白衣の戦士!
日本テレビ●水曜22時
あやや
つぎはこちら、『白衣の戦士!』です。
日テレ水曜日10時の
女性のお仕事系の枠ですけど、
今回は、看護師さんのドラマです。
森下
ほう、ほう。
荒井
主演は中条あやみさんですね。
あやや
あの、私、びっくりしたんですけど。
中条あやみちゃんって、血が通ってたんですよ!
知ってました?
荒井
なにを言ってるんですか。
森下
なにを言ってるの。
──
なにを言ってるんだ。
あやや
だって、もう、CGっぽいっていうか、
アンドロイドみたいじゃないですか。
手足長いし、透明感すごいし、顔は小さいし。
森下
お人形のように見てたんだ。
あやや
そうそうそう。
中条あやみちゃん見ると、
ほんと、こんな子、
どうやってうまれるのかなぁって。
荒井
たしかお父さんが外国の方でしょ。
イギリス人だったかな?
あやや
あっ、そうなんだ。
‥‥はぁ、納得しました。
荒井
急に冷めた(笑)
あやや
すごく納得しました。
うん、うん、落ち着きました。
お茶をいただきます。
(お茶を飲む)
ふぅ‥‥。
こんなにきれいで、
何等身かわからないほどの
日本人離れしたルックスは、
そういう理由があったわけですね。
わかりました。
ありがとうございました。
──
終わんなよ。
荒井
(笑)
あやや
だからね、この『白衣の戦士!』では、
その中条あやみちゃんがしゃべるわけですよ。
森下
いままでもしゃべってなかった?
あやや
しゃべってたけど!
にっこり笑ってひとこと、
みたいなことじゃなくて、
ドラマのセリフをしゃべるわけですよ。
っていうか、私にとっては
そこが初解禁な印象があるんですけど、
みなさん、この子、ほかに何で見ました?
森下
いや、ドラマとか。
荒井
映画とか。
あやや
あれ? そうなの?
私は、なんか、CMの印象しかなくて。
だから、そういう意味で、
ちゃんとお芝居って見たことないなと思って。
──
ドラマに主演するのははじめて?
あやや
連ドラ初主演じゃないですか。
ちょっと調べてみましょう‥‥。
ええと、なになに?
略歴「グアム旅行中にスカウト」。
‥‥そりゃするよ、スカウト。
荒井
はっはっは。
あやや
そりゃそうだよ。
私だってスカウトするよ、
絶対スカウトするよ。
──
急にスカウト目線。
あやや
こんな子いたら、スカウトするよー。
森下
あはははは、
スカウト目線ってすごいなぁ。
あやや
スカウトするだろうよ、こんな子いたらさー。
やばいくらいかわいい、中条あやみちゃん。
かわいーなー、きれーだなー、何歳?
うわー、まだ22だって。
こりゃぁ、たまんないよ。
──
なんで酔っ払ったおっさんみたいになってんだよ。
あやや
スカウトさせろよー、私にもさー。
かっわいいなーー。
──
中条あやみさんがかわいい、
という以外の話をしてください。
荒井
中条さんが主演ですけど、
公式ページを見ると「ダブル主演」とありますね。
もうひとりの主役は水川あさみさん。
森下
つまりこれは、
『ナースのお仕事』みたいなことですかね。
あやや
ですね、ですね。
つまり、中条あやみちゃんが、
観月ありささんが演ってた朝倉。
「元気にがんばります!」みたいな役で。
荒井
松下由樹さんの演ってた
「あーさーくーらー!」
って言う先輩ナースの役が水川あさみさん。
森下
だよね。
──
あー、なるほど。
あやや
人物相関図を見ると沢村一樹さんが
水川あさみさんの相手役のようですね。
森下
じゃあ、藤木直人さんがやった役?
