ほぼ日 |
最後に、ぜひご覧いただきたいメールがあります。
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斎藤さま
1年半に及ぶ南極観測お疲れ様でした。
発売された時から
愛用している「ほぼ日手帳」が
南極でも使われていることに
感動するとともに、
なんだか偶然ではない感じもしております。
と、いいますのも夫が、
第48次観測隊としていま、まさに、
斎藤さん達47次隊の後を引き継いで
越冬してるのです。
夫は通信の仕事で行っています。
南極に行くにあたって
私がいつも使っていて、
絶賛していた「ほぼ日手帳」を
「俺にも買ってくれ」と言われたときは内心
「やった〜!!
ほぼ日手帳が今年も南極だ〜!!」と
一人密かに喜んでいました。
夫が南極に行くのも
私が手帳を使っているのも
斎藤さんの連載が始まったのも
何かの導きのような感じがしていました。
そうです。
「ほぼ日手帳の輪」が
斎藤さんを皮切りに
今年も南極で繋がっています。
ちょうど斎藤さんの連載が始まったとき、
我が家の南極一色の生活も
始まったばかりでした。
南極に関して右も左もわからずに、
不安が一杯の日々でしたが
斎藤さんや奥様の明るい笑顔に、
「大丈夫!!」だと
元気づけられました。
特に、私の場合は
奥様の亜希子さんに親近感を覚え
来年の「しらせ」に、
私も手帳を持っていってもらおうとか、
やっぱり寂しくなるんだなあとか
亜希子さんは
こんなときどうしてたんだろう? とか
留守番をしている家族は
どうしているんだろうというのが
一番関心があります。
もちろん、南極で
何をしているんだろう? というのが
一番の関心ですが、
斎藤さんの連載でいろんなことが判り、
今ではちょっとした南極オタクです
(札幌市 みやこ) |
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斎藤 |
へぇー。今、行ってるんだ!
直接面識はないのですが、
ほぼ日手帳がまた南極にいるんですね。
「南極ほぼ日手帳ものがたり。」は
他の隊員からの反応よりも
隊員の家族の方から連絡が来ていて、
「日本から一緒に行ってる人が
書いてるんだね」
と言われていたみたいでした。 |
ほぼ日 |
亜希子さんは1年半ぶりに
斎藤さんに会っていかがでしたか。 |
亜希子 |
1年半会っていないのが不思議で
‥‥なんか昨日も会っていたような気がしました。
シドニー空港で再会したそのときは
さすがにホッとしてちょっとウルッと来たんですが
その数分後には普通でしたね。
もっと感動して、
泣いちゃったりするかと思ったら、
「はい、荷物」とか言って
普通に歩いてたんですよ。
「もう昨日も一昨日も一緒だったよね」
って感じだったので自分でもビックリしました。
一応メールでやりとりもできましたしね。
そう思うと昔の観測隊のご家族は
もっと再会の感動があったのかもしれません(笑)。 |
斎藤 |
そうだね。普段と変わらない感じでした。
日本のことも、昭和基地にいるときは
インターネットでニュースが入ってくるんです。
以前(12年前)、南極に行ったときは
まったくそういうのがなかったから、
帰ってきたら何でも珍しかったですね。 |
亜希子 |
前回は村山首相も知らないんだと
思った覚えがあります。
帰ってきて「だれ、この人」って言われて
私はショックで。
今回は大丈夫でしたね。 |
斎藤 |
情報はちゃんと来てるからね。 |
ほぼ日 |
今回も首相は変わってますよ(笑)。 |
斎藤 |
あ、そうだ。今回は大丈夫(笑)。
なんかね、帰ってきて日本の変化を見るより
「あれ? 1ヶ月前南極にいたんだ」って、
そっちのほうが不思議です。
日本の印象というより、
「あ、南極行ってたんだな」というほうが大きい。 |
ほぼ日 |
また南極に行きたいですか。 |
斎藤 |
また、だんだん行きたくなってます(笑)。
これからは若い人に
どんどん行ってもらいたいです。
若い研究者とかにね。
だんだん公募の枠が広がってきてはいるんです。
ただやっぱり情報は
一般の人にはなかなか入らないですね。
観測隊を募集しているということを
ニュースでやるわけでもないですし。
極地研究所のホームページで
情報の公開はしているので
多くの人に見られれば、
またいろいろ観測隊も面白くなっていくでしょうね。 |
ほぼ日 |
南極観測隊に興味を持ってくれる人が
増えるといいですね。
また南極に行かれるときは
ぜひ教えてください(笑)!
1年半、大変お疲れさまでした!
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