第4回
◆まだ、いままでの段階では、
「ほぼ日」の連載が決まっていなかったんですが、
なんだかとにかくもっと読みたいということで、
「こりゃみんなも読みたいんじゃないか」と、
考えはじめまして。
ただ、連載ってのは負担もかけるし、
ネタがなくなったりしたときに、
無理矢理に義務として原稿を送ってもらうんじゃ、
せっかくのこの「たのしいムード」が消えちゃうしなぁ、
と、先のことまで心配したりもしたんです。
どういうお姉さんなのか、もうちょっと聞こうよ、
と、なりまして。
またまた、JARO がメールで質問したわけだ。
返事が到着しました。
なになに・・・? みんなが返信を読みたがった。
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3月11日(木) 23:00
雪が積もってます。
明日はお休みだからお買い物に行こうと思ってたのに……。
日ごろの行いが悪いんでしょうか、とほほ。
いっぱい質問ありがとうございます。
では、お答えします。
(芸能人気分で。あ、これじゃあアザラシと一緒だあ!!)
Q1,
以前、ほかで働いていたのですか?
A1,
いいえ。ただ、専門学校のときにしながわ水族館に
(品川に住んでいたのでチャリで通えた)
2回実習へいったり、他の水族館で実習させていただき、
また、いろんなとこに実習いったり、見にいったりと。
Q2,
試験はあったのですか?
A2,
・・・私はなかったです。
新潟の水族館で実習させていただいて仲良くなったんです。
んで、専門学校卒業しても
動物関係に就職はすごく難しく
1年間東京に残ってフリーターしてた時に
ちょうどここに欠員があるって話で、水族館から
「まあ、とりあえず話だけ聞きに行ってこいや!」
と言われたのでほんとに普段着でちんたら行ったら
面接だった・・・。
面接官 「志望動機は?」
はな 「え? いやあ、水族館でとりあえず話だけでも
聞いて来いって
言われてきたんですけど・・・」。
次の日、東京に戻る前に水族館に行って
「話だけって言ったから行ったのに面接だったよ!!」
と報告したら
「あ、おまえ内定だってさ。断るなよ」と・・・。
普通はすごい倍率なんですけど、
せっぱつまってたんですねえ、私を雇うなんて。
私はかなりラッキーだったと思います。
Q3,
どういう肩書きになるんでしょうかね?
A3,
「飼育係」としか言いようがないでしょう。
でもアンケートには「会社員」。
Q4,
バイカルアザラシとは?
A4,
バイカルアザラシはバイカル湖しかいません。
アザラシのなかで唯一淡水に住むアザラシです。
(食べるエサについては)
うちはいつでも手に入る「アジ」を与えています。
だいたいどこでもそうみたいですねえ。
ほしけりゃここ来な。 |
吻タッチ
(ふんたっちと読みます) |
Q5,
新潟ロシア村のホームページ
(http://www.niigata-inet.or.jp/nrv/)
を拝見させていただきました。
そこに載っているアザラシは「誰」ですか?
A5,
ホームページに載っているアザラシは水掛ボリちんです。
あの顔はご機嫌なとき。
バイカルアザラシは神経質なので
「慣れるまでエサも食べない」
って水族館実習のときに言われてたんです。
実際、水族館のバイカルは1週間やってみて
私からは1回もエサを食べてくれなくって…。
そういうことがあって飼育のお話が来たときは
「えー。どうしよう・・・」って思ってたのに
こいつらは初日で食べてくれるわ、
表情はあるわ、自己主張はするわ、で
今は毎日いろんな発見があってあきません。
(ボリの芸は水族館の人も
「バイカルって芸するんだ」って
びっくりしてるくらい頭がいいようです)
では、またなにかありましたらメールください。
おそくまでお仕事お疲れ様です。
私は寝ます。くすっ。
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ずいぶん、いろんなことがいっぺんにわかったぞ。
JAROは、このころから、
自分の個人的興味から、とにかく「はな」さんと
文通のようにメールのやりとりをはじめていた。
おもしろいなぁ。
でも、続きはまた明日です!
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