わかっているからといって、なめないこと。 時間のかかる過程を、効率化しようとしないこと。 失敗したら大変だぞ、という本番の気持ちを持つこと。 ────『小さいことばを歌う場所』より |
目的がどうであれ、思想がどうであれ、 仕事というのは「人が気持ちよく感じる」ことについて、 技術を高めたり、気合いを入れたり、 方法を工夫したりすることだ。 ────『思い出したら、思い出になった。』より |
やることがとても多いときには、 「ぜんぶ重要!」みたいに感じている状態が、 そして、「先にやる」と決めたことを実行するためには、 |
非常に誤解されやすい言い方なのですが、 「額に汗して働く」という価値観に、 逃げ込んではいけないと思うのです。 「額に汗して働く」というのは、価値あることです。 しかし、それは目的ではないのだと思うのです。 額に汗すること、努力すること、地道にやっていくこと。 それらは、姿勢としての美しさを持っています。 ですが、くりかえすけれど、それは目的じゃない。 1+1が2になるということに、 ほっとしていたり甘えていたりしていては、 夢も希望もありゃしないのだと思うのです。 どこに狩りに行くかを真剣に考えるからこそ、 獲物も手に入るし、たのしみの時間もつくれるのです。 ────『小さいことばを歌う場所』より |
送り手、つくり手が、どんなに力を入れても、 それが通じるとはかぎらないということを、 ぼくは、かなりよく知っているつもりです。 でも、ときには、通じさせようとすることよりも、 全力をつくすことを大事にすることがあります。 ────『ともだちがやって来た。』より |