シルク・ドゥ・ソレイユからの招待状6  ZEDがはじまる。  〜稲垣正司への取材〜

第5回 ZEDがはじまる。
糸井 言葉も違う。芸も違う。
年齢も、人種も、経歴も違う。
そういう組織の中で、
長く過ごすのって、楽しいことですか?
稲垣 そうですね。楽しいですね。
糸井 あの、ぼくらって、
「こいつらなら、
 なんでもわかってくれるんだ」っていう
集団の中に居がちじゃないですか。
同じ会社だったり、同じクラスだったり。
稲垣 はい、はい。
糸井 シルク・ドゥ・ソレイユというのは、
ある意味ではその真逆みたいな組織だけど、
みんな仲はいいんですよね、なにか、妙に。
稲垣 そうですね、みんな、こう、明るくて。
糸井 あれはなにがそうさせてるんですかねぇ?
家族っぽいというか、
つねに助け合ってるみたいな
感じがありますよね。
稲垣 そうですね、うーん‥‥。
あの、彼らは、じつは、
なにも考えてないんじゃないですか(笑)。
糸井 ああ(笑)。
稲垣 「なにも考えていない」というと
語弊がありますけど、なんていうか、
深く考え込まないというか。
糸井 うん。その日の、1回ずつを、
ただただ、きちんとやるというか。
稲垣 うん、そう思いますね。
舞台裏でいっしょにいても、
「うわ、緊張! どうしよう!」
っていう人はあんまりいないですし。
糸井 はーーー、そうですか。
じゃあ、根っからそういう人たちなんだ。
稲垣 どっちかっていうと、南米系の人たちは
そういう明るさを持ってる人が多いですね。
糸井 日本人にはあんまりいないですね。
稲垣 いないですね。
糸井 ご自分ではどう思います?
稲垣 ぼくはどっちかっていうと
典型的な日本人なので(笑)、
もう、失敗したりすると、
すぐに居残りで練習しちゃう。
糸井 (笑)
稲垣 そしたらね、
「もう、帰れ、帰れ!」
って言われちゃうんですよ。
「帰って、休め!」って。
糸井 でも、そういうアドバイスに従ったほうが
結果がよくなることも多いでしょ。
稲垣 あ、そうですね。
糸井 追いつめていくのは、
いいことばっかりじゃないからね。
稲垣 そう、それはありますね。
コリオグラファーにもよく言われるんです。
「正司にはすごくいいところもあるけど、
 南米の人たちの楽観的な部分も
 半分もらったほうがいい」って。
糸井 もらって身につけたいですか?
稲垣 もらいたい部分もありますけど、
ぜんぶは要らないですね。
糸井 むしろ、あげたい部分がある?
稲垣 あげたい部分、ちょこっとあります。
たまに感じます(笑)。
糸井 (笑)。
‥‥さて、いよいよ、
「ZED」がはじまっちゃいますね。
稲垣 はい。
糸井 とってもたのしみにしてます。
稲垣 ありがとうございます。
糸井 ほかの人の演技とかは、
観てらっしゃるんですよね?
「ZED」を観て、どうですか?
稲垣 すごく楽しいですよ。
やっぱり、パフォーマンスの
クオリティが高いですから。
糸井 ぼちぼち、出演者としてではなく、
「お客さんの目」から
観られるようになってるんじゃないですか?
稲垣 うーん、どうでしょう‥‥。
ほんとに、ひとりのお客さんとして、
この「ZED」を観てみたい、
とは思うんですけどね。
こう、最初から最後まで、通して。
糸井 あー、でも、それは無理ですね。
稲垣さんのバトンは
「ZED」に欠かせませんから。
稲垣 残念(笑)。
糸井 「ZED」の公開を楽しみにしてます。
今日はどうも、ありがとうございました。
稲垣 ありがとうございました。

(稲垣さんとのお話は今回で終わりです。
 お読みいただき、どうもありがとうございました)


シルク・ドゥ・ソレイユ取材メモ

「ほぼ日 専用シート」
第2回の販売がはじまりました。



前回、大好評のうちに完売した
「ほぼ日 専用シート」の
第2弾の販売がはじまりました!