あやや
いや、藤木さんは朝倉の相手役だから‥‥
森下
ああ、そうかそうか。
──
そんなにぴったりはめなくても。
あやや
逆にいうと『ナースのお仕事』って、
おもしろかったんだなぁって思いました。
シリーズ4まで続いたんですもん。
森下
これもそういうシリーズに、
っていう感じでしょうか。
あやや
そういうビジョンはあるでしょうね。
キャストを見ても、こういうメンバーで
長いシリーズが続きそうな気配があります。
片瀬那奈さんとか、鈴木紗理奈さんとか、
いそうな感じでいいですよね。
森下
あ、安田顕さんも出るんだ。
ひょっとしたら、ナースかな?
あやや
え? ナース?
森下
いや、坂元裕二さん脚本の
『問題のあるレストラン』で、
心やさしいゲイのおねえさん役だったから。
あやや
やってた、やってた(笑)!
森下
ね。
ナースでもおかしくない。
あやや
ああー、それはそれで似合いそうー。
あやや
あ、森下さん、ごめんなさい。
相関図に外科医って書いてあります。
森下
今回はふつうの男役だったか。残念。
残念ってこともないけど。
あやや
(笑)
──
いま、念の為に調べたのですが、
ナースというのは女性に限らないみたいですね。
男の看護師を「ナースマン」と言ったりも
するみたいです。豆知識でした。
あやや
あっ、そうなんですか。
勉強になりました。
森下
しかし、あれですね、
水川あさみちゃんもこういう
ベテランのポジションになったんですねー。
そっかー。
あやや
ね、ね。思いますよね、そこ。
森下
私がアラフィフになるはずだよ。
あややは、まだアラフォーだけど。
あやや
10歳違うんです、ふふふふ。
森下
すぐよ、すぐ。
あやや
すぐですか。40代、はやい?
森下
40代、あっという間よ。
あやや
あっという間に終わっちゃう?
森下
終わる。
あやや
うそ!
森下
あくびしてる間に終わる。
あやや
でも、森下さんは
そうとう充実した40代だったんじゃないですか。
だって、40代、向田邦子賞でしょ。
朝ドラやって、大河やって、大ヒットも出て、
すばらしい40代じゃないですか。
──
輝かしい10年をそんなに
大雑把にまとめるんじゃありません。
森下
や、でもね、だんだんね、
体力とかなくなってきてるよ。
ほんとすぐ眠くなる、最近。
あやや
あーー、マジすか。
──
これ、ただの世間話だと思う。
荒井
脱線したときはスタッフの話をしましょう。
『白衣の戦士!』の脚本家は梅田みかさんです。
あやや
あ、梅田みかさんのドラマって、
おもしろいですよね。
森下
『お水の花道』とか。
あやや
そうそう、『花咲舞が黙ってない』。
荒井
同じ枠ですね。
森下
うんうん。
あやや
『ハッピーマニア』もだ。
けっこういろいろ書かれてますね。
森下
女性が主役の作品が多いですね。
あやや
枠といい、ジャンルといい、
このドラマははまりそうな気がします。
やっぱり、シリーズ化の予感?
