ほぼ日 | 実際に、この本を手に取られてから どんな感じで読んでらっしゃいました? |
有野 | ずっとカバンに入れてたかな。 空き時間にずっとちょこちょこ読んで。 |
ほぼ日 | ああ、うれしいです。 ありがとうございます。 |
有野 | あとは、装丁とかを眺めて、 「シャレたカバーやな‥‥」と。 |
ほぼ日 | 「シャレたカバー」(笑)。 いいほめことばをいただきました。 |
有野 | 「なんで、こう透けてんねやろう?」とか 「どういう意味があるんやろうなあ」って 思うてました。 ああ、あと、112ページの 「スゴイ人よ‥‥」も、ええ話ですね。 |
ほぼ日 | 『スゴイ人よ、スゴクナイ人よ』 スゴイ人よ。 つまりは、あなたよ。 スゴイ人は、 やがてスゴクナイ人が、 すぐうしろにいることを知る。 スゴイ人は、 つまり、あなたは、 やがてスゴクナイ人が すぐ、あなたを抜きさることを知る。 永遠に、 ありえないと思っていたことが、 ある。 それを、知ることになる。 その日は、いつでも、すぐにくる。 スゴクナイ人よ。 つまりは、あなたよ。 スゴイ人は、 あなたのずっと前にいる。 スゴクナイ人、つまりあなたの目は、 その背中を見ている。 やがてスゴクナイ人は、 スゴイ人を抜いてしまったことを知る。 スゴイ人は、たぶんあなたの背中を見る。 スゴクナイ人は、 つまり、あなたは、 スゴイ人になってはならない。 スゴクナイ人のままで、行くがいい。 ほんとうにスゴイ人は、 たいていは、あなたのように、 スゴクナイ人でいられる人だ。 あ、ありがとうございます。 このことばは、以前、 矢野顕子さんがほめてくださって。 この言葉を歌詞にして 曲を作りたいなって言ってくださったんですよ。 |
有野 | へぇーーー、そうなんですか。 ぼく、曲とか作れないですよ。 すいません。 |
ほぼ日 | いえいえいえ(笑)。 つぎの本ももうすぐ出るので ぜひ、読んでくださいね。 今日はどうもありがとうございました。 |
有野 | ありがとうございましたー。 |
(おしまい) |