カルタ・ド・ニッポン



第39回 「取り札」ぜっさん募集中!

なまはげよ むしろお前が 泣かしてる
  (むらかわまさと)

まずは、なまはげの迫力に圧倒される取り札です。
でも、よくよく見るとこのなまはげ、
額にたらりと、ひとすじの汗が‥‥。
「むしろ自分が泣かせてしまった」ことに、
オロオロしてしているのでしょうか。

大胆さの中にも細かい芸が光る作品を発表しつつ、
はじまっております「カルタ・ド・ニッポン」。
「取り札」は、ただいまもぜっさん募集中です!
下のほうにある「投稿のルール」を読んで
どんどんご応募くださいね。
きらりと光る「取り札」が届いたら、
順不同でランダムに、ここで発表いたしますので。

それでは前回に引き続き、
先の募集にたくさん寄せられた
「取り札」を紹介してまいりましょう。

武道は だいたい ニオイがすごい
  (ちゅんちゅん丸)

なにやらちょっと異様な雰囲気の写真‥‥。
これはどうやら、剣道の練習でつかう
「打ち込み人形」という道具のようです。
これに向かって「メーン!」と打ち込むわけですね。
メールには、
「臭いので外に出しました」というメッセージ。
そうですか、武道関係はやはりニオイが‥‥。

ライスとパン どちらにしますか
  (小松)

いや、あの、ランチを頼んだだけなので、
そんなにたくさんは‥‥。

カレーうどんが ある国よ
  (ミサ・トンプソン)

あ、やっちゃってます。
白いシャツでカレーうどんは、危険なのに。
さらにこの人、笑ってますよね。
つまり、自分はこの被害に気づいていない‥‥?

鹿せんべいを 食べてみた
  (岩本みさを)

ぱりっと食べたら‥‥鹿と目が合った。
やわらかなタッチでわかりやすく描かれた一枚です。
こういうタッチがたまに目に入ると、きもちがいいなぁ。

いくつに見える?
  (小松)
ぜんぜん 若く見えますね
  (小松)

こんな、ペアの「取り札」が届きましたよ。
たのしいですねー。
上のようにして並べると、
非常にわかりやすいストーリーが見て取れます。
おじさんがすごくうれしそう。
その気になって「ドンペリ」をオーダーしてます。
「いくつに見える?」
「ぜんぜん若く見えますね」のペアは、
ほかのシチュエーションの絵も
ぜひ見てみたいと思いました。
たとえば「オフィスにて」とか、どうでしょう?
お待ちしています!

礼に終わる ニュース
  (mayo)

イラストがさらりとナイスだったのでご紹介。
「チャオ! で終わるニュース」という感じでしょうか。
こういうニュースも、いいかも。

よろしくと言って 去る男
  (ここ)

横に「読み札」がなかったら、
アクティブでフレッシュなサラリーマンのイラストなのに。
でもことばを組み合わせると、
こんなにもぜんぜんちがう絵に見えてくる!

早くなる ジャンケン
  (さやか)

なってるなってる、なってます!
(失礼ながら)けっして上手とはいえない、
たったこれだけの線で、
早くなるジャンケンが表現されています!

6月がなけりゃ 米はねえ
  (sue)

スタンダードで、じつにカルタらしい作品。
「6月」と「雨」と「お米」。
要素がきちんと盛り込まれています。

残り物じゃないの 残しておいたの
  (yunbo)

たいへんリアルな写真が届きました。
「残り物」のようにも見えるし、
「ご主人のために残しておいた物」にも見える。
微妙です、これはすごく微妙。
あなたはどちらに見えます?

残り物じゃないの 残しておいたの
  (ここ)

一方こちらは、夫のためではなく自分のために
残しておいたショートケーキのイチゴではないかと。
「あれ? イチゴ、残しちゃうの?」
「ちがうの、好きだから最後に食べるの!」
ということですよね。
上の「取り札」とはだいぶ意味がちがってきて、
これはこれでおもしろいです。

ねこよ、どこへゆく
  (わでぃ)

ネコの写真はまだあります。
このシッポが立派なネコは、どこへゆくのでしょうねえ?

ねこよ、どこへゆく
  (リョーコ)

イラストの「取り札」でも、
ご覧のようにいい感じのネコが届いているのでした。

やっぱり根強い「ネコ人気」を感じながら、
今回はこのあたりで。

決定済みの「44枚の読み札」をながめて、
パッと絵柄がひらめいたら、
「描いたり」「撮ったり」してみませんか?

決定した44枚の読み札はこちら↓

ほぼ日カルタ・全読札
※きわめてニッポン的な音がしますのでお楽しみに&ご注意を

ぜんぶの読み札をサクッと見渡せる
テキスト版はこちらでどうぞ。  

応募方法のくわしくは、
下の「投稿のルール」をよくお読みくださいませ。

老若男女プロアマ問わず、
ふるっての投稿を、お待ちしています!
「絵」の札もそろえて、カルタを一式つくりましょう!

投稿のルール

募集するのは「取り札」

カルタは「読み札」と「取り札」に
わかれているわけですが、
ここでは「取り札」のほうを募集します。
つまり、絵が描いてあるほうの札です。

『ほぼ日本カルタ・全読札』の取り札を

「取り札」にする作品は、すでに選ばれている
44枚の「読み札」の中から選んでください。
ほかの「読み札」の「取り札」をつくっても
無効になりますよ。

イラストもしくは写真の作品を

「取り札」は、イラストか写真のいずれかで投稿できます。
ただし、もちろんのことですが、
オリジナル作品に限ります。
イラストは「自分が描いた絵」を、
写真は「自分で撮った写真」をご投稿ください。
いわゆる「インターネットでみつけた画像」
のようなものはNGです。
また、人物が写りこんでいる写真の場合、
必ずその被写体の方に使用目的を説明して、
了解を得てから、送ってくださいね。

できればタテ位置の作品を

一般的に、カルタはタテにちょっと長い
長方形のかたちをしています。
ですので、お送りいただくイラストや写真も
できるだけ「タテ位置」がうれしいです。
また、カルタは札の右上の部分に
「あ」などの一文字が入りますので
(掲載時にこちらで入れます)、
そのスペースもイメージしながら
作品をつくってくださいね。

ハンドルネームを忘れずに

「詠み人しらず」という考えかたで
たのしくすすめた「読み札」の投稿でしたが、
「取り札は作者のお名前をお出ししませんか?」
と、現時点ではなっております。
また「決定札」の作者には、
「相応によろこんでいただけそうなプレゼントを!」
というアイデアも出ております。
これらについては、あらためてくわしくお知らせしますね。

投稿方法

最後に、これが肝心、たいせつな投稿方法です。
投稿はすべて、
メールに画像データを添付するかたちで受け付けます。
宛て先のメールアドレスはcarta@1101.com
(下の「カルタを投稿する」をクリックすると、
 自動的にその宛て先で投稿できますよ)
画像のサイズはできれば1辺が640ピクセル以上で。
よくわからないかたは「大きめ」と思えればOKです。
とはいえ、データの重さは500キロバイト以内を
目安にしていただけるとうれしいです。
画像形式はJPEG、PICT、Photosop、BMP、
TIFF、pngなどでお願いします。

2009-03-31-TUE
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