森下
第2の『ナースのお仕事』。
っていうと失礼かしら。
あやや
いや、そこはもう、建設的にとらえて。
『ナースのお仕事』をひとつのジャンルとして。
荒井
まぁ、新米とベテランが組むっていうと、
完全に『ナースのお仕事』思い出しちゃいますよね。
そこはわかってつくってるでしょうし。
森下
「あーさーくーらー!」だよね。
あやや
しかもね、設定を読むと、
中条あやみちゃんの役って、
元ヤンの新米ナースなの。
森下
もう朝倉だね。
あやや
朝倉なんじゃないですか、これ。
──
「朝倉なんじゃないですか」って(笑)。
荒井
なんという役名なんでしょうね。
あやや
ええとね‥‥立花はるか。
荒井
「たーちーばーなー!」
森下
「たーちーばーなー!」
あやや
「せんぱーい!」
森下
はははは。
荒井
ドラマ見て、ほんとに言ってたら、
笑っちゃうだろうなぁ。
森下
むしろ、あえて入れてほしい。
パーフェクトワールド
フジテレビ●火曜21時時
あやや
つぎ、行きましょう。
『パーフェクトワールド』。
森下
ああ、切ないドラマの予感がしますね。
トップページの写真は、
車いすに乗った松坂桃李くんです。
あやや
ウェディングドレスの
山本美月さんが並んでますね。
──
建築士の主人公は、事故で下半身が不随に。
ある日、高校時代の同級生と再会。
二人の前には、さまざまな困難が立ちはだかる‥‥。
荒井
どっぷり浸りたい人と、
避けちゃう人と、分かれそうな設定です。
森下
でも、ある意味、王道ですよね、ここ数年の。
ドラマに限らず、映画とか、漫画とか。
──
あ、実際、原作は漫画ですね。
累計部数170万部のヒット作です。
あやや
ドラマのほうですが、注目したいのは、
やっぱり松坂桃李くん!
『ゆとりですがなにか』の山路くんもよかったし、
『孤狼の血』もすばらしかった。
森下
すごくよかったねー。
──
日本アカデミー最優秀助演男優賞受賞。
あやや
松坂桃李くんって、いつの間にか、
すてきな俳優になりましたよね。
なんなんでしょう。
──
ぼくも好きです。
いわゆる美少年という感じじゃないけど、
主役のやれる顔ですね。
あやや
そうそうそう。
で、役にどっぷり向き合う感じで、
山路みたいなダサい役もできる。
なんだろう、この人の伸びていく感じは。
やっぱり、人って、
いい仕事で変わるっていうか。
森下
うん、うん。
あやや
ちゃんとやってるといい仕事が来て、
いい仕事で自分が変わって、
さらにいい仕事が来るみたいな。
荒井
いい循環の中にいますよね。
あやや
ほんとに、仕事って人をつくるんだなと思います。
けっこう前から見てますけど、
こんなにいい俳優さんになるなんて。
──
もともとは、どんなドラマに出てたんですか。
あやや
私は、天海祐希さんの
『ゴールド』あたりから知りました。
野島伸司さん脚本の。
森下
オリンピックで金メダルを目指す水泳選手ね。
武井咲ちゃん出てた。
あやや
武井咲ちゃんと松坂桃李くん、
ふたりともすっごい印象深くて。
意思も強そうな感じで、
若い世代が出てきたなーと思いました。
荒井
変わったドラマでしたよね。
そうか、あの中にいたんですね。
あやや
いたんですよ、松坂桃李くん。
最初は、なんだろうこの子っていう感じで、
顔のきれいな男の子が群雄割拠という
その中のひとりでしたけど、
そこから、頭ひとつ抜けましたよね。
森下
抜けましたね。
あやや
顔がきれいなだけならたくさんいますから、
そこから抜けるって、
やっぱり実力ですよね。
すごいなあ‥‥‥‥。
うーーん‥‥。
──
どうしたの?
あやや
いや、あの‥‥
まわりがみんな美男美女って、
いったいどういう状況なんだろう、と思って。
森下
なにそれ(笑)。
荒井
なんだそりゃ(笑)。
あやや
だって、仕事場にいる仲間が
みんなきれいな顔なんですよ?
──
ふははははは。
あやや
芸能人のカップルとか、
どうやってデートしてるんだろう!
だって、超目立つじゃん。
──
小学生みたいなこと言うんじゃありません。
森下
たしかに、まぁ、
外とかふつうに出歩けないよねぇ。
あやや
ふつうの男女だったら、
ディズニーランドとか、映画見に行くとか、
おもしろい場所で遊べるけど、
きっと行けないんでしょ。
ずーっと部屋で過ごすの? 見つめ合って?
