みなさまからたくさん寄せられている 「私の小さいことば」を紹介しますね。 これは『小さいことばを歌う場所』のなかから みなさまのお気に入りのことばを 選んでもらったものです。 本の第2弾となる それでは、みなさんの |
「ちょうど、雪なんか降ってきていてさ。 いかにも『うち遊び日和』なんだよなぁ。 ま、そういう日があってもいいか オレはオレに、許してやったのであった。」 (71ページより) このことばの「オレはオレに許してやった」が、 とても好きです。 しなければならないこと、を横目で見ながら、 ほかの楽しいことをしている時に浮かんできます。 もうちょっとほかにやりようがあったんじゃないか? と、思うようなことをしてしまった時にも、 「あれはあれでよかったのだ」と思うと同時に、 最後のフレーズが浮かんできます。 自分を、ダメなやつ、と思う代わりに 気持ちが楽になります。 (慶子) |
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「誰に聞かせるわけでもなく、 ただ歌いたくて歌ってしまう歌を、 あなたは持っていますか。 その歌は、どんな歌ですか。」 (P210、211より) わたしは寒いと大きな声で歌いたくなります。 歌の大好きな友達が、わたしは大好きでした。 絶望的に落ち込んだとき、 立ち直るきっかけは研ナオコさんのコンサートでした。 最近は家の中で、娘相手に子守唄や童謡を歌ってます。 いろんな場面で歌いたくて歌ってます。 歌に関するこのことばには共感でき、同感で大好きです。 (じゅん) |
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「『断る』場合、必ずしも『理由』を伝える必要はない。 (合意で成立するすべての事柄について)」 (25ページより) 「理由なんかないっちゅーねん」って主張してると 勝手に解釈したこの言葉が一番好きです。 普段から誰もが何かにつけて 「なんで?」って理由を聞きすぎやねん。 「髪染めたん?」で終わっときゃええものを 「髪染めたん? なんで?」とか聞くなよ。 「理由」なんかないっちゅーねん。 だからこの言葉が好きです。 (だいすけ) |
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私の小さいことばは、 「『日の出の時がくるまで、日は出ない」という 当たり前そうなことをわかるのには、 ずいぶん時間がかかったと思う。 このことも、 『時が来るまで』ということだった。」です。 (32ページより) 仕事も恋愛もなかなか上手くいかなくて やたら焦っていたときに、このことばと出会って ハッとして、そうだ、焦ったってしょうがないんだった! と、もとの楽天的な自分に戻れたので とても感謝しています。 (ゆっち) |
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「ああ、ほめあって生きていきたい。 これは、ぼくの最大の夢だ。」 (232ページより) 毎日、毎日5歳のムスコと過ごす中で、その瞬間は カーッと来て怒ってしまうのですが、その後、 「ああ、まだ生まれて たった5年しか経っていないのに‥‥。 なんでこんなに怒るんだ、私」 って、涙がジンワリ来てしまうのです。 明日は怒らないように、明日は怒鳴らないように そう思うのについつい怒っている私‥‥。 そうです、ほめてほめてなでてあげたい! この言葉は私の夢でもあるのです。 毎日、働くおかーさんはそう思っているんですよ。 朝は忙しいからご飯をシャッシャ食べて、お願い息子。 (せがわ) |
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「『これでいいのだ』は、赤塚不二夫先生の マンガ『天才バカボン』のなかに出てくる、 バカボンのパパの名セリフです。 まねをして口に出して言ってごらんなさい、 とても気持がいいですよ。」 (23ページ) 私はコノことばが大好きです。 「ココロのお洗濯」には最適な魔法のことば。 頑張りすぎてつかれたら‥‥「これでいいのだ」 「がんばり過ぎなくていいのだ」 「休めばいいのだ」 「泣けばいいのだ」 どんどんとココロが軽くなる。 そうそう‥‥これでいいのだ! (ケオリンゴ) |
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『小さいことばを歌う場所』は 出版されてすぐ買ったのだけど 読んだのは昨年11月に入院した時でした。 こころに留め置きたい言葉にたくさん出会いました。 僕の入院中は看護学校の実習生が付いてくれていました。 なにをやってもうまくできないと 自信をなくしかけていた彼女に 読ませてあげたのが「おたまじゃくし」です。 「そりゃ、サナギだって、そうだろうなと思う。 いまは、身動きのとれない生きものなのに、 空気をたたいてひらひらと、飛ぶんですからね。 ほんとに飛べるのかよ、という疑いと、 『飛べるのかよ、オレ』というような 晴れがましい気持ちがあるわけです。」 (220〜221ページより) 「私、飛べますかね」 「飛べるよ! サナギはかならず蝶になるんだから」 がんばってるかな、志穂ちゃん。 (のぶ) |
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「異文化が共に生きようとしたら、 『ちょっと低いところ』で落ちつくものなのだ。 それがイヤだ、ガマンできないと言っていたら、 共に生きることは、限りなく難しくなる。」 (21ページより) この言葉を読むと、ちょっと胸が痛みます。 異国の人と、暮らしたことがありました。 人様に迷惑を掛けないようにと育てられてきた コチコチの日本人と、 お互い様なんだから気楽に行こうぜなイタリア人。 「ちょっと低いところ」が ガマンできなかったコチコチ日本人は、 毎日頭から湯気を出す生活で、 お気楽イタリア人は一向に反省する様子は無いんだけど、 なんだか切ない顔になってました。 悪いヤツじゃなかったんだよなぁ‥‥たぶん。 あの時は手におえなかった異文化体験だけど、 この次はもう少し寛容な人になってみようかなあ。 (イカ墨) |
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『思い出したら、思い出になった。』にも、 きっと読んだ人の心にのこる「小さいことば」が たくさん詰まってます。 もう少し、お待ちくださいね。 みなさまからのメールも、 引き続き、募集しています。 |