この日は稽古で「枠」が登場しました。
学校の廊下を表したり、自己紹介のときの枠にしたり。
「マームとジプシー」の舞台には、
よく「枠」が小道具として登場します。
四角い枠が、テレビになったり、
バスの窓になったり、ドアになったり。
ただの枠が、あらゆるものに変化にする。
それが演劇なんだなあと思います。
マンガでは、学校の廊下とテレビは、
ちゃんとそのものを描かなくてはいけないですから。
マームとジプシーで共同作業していく中で、
舞台上の枠が、
マンガのコマ的な使い方をされるようにもなりました。
モノではなく、人と人の距離を表したり、
「いま、私が話しています」という目印になったり。
枠そのものを投影することも。 |