森下
ねぇ。
荒井
けっこうキツいでしょうねぇ。
あやや
ねー。だって、おもしろい場所に行けば、
なんかおもしろいことがあるから、
それで盛り上がって、
お互い「いいな」とか
思うわけじゃないですか、ふつう。男女って。
──
真剣に心配してるね(笑)。
あやや
真剣ですよ。
長いつきあいのカップルなら
部屋でだらだらするのもいいけど、
つきあいはじめとか、どうするんだろ?
森下
そうねぇー。
美女が「おもしろいことして」って言っても、
美男はそんなことしなくても
女の子寄ってくるからね。
そんな美しい顔を持った男が、
おもしろい方向に進化するとも思えないし。
あやや
じゃあ、見つめ合うだけ?
なんのおもしろいことがあるんですか?
美男美女が見つめ合って!
森下
ははははは、どうするんだろう?
──
あ、わかった。
だから、芸人さんと結婚する女優さんが
意外と多いんじゃないの?
あやや
あーーー!
荒井
なるほど。
森下
それはある!
──
表を出歩けないというか、
映画さえ観にいけないような美女を、
一般の人があんまりこないようなお店で
たのしませるのって、
顔がきれいなだけじゃ無理でしょう。
あやや
永田さん、それ大発見ですよ。
あ、そっか!
だから、プロ野球選手と
結婚する女優さんが多いのも
そういうことかもしれない!
──
プロ野球選手に飛び火した(笑)。
荒井
話の飛躍がすごい(笑)
あやや
プロ野球選手って遠征が多いから。
会わなくて済むから。
それなら、密室で話おもしろくない、
という状況が起こりづらいんですよ。
森下
ははははは。
あやや
いないんだから、家に。
これ、すごい発見ですよ!!
荒井
はははは、すごい展開。
──
ええと、まとめると、
芸能界の美女は、誰かとつき合っても
おおっぴらに出歩けない。
娯楽性の高い場所にもいけない。
よって、密室にふたりでいることになる。
だとすると、話術の達者な芸人さんか、
そもそも合う機会のあんまりない
プロ野球選手がいいのではないかと。
あやや
完璧でしょう、これ!
──
全体に、ただの妄想だけどな。
森下
でもね、これは、
誰かと付き合うとかそういう話じゃなくて、
家でゲームしたりする芸能人が多いのは、
まあ、出歩けないからかもね。
あやや
ああ、アイドルとか、
ゲームがうまい人多いですよね。
そりゃそうですよね。
森下
私の知ってる人でいうと、
佐藤健くんとか、クイズが大好きだし。
あやや
え、私も好きですよ、クイズ。
森下
そうなの? 趣味合うかもしれない。
あやや
紹介してください。
──
どさくさに紛れて何言ってやがる。
あやや
私、数独とか、すごいやってますよ。
森下
え、そうなの!
実家帰ったら、
うちの母ちゃんめっちゃやってた!
あやや
私、数独は「激辛」まで行ってます。
荒井
それ、すごくないですか。
森下
私、中級でもできないよ。
あやや
中級なんか超余裕っすよ。
森下
どうやったら余裕になるの、あれ。
──
あやちゃんはね、
ちょっとそういうところがあるんですよ。
数字にまつわる記憶力とか異常。
トランプの神経衰弱とかやらせると、
ほとんどひとりで開けちゃったりする。
荒井
へぇー。
森下
すごーい。
──
‥‥なんで、こんな話に?
あやや
ええと、美男美女の話をしてて。
荒井
いや、そこがすでに脱線なんです。
森下
そもそもドラマはなんだっけ?
──
『パーフェクトワールド』です!
『パーフェクトワールド』は、どうですか?
あやや
私、けっこうたのしみです!
松坂桃李くんの繊細で気難しい感じと、
山本美月ちゃんのぽわーんとしてる感じが、
すごく合うような気がします。
森下
うん、かわいいよね、山本美月ちゃん。
あやや
そう、美男美女は見てて楽ですよ。
やっぱり、突き詰めると、ドラマは顔です!