今回の「ほぼ日 専用シート」は、
ちょっと前よりの
「フロントビュー」の席をご案内します。
前回販売した「レギュラー」(9800円)席より
お値段は高いのですが(15000円)、
ショーのより細部を観ることができるうえに、
「前すぎない」ため全体も味わうことのできる、
贅沢なエリアなのではないでしょうか。

トライアウト公演を
このエリアで観た糸井重里に訊いてみると──

「技の細かいところまで見えるし、
 ショー全体も味わえました。
 でも、頭上に近いところで行われる
 パフォーマンスがあったり
 視界を覆い尽くすようなアクトがあるから、
 『ああオレはショーのすべてを味わえてない!』
 という情報の多さが、
 なんというか、ときどき、
 快感のように襲ってくるわけさ!」

と、自慢気でありました。

そんな「フロントビュー」の席から、
オリエンタルランドの中村さんと「ほぼ日」が
「ここはおすすめかも!」と選んだお席を
今回は特別にキープしています。
ご希望の方は、開催日をよくごらんになって、
(クリスマスやクリスマスイブもありますよ!)
お早めにお申し込みくださいね。


「ほぼ日 専用シート」開催日

12月7日(日) 開演18:00 終演20:15
12月14日(日) 開演18:00 終演20:15
12月21日(日) 開演18:00 終演20:15
12月23日(火) 開演18:00 終演20:15
12月24日(水) 開演19:30 終演21:45
12月25日(木) 開演19:30 終演21:45
画像上部の濃い水色の部分の座席になります

販売期間

2008年10月1日午前11:00〜
10月8日午前11:00
各20席の限定発売です。
売り切れ次第、今回の販売は終了いたします。

価格

15,000円(税込み)
※@電子チケットぴあの手数料が
別途かかります。
また、チケット引き取り方法によって
手数料が変わります。

チケット枚数

おひとりさま4枚まで購入が可能です。

購入枚数

「@電子チケットぴあ」サイトにて
先着順の販売です。
このページのいちばん下の
「購入する」ボタンから「@電子チケットぴあ」内
特設ページにお進みください。
万が一、表示されない場合は
こちらのページを参考にしてみてください。

会員登録が必要

なるべく早くお申し込みいただくために、
事前に「@電子チケットぴあ」会員登録を
おすすめいたします。
こちらのページをご参考になってください。

公演に関するお問い合わせ

シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京
インフォメーションデスク
0570-02-8777
(10:00〜17:00 年末年始は休業)
※一部の携帯電話、PHS、IP電話
 および国際電話からは
 ご使用になれませんのでご了承ください。
チケット購入に関するお問い合わせ
@ぴあ会員センター
こちらのページの「ヘルプ」より
お問い合わせください。

お申し込みの流れ


このページのいちばん下の
「購入する」ボタンをクリックしてください。


お申し込みの際には、
「@電子チケットぴあ」への会員登録が必要です。
(すでに@電子チケットぴあ会員の場合は、
 お手持ちのIDとパスワードでログインし
 次のステップに進んでください)
この登録は、チケットを購入する際の
連絡用メールアドレスや送付先住所、
パスワードなどを設定するものです。
登録が完了すると、
登録時に指定したID、パスワードを使って
チケットの申し込みが
できるようになります。


フローにしたがって、ご購入ください。
ご購入後の変更・キャンセルや、
公演日、枚数の変更はできませんので、
じっくり考えてからご購入ください。
フローの最後まできちんと完了していないと、
購入できませんので、
画面の表示をよく読みながら進んでくださいね。


購入が完了しましたら、
「@電子チケットぴあ」から
内容を確認するメールが届きます。
(「ほぼ日」からではありません)
また、「@電子チケットぴあ」サイトTOPの
「購入履歴」からもご確認いただけます。


購入時にお選びいただいた方法で、
チケットをお引き取りください。
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今後の予定

今後も、「ほぼ日 専用シート」の
ご用意を、エリアを変えて
つづけていく予定です。

そのほか、公演についてのご注意

上演時間は約135分です。
(途中休憩30分含む)
パフォーマンスの状況により
上演時間が前後する可能性がございます。

開場時間は開演の45分前予定です。

公演チケット代金は、4歳以上は同一料金です。
3歳以下のお子さまは、
おひとりで1席をご利用になる場合のみ
公演チケットが必要です。

公演中止の場合を除き、お申し込み・ご購入後の
変更・取り消し・払い戻しはできません。

車椅子でのご来場は専用席をご用意しています。
「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京
 インフォメーションデスク
(0570-02-8777・10:00〜17:00)」
にお問い合わせください。

※一部の携帯電話、PHS、IP電話および国際電話からは
 ご使用になれませんのでご了承ください。
受付は終了しました。
ありがとうございました!

シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京の
本公演の一般販売は、
こちらのサイトへどうぞ。

2008-10-07-TUE



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