写真集 幡野広志

HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN

2019年3月1日発売

写真家・幡野広志、はじめての写真集。
キャリアを代表する三作品「海上遺跡」
「いただきます、ごちそうさま。」
「優しい写真」を収録。

書名:写真集
著者:幡野広志
発行:ほぼ日
定価:本体2700円+税(配送手数料別)
ISBN:978-4-86501-379-5
発売日:2019年3月1日

ほぼ日ストアからお買い上げの方には、
購入特典「小さい優くんの写真集」が付きます。
※購入特典は、なくなりしだい終了します。

幡野広志プロフィール

立ち読みコーナー
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この本について

写真家・幡野広志さんのはじめての写真集が、
ほぼ日から発売されることになりました。
タイトルは「写真集」。
幡野さんの代表作「海上遺跡」
「いただきます、ごちそうさま。」
「優しい写真」の三作品を収録しています。

海上遺跡

日本の海上にある遺構を撮影した作品「海上遺跡」。
幡野さんが20代半ばから5年の歳月をかけ、
日本中を旅しながら撮影したものです。

なぜぼくは海の上の遺跡にひかれたのだろうか?
もしかしたら遺跡から建築物の死を感じていたのかもしれない。
人から不要になって朽ちている遺跡に、自分の存在を重ねたのかもしれない。
──幡野広志「写真集」より抜粋


時間と労力と技術を惜しみなくかけた本作品。
日没直後の数分しかない「マジックアワー」を狙い、
静かで、美しい世界を写真に収めました。
幡野さんはこの作品で
若手写真家の登竜門「Nikon Juna21」を
2010年に受賞しました。
「海上遺跡」からは、20点の写真を収録しています。

いただきます、ごちそうさま。

自らが猟師となり、
狩猟現場を撮りつづけた幡野さん。
「海上遺跡」を発表した2年後の2012年から、
病気が発覚して猟銃の処分を決めた
2018年2月までに撮影された写真たちです。

一人で自然の中に身をおいている時間は、
自分と向き合う大切な時間だった。
──幡野広志「写真集」より抜粋


2018年4月に都内のギャラリーで開催した
写真展「いただきます、ごちそうさま。」は、
SNSを通して大きな話題となり、
会期を延長するほどの反響を呼びました。
作品完成までに約5年を費やした
「いただきます、ごちそうさま。」からは、
30点の写真を収録しています。

優しい写真

幡野さんが息子の優くんを、
愛情たっぷりに撮りつづけた「優しい写真」。
優くんがこの世に誕生した瞬間から、
現在にいたるまでの
親子のなにげない日常が収められています。

ぼくは息子のことを愛していた事実を伝えるために、
いまを生きて写真を撮っている。君に伝えたい。ただ、それだけだ。
──幡野広志「写真集」より抜粋


2018年11月、
銀座ソニーイメージングギャラリーで開催された
写真展「優しい写真」は異例の動員数を記録。
そのときの展示と同じように、
ページの余白部分には
幡野さん直筆コメントが添えられています。
「優しい写真」からは、
よりすぐりの51点を収録しています。

三作品を一冊にまとめたことで、
幡野さんが歩んできた道筋を
まるごと感じられる写真集に仕上がりました。
写真家・幡野広志がレンズ越しに見つめてきたもの、
見つめようとしているものを、
どうぞたっぷりとおたのしみください。

ほぼ日ストア購入特典
「小さい優くんの写真集」

幡野さんの写真集をほぼ日ストア、
またはTOBICHI東京・TOBICHI京都で購入すると、
写真集には入りきらなかった
「優しい写真」の未収録カットをまとめた
小冊子「小さい優くんの写真集」を、
1冊につき1冊、購入特典としてプレゼントします。
※購入特典は、なくなりしだい終了します。

幡野広志さんと糸井重里の出会い

写真家、幡野広志さんは、
2017年末、自身が余命3年とされる多発性骨髄腫、
血液ガンの一種であることをブログで公表しました。
そのとき幡野さん、34歳。
息子の優くんは1歳半でした。

糸井重里が幡野さんのことを知ったのは、
2018年2月のこと。
SNS経由で幡野さんのブログを見つけ、
その場で激しくこころを揺さぶられます。
すぐに「なにかお手伝いをしたい」と思う一方、
糸井はこうも自問します。
「じぶんが関わることで、変に注目されてしまい、
かえってご迷惑をかけることにならないだろうか」と。

それから数週間、
時間をかけてじっくりと考えた糸井は、
自らが連絡をとるのではなく、
幡野さんが気軽に断れるような文面で、
第三者であるほぼ日乗組員から
「ぼくたちにお手伝いできることはありますか?」
という趣旨のメールを送ることにしました。

幡野さんからの返信はその日のうちに届きます。
すこし長めのメールには、
病気になってわかったこと、
残りの人生をどのように生きたいかなど、
幡野さんの素直な気持ちが書いてありました。
そしてメールの文末にはこう記されていました。

「糸井さん、ほぼ日さんの支援が欲しいです」

こうして幡野さんと糸井の関係はスタートしました。

「ほぼ日刊イトイ新聞」では、
これまでふたりの対談を二度掲載しています。
2018年9月公開の
これからのぼくに、できること。」。
2019年2月公開の
被写体に出会う旅。」。
写真のことからお互いの人生観まで、
幡野さんと糸井がたっぷり語り合いました。

まだお読みでない方は、
ぜひご覧になってみてください。

TOBICHI東京&京都で、
幡野さんの写真展を開催中。

幡野さんの「写真集」発売を記念して、
TOBICHI東京とTOBICHI京都では、
幡野さんの写真展が開催中です。
写真集には入っていない、
未収録カットも多数展示しています。

幡野広志 写真集の写真展

日程:2019年2月23日~3月10日(東京)
   2019年2月23日~3月10日(京都)
場所:TOBICHI東京②、TOBICHI京都

イベントの詳細は、
TOBICHIのページをご覧ください。


「ほぼ日ブックス」取り扱い書店でも販売。

幡野さんの「写真集」は、
ほぼ日ブックスを取り扱っている全国の書店、
Amazonや楽天といった、
大手のネットサイトにも流通いたします。
取り扱い書店に関しては、
こちら」のリンクからご確認ください。

また、書店での在庫については、
事前に各店舗にお問い合わせください。
書名:写真集
著者:幡野広志
発行:ほぼ日
定価:本体2700円+税(配送手数料別)
ISBN:978-4-86501-379-5
発売日:2019年3月1日

ほぼ日ストアからお買い上げの方には、
購入特典「小さい優くんの写真集」が付きます。
※購入特典は、なくなりしだい終了します。