──
また顔か。
荒井先生、ひと言、ください。
荒井
ええと、まあ、このクールは、
王道のラブストーリーが少ないですから、
そういう意味では期待したいです。
──
ありがとうございます。
ストロベリーナイト・サーガ
フジテレビ●木曜22時
森下
『ストロベリーナイト・サーガ』は
どうでしょうか。
あやや
お、『ストロベリーナイト』の新シリーズですね。
前回は私、もちろん「菊田」のファンでした!
森下
ふふふ。
西島秀俊ファンだもんね、あやや。
あやや
前回の『ストロベリーナイト』は、
竹内結子さんと西島秀俊さんでした。
今回の『ストロベリーナイト・サーガ』は、
二階堂ふみさんと亀梨和也くんです。
──
ええと、確認ですが、これはつまり、
「前作から何年後‥‥」という
続編という感じではなく、
同じ世界観のお話を
違う役者さんが演じるということですよね。
荒井
そういうことです。
──
金田一耕助を石坂浩二さんが演じたり、
古谷一行さんが演じたりするようなことですね?
あやや
古い。
荒井
古い。
森下
古い。
──
ですよね?
あやや
古いけど、そのとおりです。
詳しくいうと、
前回、竹内結子さんが演ってた
「姫川」を二階堂ふみさんが演じます。
森下
つまり二代目姫川ですね。
荒井
で、前回、西島秀俊さんが演じていた
「菊田」を亀梨和也さんが演じる。
あやや
だから、ふたりとも若返った感じかな。
──
なるほど、なるほど。
森下
このドラマ、前回はけっこう
怖い話が多かったですよね?
荒井
ええ、わりと猟奇的でした。
「えー!」って感じの、
どぎつい表現がありましたよ。
あやや
でも、おもしろかったですよねー。
純粋に話がおもしろくて、
どんどん引き込まれた印象があります。
森下
まず原作の小説が
しっかりしているんですよね。
今回は徳永友一さんの脚本もたのしみ。
あやや
『海月姫』の方ですね。
そして、ひかわかよさんと
関えり香さんという方も加わって、
脚本3人体制。
森下
しっかり取り組んでいる感じでたのしみです。
荒井
二階堂ふみさんって、
ドラマは久しぶりですか?
あやや
連ドラは久しぶりかもしれないですね。
森下
どちらかというと
映画で評価が高い女優さんですよね。
お芝居もうまいし。
なぜか、テレビの連ドラでは代表作がない。
あやや
ああ、なんでしょうね、
テレビだとまだ二階堂さんのよさが
発揮できてないような。
荒井
これだ! という適役がない感じというか、
まだ、バシッとハマってない、みたいな‥‥。
森下
これでハマってくれるといいなぁ。
けっこう好きな女優さんです。
あやや
いま、二階堂ふみさんの世代って、
けっこういい女優さんたちがいて、
いい意味で激戦区なんですよね。
小松菜奈さんとか、門脇麦さんとか、
若手で演技がうまいっていう。
森下
あー、そうですね。
あやや
そこから、綾瀬はるかさんとか
長澤まさみさんみたいに、
「出てるだけで人が見る」みたいな
存在感ある女優さんが出てくるかどうか。
そういう意味では、
今回、二階堂ふみさんが、
主役の姫川玲子をどう演じるか、
ぜひ注目していきたい。
荒井
けっこうよさそうな気がしますよ。
森下
うん、うん、そう思います。
あやや
でね、私、思うんですけどね、
前回を見た感じだと、
この姫川役が魅力的になるかどうかは、
けっきょく、もうひとりの主役の
「菊田」がどうなのかということが
キーになってくると思うんですよ。
森下
あー、なるほどね。
あやや
で、亀梨くんの菊田がどうかというと、
これ、いいんじゃないかと思うんですよ。
亀梨くんって、わかりやすい
エリートとかヒーローより、
この菊田のような、
ちょっとうまくいってない感じ、
ちょっとネガティブな役のほうが、
彼の魅力である色っぽさとか、
かっこよさが引き立つような気がするんです。
森下
うん、うん。
亀梨くんってどことなく悲しい感じがあって、
そこがなんともいえない魅力なんですよね。
あやや
そうなんです、そうなんです。
でね、それはそうとね、
亀梨くんってね、
めちゃくちゃ顔かっこいいって
知ってましたか?
