ほぼ日＆こども

たっぷりしましょう、子どもの話を。

こないだ授業参観があってね。

ほうほう。

うちの子、ガチガチに緊張してましてね。

おやおや。

「わかる人ー？」みたいになったとき、
先生にあてられないように、
こっそーり、ちいさーく手を挙げましてね。

わかるわかる。
小学生低学年男子特有の行動や。

そしたら、ずばり先生にあてられましてね。

こっそーり、してる子ほど、
先生というのはあてるからね。

すごく緊張しながらも、なんとか答えまして、
無事、着席と。

そらよかった。

参観してる親も心からホッとして、
座った息子を見ると、軽い放心状態。

緊張したんやね。

そのままぼんやりしてるなと思ったら、
つぎの瞬間、まったく予想しない行動に！

どないした。

ぼんやりしながら筆箱を開けて、
消しゴムを手にとって‥‥。

うん。

それをパクリと口に！

え！

そしてしばらくもぐもぐと‥‥。

ど、どど、どういうこと？

緊張のあまり、わけがわからなくなったらしい。
見てたら、ふつうに消しゴム出して、
そのまま授業受けてた。

な、なかなかのエピソードやな。

ひっくり返りそうになったわ。
でも、こういう話、親なら誰しも、持ってるでしょう？

消しゴム食べたりせんけど、
まあ、あるわな。

どんなんがありますか。

これは、うちの子じゃなくて、
うちの子の親友の話やねんけどな。

どうぞ、どうぞ。

うちの子、男子校に行っとるねんけど、
親友Ａ君が、ある日
「みんな。筆箱というものは必要か？
　シャーペンは１本で、
　鉛筆も消しゴムも替えの鉛筆も、
　すべて兼ね備えておる。
　おれはもう筆箱みたいな
　あほなもんは持ち歩かん。
　シャーペン１本で生きていく」
と宣言して、そのとおり、
かばんにシャーペン１本、ポーンと入れて
登校してたらしいんや。

ふはははは、あかん、もう、おもしろい。
男らしいやっちゃな。

テストももちろん、シャーペン１本で受けていた。

ふははははは。

すると、そのシャーペンが、
テストがはじまったとたん、コロコロコローッ。

落とした、教室の床を転がっていった。

ふだんから「筆箱なんてあほや」と
言い切っていた手前、
テスト中に「先生シャーペン落としました」と
手をあげることはできない。
そこで、その子は机から
シャーペンの芯を取り出して、
シャーシンを指先で握り、
国語の試験をまるまる乗り切ったそうです。

わははははは。

「Ａの答案、めっちゃ、うすかったよ！」
とうちの子は言ってました。

わははははは、そうだろう！

その子とうちの子は、
『宇宙兄弟』みたいに
将来は宇宙飛行士になろうという
約束をしています。
きっとどんなピンチも切り抜けるでしょう。

ダメだー、おもしろい。

ま、子がいる人なら必ず持ってるな、こういう話。

たっぷりしましょう、そういう話を。

そういうコーナーがはじまるわけですね。

読者のみなさまの投稿が主役ですから、
じゃんじゃん送ってください。

どんなテーマで募集しますか。

ほんとは、なんでもいいんですけど、
それじゃ送りにくいかもしれませんから、
いくつかテーマを設けてみましょうかね。

そうしましょうかね。

たとえば、こんなテーマでお送りください。

●勝ち抜き、アホ自慢！
●子ども名言集
●言うことをきかないときの親のひと言
●よろず相談事、お預かりします
●パパの立場
●ほろりとさせる話

はいはい、なるほどね。
「●勝ち抜き、アホ自慢！」は、
さっきみたいなエピソードやね。
「●子ども名言集」もなんとなくわかるわ。
「●言うことをきかないときの親のひと言」
って、どういうこと？

