいんですけど。

荒井

念のために解説しておきますけど、
安野モヨコさんの人気漫画
『働きマン』がドラマになったとき、
主演したのが菅野美穂さんだったんです。

あやや

「働きマン」が「働きマン」だ！
「働きマン」の「働きマン」だ！

森下

わかった、わかった。

──

超うるさいんですけど。

あやや

さて、みなさん、
ちょっと私はこのドラマに期待しています。
‥‥永田さん、
「なぜですか？」と訊いてください。

──

なぜですか？

あやや

それはね！
菅野美穂さんが脚本を読んで、
「これはぜひやりたいと
　思ったので受けました」と、
はっきりおっしゃってたからです！
菅野さんの言葉、わたしは信じます。
‥‥永田さん、
「へー、それはなぜですか？」と訊いてください。

──

へー、それはなぜですか？

あやや

それは‥‥菅野美穂さんだからです。

荒井

‥‥永田さん、
「意味がわかりません！」とつっこんでください。

──

意味がわかりません！

あやや

理由が詳しく聞きたいですか？
‥‥「聞きたいです」と言ってください。

──

じぶんでやれ！

あやや

よくぞ訊いてくださいました！

森下

訊いてないから。

あやや

あのね、復帰する人気女優さんというのは、
復帰するかどうかのタイミングを
おそらく、ごじぶんでお決めになるんですよ。
つまり、イニシアチブがあるわけです。
いいものなら出るけど、
よくないものなら遠慮するわ、と。
たとえば、山口智子さんが
久しぶりにドラマに復帰するときに選んだのは
是枝裕和さんの『ゴーイング マイ ホーム』という
良質ドラマだったわけですよ！
というわけで、人気女優の復帰作にハズレなし！
そういう原則がドラマ業界にはあります！

森下

へぇー。

──

ドラマ業界のど真ん中にいる脚本家の方が
「へぇー」つってますけど。

あやや

そうに違いないんです！

荒井

まあ、でも、たしかにおもしろそうです。
ちょっと驚いたのが、
共演者として松嶋菜々子さんが。

あやや

そうそう、そうなんですよ。
あの松嶋菜々子さんがスッと脇に回ってます。
松嶋菜々子さん、ついこないだは主役でしたよね。
『吉良奈津子』。

荒井

観ました。

森下

観た、観た。

あやや

松嶋菜々子さんもねー
私、米倉サマとは違う意味で、
生き様が気になっているんです。

森下

そうなの？

あやや

はい、目が離せない女優さんです。
また語り出すと長くなってしまうので、
ひとつだけ言わせてください。
私、松嶋菜々子さんに関して、
ほんっとに感心することがあるんです！
言ってもいいですか？

一同

言うんでしょ。

あやや

あの、松嶋さんって、
ほんっとに、洋服が似合うんですよ。

森下

そ、そこ？

荒井

そこ？

──

そこ？

あやや

ほんっとに似合うんです、洋服。

森下

ははははは。

荒井

洋服（笑）。

──

おしゃれってこと？

あやや

おしゃれなの、おしゃれなの。
おしゃれで、洋服が似合って、
ほんとにファッションリーダーだと思う。
松嶋菜々子さん。

──

つまり、それは、米倉サマの
手や脚がきれいなのと同じように‥‥。

あやや

そうなの！
松嶋菜々子さんの武器は、洋服です！

森下

‥‥すごいよ、あやや。
誰もその角度から切り込んでる人、いないよ。

荒井

洋服（笑）。

あやや

いま、ファッション誌って、
世の中的にあまり
流行ってるわけじゃないと思いますけど、
松嶋さんのドラマは、
まるでファッション誌を見てるかのように
たのしめるんですよ。