森下
みんな知ってます。
荒井
いまさら、あらためて?
あやや
亀梨くんね、顔、めちゃくちゃかっこいいよ?
──
なんで2回言うんだ。
あやや
めちゃくちゃかっこいい、
ということを前提に、
じつは私、亀梨くんに提案があります。
これは、あらかじめ、大きなお世話です!
ですから、みなさん、まず先に、
私に「大きなお世話だ!」と言ってください。
──
それでは、遠慮なく。
すぅ‥‥‥‥「大きなお世話だ!」
あやや
ありがとうございます!
それでは、言わせていただきます。
亀梨和也さん!
‥‥そろそろ髪型変えませんか?
荒井
これは、大きなお世話だ(笑)。
森下
髪型かぁー(笑)。
え、それは、どういう理由で?
あやや
あのですね、髪型をいつ変えるかって、
実は、役者さんにとって
すごい大事なんですよ。
なぜなら、かっこいい役者さんは、
徐々に歳を重ねていくわけです。
──
あやちゃんの大好きな「生き様」の話ね。
あやや
そうなんです。
女優さんも、男優さんも、
どう歳をとっていくか、ということが
とても重要だと私は思うんです。
で、亀梨さん、このあたりで
角をひとつ曲がっておくと、
役者人生がぐっと展開するんじゃないかと!
(机をどんと叩く)
──
机を叩かないで、ってば。
あやや
若さから渋さへ、そのハードルを
うまいこと乗り越えてほしいんです。
たとえば竹野内豊さんも
『ビーチボーイズ』の頃とは違います。
いまは年相応の髪型でいい演技をなさってます。
佐藤健くんも、いま短めですね。
松坂桃李くんも、そうですよね。
俳優さんの成長に髪型はすごく大事なんですよ。
荒井
おもしろい視点です(笑)。
森下
でも、彼らは役者である前に、
アイドルだからね。
同じ笑顔をキープするために
努力している人たちなんだよ。
役者としてももちろん活躍してるけど、
KAT-TUNなんだよ、アイドルなんだよ。
あやや
わかります!
KAT-TUNだってことはわかりますが、
そこを乗り越えて、
髪の毛、カツーンしちゃいましょう!
森下
ははははは。
──
くだらないぞ。
森下
ははは。
あやや
絶対、ほかの髪型も
すてきだと思うんだけどなぁ。
あ、髪型の話で言うとね、
今回、江口洋介さんも出るんですが、
演じるのがなんと、
前回、武田鉄矢さんが演った役なんですよ。
荒井
えー、そうなんですか!
通称「ガンテツ」の役?
森下
ええー!
あやや
そうなんです。ガンテツが江口さん。
だから、ほら、見てください、
江口洋介さんの髪型。
金八先生に寄せてきてるんですよ。
荒井
えええ、寄せてる!?
森下
わははははは。
──
寄せてるわけじゃないだろ。
森下
江口さんは、もともと金八寄りだったよね。
あやや
そうそうそうそう。
──
「もともと金八寄り」って(笑)。
森下
だって、ほら、役者さんだけど、
ときどきギター持って歌もうたうし。
髪型似てるし。
あやや
あっ!
そういえば、武田さんと江口さんって、
『101回目のプロポーズ』で、
兄弟役だったじゃないですか。
森下
そうだ、そうだ。
あやや
ダブル金八だったんですよ、もともと!
──
「ダブル金八」って(笑)。
荒井
あっ、いま発見しましたが、
このドラマの主題歌は、
亀梨さんが歌うんですね。
あやや
あ、ほんとだ!
