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「うちの土鍋の宇宙。」でおなじみの 福森家の四女・福森道歩さんによる 土鍋のための料理本ができました。 土を練り、うつわや土鍋を作り、 そして毎日使っている道歩さん。 そのよさ、使い方のコツを、 だれよりもよく知っているひとりです。 しかも彼女は、陶芸の道にすすむ前、 5年ほど、調理の仕事に携わってきたひと。 その道歩さんが教えてくれる土鍋料理が、 1冊の本として、出版されることになったんです! ここで紹介されるレシピは、 いわゆる「鍋物」だけではありません。 “炒める”“焼く”“オーブンで焼く”など 「うちの土鍋シリーズ」が得意としている直火料理が、 たくさん、紹介されています。 (おそらく、世界ではじめての “土鍋直火料理”のレシピ本です。 そしてこの本、福森道歩さんにとっては、 「料理家」としてのデビュー作でもあるんですよ。) レシピの数は、49。 「きのこのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」 「ステーキ」「ローストポーク」 「土鍋まるごとオニオングラタンスープ」 「ゴーヤチャンプルー」などの直火料理は、 16品、掲載されています。 もちろん“蒸す”“米を炊く” “鍋物”“煮込む”などの いわゆる土鍋料理のレシピも、 「ラタトゥイユ」「ムール貝のワインクリーム蒸し」 「ブロッコリーとカリフラワーの花椒蒸し」 「リゾット」「パエリア」「麻婆豆腐」「角煮」 それから「プリン」「しょうがシロップ」 「洋梨のコンポート」などなど、 福森家スタイルのメニュー、調理法が たっぷり紹介されています。
あ、なにも、わざわざ土鍋でつくらなくても、 フライパンでいいんじゃない? ‥‥と、お思いのかた! もちろんそういうふうにも活用いただけます。 でも、ぜひ、「ベア1号」「ベア2号」で ためしてみてくださいね。 土鍋で調理したときの、食材の力強さ、 味のやわらかさは、格別なんです。
すでに「ほぼ日」で土鍋をお求めになられたかたのなかにも “春から秋口までは、しまっちゃう”というかたも いらっしゃると思いますが、 この本があれば、1年中、 あなたの土鍋が活躍しますよ。
福森道歩さんは、伊賀の窯元・土楽の四女。 陶芸家であり、料理家です。 父・福森雅武さんに幼い頃から器と料理を教わり、 料理家をめざして東京で5年間修行。 その後、土楽の跡取りとなるため 伊賀に戻りました。 四季折々の伊賀の自然のなかで育ち、 山菜ときのこ採りの名人。 陶芸のかたわら、土楽のみんなと米や野菜を育て、 自ら包丁をふるい、土鍋で料理し、 自分で作った器に盛る──。 そんな暮らしをしている道歩さんのつくる料理は、 素材を見抜き、素材のよさを いちばんよく引き立てる方法でつくられています。 そして器は、父・福森雅武さんの 「器は前に出ず、後ろに下がらず。 使えば料理とともに引き立てあう」の 教えを引き継いでいます。 代表作のひとつが、 2009年に「ほぼ日」で販売してご好評をいただいた 「ほんとにだいじなカレー皿」です。 本書の帯では、道歩さんをよく知る糸井重里と フードスタイリストの飯島奈美さんが 推薦文を寄せています。
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