あきんどゴコロ

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北米では大都市はもちろん、
中小都市でも鮨屋が珍しくなくなって
久しいわけですが、
やはり味は日本の鮨屋と同じ、
ってわけにはいきません。
大半が「Bランクの回転寿司」程度の
クオリティなのが残念!

昨晩も映画のあとで
寿司が食べたくなって立ち寄ったら、
ヒップなファッションに
身を包んだ若いカップルから
クリスマスショッピング帰りの家族連れや
残業を終えたウォール街
エリートビジネスマン風まで、
かなりコスモポリタンなお客さんで
ごった返してました。

ふと壁に貼ってある
「スペシャル」に目がいくと
そこには“Unagi Fried Rice”なる文字。
ウナギのチャーハン? 
しかも、トビコとお新香入り?
お鮨屋さんで?
一体どんなものが出てくるんだろう?
頭のなかが一瞬、
「?????」のオンパレード。
キッチンの残り物をすべて投入したような
ものすごい代物が出てくるんじゃないかと、
不安に怯えながら、
かなりのあいだ逡巡したんですが、
好奇心には抗し難く、
廻りに聞こえないように小声で注文。

そして、待つこと約20分‥‥
洒落た絵付け皿に盛られて来たのは、
わりとまともな炒飯。
連れや廻りの
「バーカ、鮨屋で中華食ってやんの」
という視線はかなりキツカッタですが、
好奇心だけは十分に満たされました。

このメニュー、好奇心を煽って
注文を取り付けようとする
健気な「あきんどゴコロ」なんでしょうか?
単なるシェフの冗談?
これが今日本で流行ってるとか?
帰る道々少し、いや、相当に悩みました。

お味の方ですが、ウナギは思ったより
炒飯にマッチしてました。
でも、トビコは
他の材料の味に圧倒されて入れる意味なし、
お新香やヤマゴボウに至っては
筆舌に尽くし難し、って感じで、
総合的には、
かなり説明のつかない奇妙な味。
あまりの不可解さに
また注文してしまいそうで不安です。
もしかして、これが狙いかも!
(決してゲテモノ食いの趣味はない人間)



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