主題歌 亀梨和也「Rain」
こういうのちょっとあぶなーい。
森下
ああ、歌っちゃうのかぁ。
荒井
そうですねー。
──
え、なんでダメなの?
あやや
なんか、歌ってほしくないんですよ。
荒井
ドラマの主題歌を主役が歌っちゃうと
なんか醒めるっていうのはありますね。
昔は意外と多かったですよね、
『踊る大捜査線』とか。
森下
そうそう、青島くんだったのに、
織田裕二さんに戻って、
♪らーらぁーらーらーらーらー
あやや
そうそうそうそう、
だから、主役は歌っちゃダメ。
──
ダメじゃないよ。
金八先生だって歌ってたじゃないか!
あやや
あれは『贈る言葉』だからいい!
──
意味がわからないぞ。
森下
はははははは。
──
水谷豊さんだって、
西田敏行さんだって歌ってたぞ。
名曲『もしもピアノが弾けたなら』を
否定する気か!
あやや
さっきから例が古すぎます!
森下
反町さんの『ポイズン』もあったね。
あやや
♪言いたいことも言えないこんな世の中じゃ
森下
♪言いたいことも言えないこんな世の中じゃ
荒井
ある意味、名曲ですね。
──
ほら、いっぱいあるじゃないか。
森下
当たる?
ひょっとしたら、主役が歌うと当たりやすい?
荒井
亀梨さんソロで主題歌って、はじめてですよね。
あやや
聴いてみたらいいかもしれない。
よし、じゃあ、いっそ期待します!
髪型のことは、頭に入れておいてください!
──
誰に言ってるの。
ミストレス~女たちの秘密~
NHK総合●金曜22時
あやや
もう1本、行っていいですか。
『ミストレス ~女たちの秘密~』が
不思議な雰囲気を醸し出しています。
森下
ああ、たしかに、これちょっと気になるね。
荒井
主人公が4人?
──
それっぽいですね。
あやや
長谷川京子さん、水野美紀さん、
大政絢さん、あと、この女の人は?
荒井
玄里(ひょんり)さんですね。
けっこうよく出てますよ。
意外にキャリア長いと思います。
あやや
え、気がつかなかった。
あー、『まんぷく』にも出てたんだ。
東京生まれの韓国系の方のようです。
森下
顔立ちがオリエンタルで、
一瞬、柳美里さんかと思いました。
雰囲気似てますよね。
荒井
ぼくは、いつもドラマで見かけると
あの人と間違うんですよ、
ええと、水谷豊さんの娘さんの‥‥。
森下
趣里(シュリ)ちゃんね。
荒井
そうそうそう、
どっちがどっちの名前だかわからなくなる。
あやや
彼女は玄里(ひょんり)さん。
森下
そんな4人が主演するのはどういうドラマ?
あやや
公式サイトによると‥‥
まるでジェットコースターに乗っているような、
過酷な日々を生き抜く女性たちが
最後に手に入れるもの、
それは「愛」という名の、
人生最高のご褒美です!
荒井
うーん、なんだそれ。
──
荒井先生、つっこみがぞんざい(笑)
荒井
あ、すみません、
だいぶ長時間しゃべっているので。
あやや
もうひとふんばり、
がんばっていきましょう!
森下
へー、このドラマすごいですね。
もともとはイギリスで制作されて、
それが好評で、アメリカ、ロシア、
スロバキア、韓国とリメイクされていて、
その日本版がこれなんだそうです。
荒井
おおおー、それはすごい。
あやや
みんながリメイクしたくなる
何かがあるんでしょうね。
森下
ますます気になりますね。
荒井
見たらおもしろいのかもしれない、
けど、説明が抽象的で、よくわからない。
森下
でも、たぶんこれ、1話は見るなぁ。
あやや
そうですね。
とりあえず1話だけ見てみる物件。
荒井
そうしましょうか。
(次回、最終回です!)
2019-04-29-MON
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