荒井

なんか、そんな気がしてきました（笑）。
たしかに、立ち姿とかかっこいいですよね。

あやや

そうなの、そうなのー。
スーツとか着ててもすっごいステキ！

森下

ＯＬファッションの見本みたいな？

あやや

そうなの、そうなのー。
松嶋菜々子さんは、
腕とか脚とか胸とか出さなくてもいいの！
なぜなら、すごい洋服似合うから！

森下

「すごい洋服似合うから」（笑）

──

な、なんか、
ちょっと見たくなってきたぞ。
その「洋服が似合う感じ」を。

あやや

ぜひ、ご注目ください、
洋服が似合う女優、松嶋菜々子さんを！

荒井

「洋服が似合う女優」（笑）。

──

洋服はさておき、内容的には？

荒井

サスペンスものみたいですね。
『美しい隣人』みたいな感じですかね。

あやや

なんか、誘拐されるんですよね。

──

タワーマンションが
キーワードになってるみたいですが。

森下

あー、ちょっとそそられる設定ですね。
私、ご近所サスペンス好きなんですよ。

──

「ご近所サスペンス」！
そんなジャンルが！

あやや

ありますね、
「ご近所サスペンス」！

森下

好きなんですよー、「ご近所サスペンス」。
で、いわゆる刑事モノとかには
じつは、いまひとつ、前のめりになれないんです。

荒井

へーーー。

森下

ご近所の煮詰まった人間関係の中で、
なにかが起こるという、
いやらしい感じのサスペンスが
大好きなんですよー。

あやや

わかる、わかる。
あれとか、お好きじゃないですか？
あの、ユースケ・サンタマリアさんの‥‥。

森下

『火の粉』でしょ！
そうそうそう、ああいうのが好きなの！

荒井

『火の粉』、おもしろかったなぁ。

あやや

あの、ユースケさん‥‥イヤだった‥‥。

森下

イヤでしたねぇ（笑）、
煮詰まった人間関係が
イヤでイヤで、最高でしたね。
ああいうイヤな感じになってくれたら
うれしいんですけどね、
この『砂の塔』も。

荒井

ええと、脚本は池田奈津子さんですね。

あやや

あー、上野樹里さん主演の
『アリスの棘』の脚本家さんだ。
いいですね。
安心して観られるドラマだと思います。
しかも、ＴＢＳでしょ？
あの、松嶋さん、
ＴＢＳの金曜10時のこの枠って‥‥

森下

ん？　んん？　いま、私のこと、
「松嶋さん」って、呼んだ？

あやや

あ、ごめんなさい、
つい、絵が浮かんできて‥‥。

荒井

（笑）

森下

いや、ありがとう！
もう一回呼んでくれてもいいよ。

──

でも、森下さん、この人は
ピカチュウをコロ助と呼ぶような人ですよ？

森下

そうだった（笑）。

あやや

そうとう似てますよ、ピカチュウとコロ助。

──

似てないから。

荒井

似てません。

森下

似てないよ。

あやや

ともあれ、話を戻すと、
『砂の塔』は菅野美穂さんの復帰作！
やっぱり久しぶりの菅野さんがたのしみです！
あと、松嶋菜々子さんの洋服も！

──

いいから。洋服は。

あやや

ちょっと変わったところ行きましょう。
『吉祥寺だけが住みたい街ですか？』です。
これ、原作の漫画を、
このページをデザインしてる
みっちゃんから薦められて読んだんですけど、
すごいおもしろかったんですよ。

森下

あ、たしかにおもしろそう。
なんていうか、ドラマ向きの漫画っぽい。

荒井

しかも、テレビ東京の深夜っていう
組み合わせもよさそうですね。

──

30分ドラマなんですね。

あやや

街の不動産屋さんの姉妹が、
物件を紹介するんだけど。

──

姉妹なんだ。

あやや

そう、双子の姉妹なの。１話完結もの。
私、じつはこれ、今回の
裏本命じゃないかと思ってるんですよ。
あの、NHKプレミアムのナンシー関さんの
ドラマってご覧になりました？
『ナンシー関のいた17年』。
あれ、おもしろかったんですけど、
主演したのがこの安藤なつさんなんです。

