約1ヶ月お世話になった稽古場、
急な坂スタジオから引っ越し。
ついに東京芸術劇場へ。
本番とおなじシアターイーストでの稽古がはじまりました。




そして衣装を着ての稽古も。
衣装はsuzuki takayukiから
高橋愛さんが担当してくれています。
本当に素敵なので、
わたしにもどうにかして
試着させてもらえないか画策中です‥‥
(公演期間中は忙しいから無理かなあ)。
原作中では防空ずきんに作業用シャツ、
もんぺという格好ですが、
舞台衣装はその形を踏襲しつつ、
制服のスカートとブラウスにも見えるような、
新しいものを提案してくれました。
制服にあこがれて入学してきたけれど、
戦況が厳しくなり作業着やもんぺしか
着ることができなかった女学生達。
彼女たちの夢が叶ったようで、嬉しかったです。
ひとりひとりのキャラクターに合わせて
1着ずつ丈も形も違います。
ぜひ、舞台では衣装から
「この子はどんな子なのかな?」と想像してみて下さいね。

また、ヘアメイクも入りました。
マンガどおりに再現すると、
なんだかコスプレのような、
ちょっとおかしな雰囲気に‥‥! 
エッセンスだけ残して、
舞台の上で自然に見えるように調整していきます。
舞台上で激しい動きをする役者さんは、
刺さると危険なピンを使わないヘアスタイルにしたり、
「マンガに似せる」のではなく、
衣装とのバランス、動きを邪魔しないなど、
あくまで舞台上のキャラクターとしての
ヘアメイクとして考えていきます。



原作者の私は、
7月いっぱいは劇中に使用する絵を描いていましたが、
もう、やることはありません
(この絵は公演期間中、
 東京芸術劇場のロビーに展示しています。
 ぜひごらんください!)。
たまに意見を求められることもあるので、
毎日稽古には顔を出すようにしています。
が、他のスタッフが本番前で慌ただしくしているなか、
やっぱり私だけがヒマ‥‥。
まだまだ完成しない舞台をぼんやり眺めながら、
「間に合うのだろうか」「どうなるんだろうか」と
くよくよ考えてしまいます。
この稽古場日記が更新されるころには
もう公演がスタートしています。
主宰の藤田さんが
「どんどんカタチかえながらすすんでゆきます」という、
期間中もどんどん成長していく舞台。
どうか最後までどうぞ見守って下さいね。






2013-08-06-TUE