子どもがね、言うても言うても聞かないでしょう？

言うても言うても聞きませんね。

言うても言うても聞かないんですよ。

言うても言うても聞きませんねー。

ほんと、言うても言うても‥‥。

何回言うねん。

そういうときに、親が、子どもに
「わたしは怒ってますよ」ということを
はっきり伝えるためのひと言ってあるじゃないですか。

あーー、はいはいはい、そういうことね。

スガノ家では、どんなひと言ですか。

そうやなぁ、なんやろなぁ‥‥。
あ！　わかった、あれや。
「‥‥３回言うたで！」や。

ああ、言った回数を。
何度も何度も言うてるぞ、と。

そうそうそう。
「はい、歯、みがいてー」
「歯、みがいた？」
「歯、みがきなさーい」
「‥‥‥‥３回言うたで！」と。

わはははははは、わかるわー。

永田家では？

うちはねぇ、たとえば、日曜日、
どっかに出かけるときに、
だらだらテレビ見てたりして
ぜんぜん準備しないとするでしょ？

はいはいはい。

で、あまりにも準備しなかったり、
準備の途中で上の子と下の子が
ケンカしはじめたりすると、パパはこう言います。
「ハイ！　今日はもう、やめます！
　また今度にします！　残念！」と。

ハハハハハハ、なるほどなー。

そういう、その家独特の言い回しとか、
風習のようなことも
みんなで一斉に出し合うとおもしろいかなと。

ええと思うわー。
「●よろず相談事、お預かりします」は、
あれやな、みなさんから相談事を
こっちでいったん預かって、
「この相談事は、あの人に答えてもらおう」と
誰かに答えを頼みに行く。

そういうことですー。
真面目な相談事、おもしろ相談事、
どちらも遠慮なくお寄せくださーい。

「●パパの立場」も
「●ほろりとさせる話」もだいたいわかる。
たのしみやな。
あとは、うちはひとりっ子やから
よくわからんのやけど、
「●とりあい」
というのを聞いてみたいです。
兄弟姉妹というのは、とかく
ものをとりあうらしいやん？

もーねー、
うちは、ペットボトルをねー。

そんな、眉を八の字にしないで。

もーねー、
なんのジュースを、
どんなふうに買っても、解決しないのよー。

どういうことですか。

暑い日に外で遊んでるときに、
お茶とか買うでしょ？
で、まず、上の子と下の子と、
どっちが先に飲むかでもめる。

そっからか。

で、なんやかんやあって先攻が決まって、
どっちかがぐびぐびぐびと飲む。
そうするともう一方が「飲みすぎ！」と怒り、
とりあげて、ぐびぐびぐびと飲み返す。
すると見てる方が「飲みすぎ！」と怒り、
以下、延々くり返し。

あー、なるほどなあ。
かといって、ひとりに１本ずつ買うのもなぁ。

いや、小さいやつ１本ずつにしても
違う争いがおこるのよ。
ぐびぐびぐびと飲みあったあとで
「こっちのほうが余ってる」
「まだこっちがこんなに残ってる」と。

ええわー、そういう話、聞きたいわー。

そういうしょうもない話も送ってください。

そういう話も聞きたいし、
あとは、女の子特有のおしゃまな話、
「●おしゃま女子」
とか、そういうのもあるといいな。

うん。
基本的には、なんでもいい、と。

ほんとになんでもいいです。
写真でしか説明できないことは
写真でもいい。
こんな髪型にしちゃった、とか、あるやん？

ある、ある。
「●ママカット劇場」
とか、そういうのもいいかもしれない。
というか、このように、
たいへん門戸の広い企画となってますので、
どうぞなんでも
遠慮なく送ってくださいねー。

応募の決まりは下をお読みくださいませー。

ふたり

どうぞ、よろしくお願いします！

応募の決まり

応募先のメールアドレス：kodomo@1101.com
件名：ほぼ日＆こども
ハンドルネームをお書き添えください。

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2012-09-28-FRI