荒井

似てましたよね。

あやや

はい。妙にリアルでした。

荒井

演技もよかったですね。

あやや

そうなんですよ。
無表情なんだけど、うまいっていうか。
リリー・フランキーさんとかも
そうじゃないですか。
とくに表情変えたりしないんだけど、
すごくうまい。あの感じに近いです。

──

役者さん？　芸人さん？

荒井

芸人さんです。お笑いコンビ。

あやや

「メイプル超合金」です。
カズレーザーの相方です。
いま、すごく売れてきてますよ。
私、ナンシー関さんのドラマは、
芸人さんだと知らずに観てて、
「この女優さん、すごいなあ」って
ふつうに思ってたんです。
そのあと、「メイプル超合金」を
知った感じだったんですけど、
失礼ながら、こんなに売れる人に
なるとは思ってなかった（笑）。

荒井

でも、安藤さん、
昔からチラチラ見かけましたよ、わりと。
『だいじょうぶだぁ』とかで
オチに使われてたり。

森下

へー！　そうなんだ！　知らなかった。

──

俺はカズレーザーさんも
最近、ようやく知りました。

あやや

永田さんはそれくらいでいいんです。

森下

カズレーザーさんといえば、
娘がこないだ新宿駅で
カズレーザーさんを見かけたらしいんですけど、
本読みながら歩いてて、
全身真っ赤だったんだって。
で、「テレビのまんまだー」と思ってたら、
赤いポシェットから出した
パスモケースまで赤かったんだって！

あやや

そうなんだー（笑）。
なんか、イメージどおりでうれしいですね。

森下

ごめん、ドラマとぜんぜん関係ないね。
安藤なつさんの話だった。

あやや

いえいえ、大丈夫です。
安藤なつさんのそのドラマで
なにがよかったかって、
ナンシー関さんって、
暗いでしょ？　抱えてるものが。
それが、この人の身にまとっている
自然な暗さみたいなものと
ほんとうに合ってたんですよ。
じつはこの双子の話も、
片方が明るいおデブちゃんで、
もう一方がすごい、ひねてて。
だから、この配役はすばらしいですよね。

森下

でも、大島美幸さんって、
じつは根っこにすっごい暗いもの
抱えてるんじゃありませんでしたっけ。

あやや

あ、そうなんですか。
わたし勝手に、美幸ちゃんのことを、
明るいって思ってた。
でも、言われてみればそうかもしれない。
明るさの奥に‥‥。

森下

それをパワーに変えて、お笑いやってるって、
なんかで読んだ記憶が。
で、笑いに変えるって、すごいいいなって。

あやや

ああ、そうですね。

──

今回のドラマの話に戻ると、
脚本は、山田あかねさんですね。

荒井

資料によると、ほかに手がけたのは
映画『すべては海にある』
『犬に名前をつける日』、
テレビ『すいか』『時効警察』ほか。

あやや

おー、『時効警察』。

荒井

よさそうですよね。
地味に評価されていきそうなイメージです。

あやや

‥‥ぁぁぁぁああああっ！！！

森下

な、なにっ？

──

びっくりした。

荒井

どうしたんですか。

あやや

あ、安藤なつさんって、
「あんドーナツ」だったんだ！

荒井

そ、そりゃそうでしょ。

森下

ぁぁぁああああーーー、ほんとだ！
気づいてなかった！

──

おまえもかーい。

あやや

もう１本、同じく深夜のドラマを
行っておきましょうか。
『家政夫のミタゾノ』。

荒井

『家政夫のミタゾノ』って（笑）。

森下

いいですよねー（笑）。
もう、割り切ってますよね。

──

パロディーのパロディーみたいな。

あやや

そうそうそう。
大元が市原悦子さんの『家政婦は見た』で、
そのタイトルをもじった
『家政婦のミタ』を松嶋菜々子さんが演り、
そして今回、男性の松岡昌宏さんが
『家政夫のミタゾノ』を‥‥。

