テーマ映像「みんなでつくる夜明け。」を
ご覧になったかたは、ごぞんじだと思いますが、
「BEGINNING」のテーマソング〈その１〉は、
イースタンユース（eastern youth）の
「夜明けの歌」に決まりました。


「感受性応答セヨ」（トイズファクトリー）に収録

オリジナル曲をつくることも考えたのですが、
たまたま、この曲を思いついてしまったら、
もうほかには考えられなくなってしまって‥‥。

失恋したとか、仕事に失敗したとか、さまざま理由で、
あまりに悲しかったり、くやしかったりして、
ひと晩、まんじりともせずにすごし、
朝をむかえたことが、どなたにもあるだろうと思います。

「いっそこのまま、夜が明けなければいいのに」
そんなふうに思っても、
容赦なく明るい陽の光が、部屋の中に入ってくる。
「もう朝なんだから、いいかげんに泣きやめよ」と、
必死で自分に言い聞かせている。
そんな情景がありありと浮かぶ曲です。

一見、「BEGINNING」とは正反対に思えますが、
でも、そういう辛さ、苦しさ、悲しさがあってこそ、
つぎの「はじまり」があるわけで、
その意味で、この「夜明けの歌」は、
まっすぐに「BEGINNING」の歌だと思います。
まさに、
「終りのように見えているものは、
　生まれたばかりの始まりなんだ。」
ですね。

荒削りに、かざることなく、
たたきつけるように思いを吐き出す
イースタンユースの歌とサウンドは、
聴いているあなたの心を、
きっと「はじまり」に向けてくれることと思います。

そういえば、「夜明けの歌」を推薦してくださったかたが、
おひとり、いらっしゃいました。

いやいや、暑苦しくなんか、ないですよ（笑）
「みんなでつくる夜明け。」をご覧になったかたの
感想を見ていると、この歌のよさが、
ちゃんと伝わっているなあという気がしてます。

まだご覧になっていなければ、ぜひどうぞ。