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── |
76歳という年齢をうかがって、
びっくりしたんですけども、
ショーの現場で働くというのは
自分がいくつであろうとも、
楽しいものなのでしょうか? |
ブライアン |
イエス、イエス。
そういう環境はすごく大事です。
いま、私は若い連中にもまれて
いっしょにショーをやっていくことで
自分の若さを保っていると思います。 |
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── |
ああ、なるほど。 |
ブライアン |
また、私の家族たちは、妻も、息子も、
たいへんエネルギッシュで、
体を動かすことが大好きなものですから、
やはり、こういう環境にいて、
パフォーマンスし続けるというのは楽しい。
たとえば、息子や孫たちと、
いっしょに丘を滑り降りたり、
スキーにでかけたりということも
いまだに私はできますから。 |
── |
なんだか、うらやましいです。
あの、ちょっと変わった質問になりますが、
年齢を重ねたほうができるようになることって
なにか、ありますか? |
ブライアン |
年をとったほうができるようになること?
逆じゃなくて? |
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── |
(笑) |
ブライアン |
いや、おっしゃってることはわかりますよ。
それは、やっぱり「経験」でしょうね。
たとえば子どもたちとなにかのゲームをやると、
以前は私が勝っていましたが、
いまはどんなにやってもかないません。
そういうところでは負けてしまいますが、
やっぱり人生においての経験というのは
年をとればとるほど、私のほうが豊かになる。
そう思いませんか? |
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── |
はい、そうですね。 |
ブライアン |
ですから、子どもたちや孫たちに
なにか困った問題が起こると、
彼らは私を頼りにしてくるんです。
たとえば、息子はシルク・ドゥ・ソレイユで
私と同じ、クラウンとして働いています。
何か問題があったときは、すぐに電話してくる。
私が年をとっても現役でいることで、
すごく密な、濃いコミュニケーションを
交わすことができていると思います。
‥‥これは、シルク・ドゥ・ソレイユには
ぜんぜん関係ないことなんですけど、
明日は祭日なので、家族みんなで集まって、
私が山に持っている別荘に行く予定なんです。 |
── |
ああ、素敵ですね。 |
ブライアン |
どうもありがとう(笑)。 |
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(続きます!)
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