──

ちゃんと、家政「夫」にしてるんだね。

荒井

しかもこれ、テレ朝です。
一周して、自分のところに戻してる。

森下

どこまで行くんだろう（笑）。

あやや

完全に開き直った感じのこのドラマを
ＴＯＫＩＯの松岡さん主演でやる、
というのはいいと思います。
松岡さんって、器用ですからね。
だって、バラエティ観てるとわかるけど、
すごくお料理好きだったり、
緻密だったり、きれい好きだったり。

荒井

どういう家政夫になるんですかね。

──

「家政婦の歴史の新たな１ページ」
と資料にはあります。
「ダークヒーロー」という表現も。

森下

じゃあ、必殺仕事人的な存在？
松岡さんって、必殺仕事人やってますよね？

荒井

やってますよ。

あやや

けっこう、時代劇、多いんですよね。

森下

これは、女装してる人、
ということなんですか？

──

ええと、そうですね、資料によれば、
「大柄な彼女には秘密があった――
　そう、彼女は女装した男性‥‥
　家政婦ではなく“家政夫”だったのです！」と。

あやや

家族の根深い汚れも落とす‥‥
罠を張って家族の化けの皮を剥がそうと‥‥
ですって。

森下

罠を張って‥‥（笑）。
ミタさんに比べると、かなり能動的ですね。

荒井

しかも、「ジワジワ」と罠を張るらしい（笑）。

あやや

『家政婦のミタ』は、すごく心に傷があって、
ああなっちゃった人だけど、
この人の場合は‥‥。

──

動機が「趣味」って書いてある。

荒井

割り切ってる（笑）。

森下

趣味なんだ（笑）。
これ、おもしろそうですね。

あやや

しかも、家事の裏技まで紹介するよ。
見たら、きっと使いたくなりますよね、裏技。

森下

深夜のドラマだし、
毎週、違うお宅に行くんでしょうか。

あやや

１話完結っぽいですよね。

──

脚本はどうですか。

あやや

八津弘幸さんです。

森下

『半沢直樹』を書いた方ですよね。

荒井

へぇー、『半沢』の人なんだ。

あやや

じゃあ、開き直りついでに、
そういう場面も出しちゃったりして？

荒井

そういう場面って？

あやや

あの、ほら、なんでしたっけ、
独特の決めゼリフ‥‥。

──

また忘れてる！

あやや

「なんとかー！」ってやつ。
「なんとかー！」

荒井

「なんとか−！」じゃわかりません。

──

「なんとかー！」じゃ
うろ覚えにもなってないぞ。

あやや

だって、覚えづらいですよね、あのセリフ？

──

流行語大賞になりましたけど？

あやや

あっ、思い出した、倍返し、倍返し、
「倍返しだー！」

森下

‥‥‥‥。

──

‥‥ん？

あやや

‥‥森下さん、いま、
『ポケモンＧＯ』やってるんですか？

森下

ちがう、ちがう（笑）。
松岡さんがいつから
必殺仕事人シリーズをやってたか、
念のために調べてたの。

あやや

ああ、よかった。
いまちらっと黄色が見えたから。

荒井

コロ助かと思った？

──

コロ助は黄色じゃありません。

森下

私、ここでしゃべってるときに
気になっちゃダメだと思って、
ちゃんと切ってきましたから。
『ポケモンＧＯ』プッシュ通知を！
リザードン出ても行かないから！

──

リザードンまだいない？

森下

そうなの。リザードンまだいないの。

あやや

なに、リザードンって？

森下

ヒトカゲの進化形。
ヒトカゲが２回進化して、
リザードンというモンスターになるの。

あやや

へー、「進化」？　
進化するんですか、モンスターって？
え、サトシがモンスターを
やっつける話じゃないの？

──

逆、逆！

あやや

え？　逆なの？！
サトシがモンスターにやっつけられる話なの？

──

そういう逆じゃない！

一同

（笑）


（まだまだ続きますよー）