学習塾は、森下さんのご自宅と いっしょになっていてアットホームな雰囲気。 小学生から中学生までの子どもたちが 通っているそうです。 こちらが、メールをくださった 長女の真由美さん。 最新刊の「思い出したら、思い出になった。」を 手渡ししつつ、塾で先生をされている ご両親にもお話を伺いました。 |
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真由美さん | 毎年、卒業式をするのが うちのセレモニーみたいなもんなんです。 で、塾長である父が 「生徒になにを贈ろうかな?」って 毎年、迷ってたんですね。 |
お父さん | うん。ほんまに迷ってました。(笑) |
真由美さん | そのころ、ふと、ほぼ日で見た 『小さいことばを歌う場所』のことを思い出して 「この本はどうかな?」って父に提案したんです。 |
お父さん | うん。すごくいい本やなぁと思うてました。 でも「うちの塾の生徒たちに贈る」というところまでは わたしは思いつかんかったのですわ。 それで、娘から提案してもらって いいアイデアだと思って注文したんです。 生徒全員分。 |
お母さん | 主人は、本を贈ることは わりと好きなほうなんですよ。 このあいだも、同世代のお友達には 贈ったりしてたんですけれどね。 |
お父さん | そう、僕らぐらいの世代が読む本いうたら そんな悩まないんですけれどね。 「15歳の子にあげる本」って ほんっと難しいんですよ。 でも、この本の存在を知ったとき この本をプレゼントすることが これからの生徒にとって ときどき、勇気づけられる本に なるんやろうなぁと思うたから。 |
お母さん | そうやね。 |
真由美さん | うん。 |
高校入試の合格発表の翌日に行なわれた卒業式。 この日、生徒ひとりひとりに 「小さいことばを歌う場所」が贈られました。 それぞれの進路にすすむ子どもたちに 森下先生がつたえます。 「みんな、高校入ってからも また、いつでも遊びにおいで。 うれしいことがあったときも、 なんや、つらいなぁと思うときも 先生のところに、いつでもおいでな。 この本、いまはまだ、君たちには ちょっと難しいかもしれへんし、 よう分からへんかもしれへんけど。 いつか、この本に 励まされたり、元気になったり するときがあると思うから。」 森下先生、真由美さん、そして 生徒のみなさん、すてきな1日に ごいっしょさせていただき、 ありがとうございました! |
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