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このたび、『思い出したら、思い出になった。』が、 1万部を突破しました。 たいへんうれしいニュースとして みなさまにご報告させていただきます。 本屋さんには置かれていない、 「ほぼ日ストア」という、 たったひとつの窓口しか持っていないこの本が、 はっきりとした実売数で1万部を超えたというのは、 じつは、たいへんなことだと思います。 ご購入してくださったみなさまひとりひとりに、 担当編集者として、深く感謝いたします。 1年先に発売された『小さいことばを歌う場所』は、 すでに2万部を超えています。 今後も、ちいさな本たちが繰り広げる冒険を わくわくしながら見守っていきたいと思います。 どうもありがとうございました。 そして、これからもよろしくお願いします。 2008年10月 永田泰大 この『思い出したら、思い出になった。』は、 糸井重里が2007年1月1日〜12月31日のあいだに ほぼ日刊イトイ新聞に書いた 「今日のダーリン」と「ダーリンコラム」の原稿から、 心にのこることばを集めてまとめたものです。 選りすぐったことばは、全部で189。 (2006年のことばをまとめた『小さいことばを歌う場所』の ことばが168でしたから、ちょっぴり増えたことになります) また、糸井重里が毎日更新している写真連載、 「気まぐれカメら」からも、89点の写真を収録しました。 掲載された文章は、どれも短くて読みやすいものばかりですが、 読む人のさまざまな感情を喚起する本に仕上がっています。 ときに詩のように、ときにヒントのように、 ときに冗談のように、ときに話し声のように。 読むページによって、読む状況によって、いろんな表情を見せる、 「ベスト・オブ・糸井重里」ともいえる1冊です。 何度も開いていただけたら、うれしいです。
『思い出したら、思い出になった。』 そのタイトルにはフランス語での意訳ともいえる 「Je me souviens.」ということばが添えられています。 直訳すると、「私は思い出す」という意味です。 この仏語を選んだとき、糸井重里はカナダのケベックにいました。 ケベックの人たちの乗る車のナンバープレートには、 この「Je me souviens.」ということばが刻まれています。 ことばの由来は、正式には伝わっていませんが、 「自分たちのルーツを忘れないように‥‥」という気持ちが 込められれているというのがもっとも代表的な解釈です。 ヨーロッパから移ってきた祖先、植民地時代にも守ってきた文化、 そういったものを「忘れない」「思い出す」という ケベックの人たちの歴史に対する認識の表れたことばです。 『思い出したら、思い出になった。』という、 ちょっと不思議なタイトルを英訳するのに苦労していた糸井は、 通訳の方からこのフランス語のフレーズにまつわる話を聞き、 どこかしら、運命めいたものを感じて、 「Je me souviens.」ということばを添えることにしたのです。 この『思い出したら、思い出になった。』は、 原則的に一般の本屋さんでは発売されません。 ほぼ日ストアのみでの販売となります。 ですから、本の背表紙にバーコードもありませんし、 帯もありませんし、価格も印刷されていません。 本の販売は、期間や数量を限ることなく続ける予定ですが、 在庫が一時的に尽きてしまった場合、 増刷が完了するまでのあいだ、 お待ちいただく可能性があります。 最初の発送は、2008年3月下旬を予定しています。 その後は、在庫のある限り、 注文をいただきしだい発送する予定です。 在庫が一時的に尽きてしまった場合、 増刷が完了するまでのあいだ、 お待ちいただく可能性があります。 こちらからご覧ください。
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お申し込みの前に ご確認いただきたいこと
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