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いやあ、暑いですね。 |
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暑い、ほんま暑いです、ことしは。 |
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そんな暑い中、きょうもよろしくお願いします。 |
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よろしくお願いします。 |
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さいわい、 頭のお皿は乾いてないようで、よかったです。 |
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‥‥カッパ話はどうでもよくて。 |
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どうでもよくて。 すばらしいおしらせがあります! |
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ありがとうございます。 |
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なんと、福田さんがデザインしたハラマキが、 このたび復刻されることになりました。 |
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ありがとうございます。 |
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こちらの、マトリョーシカです。 |
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ブルーだったマトリョーシカを 今度はえんじ色にしてもらって‥‥。 なんでぼくのが復刻されることになったんですか? |
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それは、ほぼ日ハラマキチームの 一員としてお答えします。 |
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はい。 |
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これはまた、 あらためて詳細をお伝えいたしますが、 実はことしの秋、 10月9日から16日にかけて、 吉祥寺のギャラリー「フェブ」というところで 「ほぼ日ハラマキ展」を開くことになりまして。 |
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はいはい「フェブ」さん、 ぼくも個展をやらせてもらったことがあります。 |
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その「フェブ」さんでの ハラマキ展の開催を記念して、 吉祥寺在住である福田さんのハラマキを 限定200枚で復刻することになったのです。 |
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はー、ありがとうございます。 じゃあ‥‥つけますね。 |
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‥‥え? |
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せっかくだから、これをつけて、と‥‥。 |
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ちょ、ちょっと福田さん、 なにやってんですか!? |
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はい? |
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おろして! ハラマキ、おろして! |
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へ? あかんかった? |
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のびちゃう! のびちゃうから! |
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のびるとダメでしたか、すんません(笑)。 |
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もうーー。 撮影前なのに。 まあ、ほぼ日ハラマキはのびても洗えば ちゃんと元に戻るからいいんですけど。 |
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ごめんなさい。 |
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やっぱり新品のまっさらな状態で 商品撮影をしたいじゃないですか。 |
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そうですよね、 なんにも考えてませんでした。 |
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危機一髪でしたよ。 |
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調子に乗りました。 |
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なにはともあれ、 福田さんのハラマキが復刻されます、と。 |
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はい。 |
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それが、吉祥寺で開催される 「ほぼ日ハラマキ展」で限定販売されると。 |
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はい。 |
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この速報をスマートに おしらせしたかったのに‥‥。 |
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グタグタにして申し訳ありません。 ハラマキをよろしくお願いします。 |
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くわしくは、後日。 |
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後日。 |
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‥‥‥‥さて。 |
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さて。 |
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どうしましょうかね‥‥。 お伝えするべきことを お伝えしてしまいました。 |
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‥‥じゃあ、まあ、 ふつうにコーヒーを淹れましょか。 |
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ですね、ふつうにね。 豆の保存法のお話でもしながら‥‥ |
声 | こんにちはー。 |
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はい‥‥あ。 |
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‥‥あ? え? ええええっ!? |
声 | この部屋で、よかったですか? |
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TKさんだ! |
高阪 | こんにちは。 |
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こ、高阪剛(こうさかつよし)さん!! ※TKさんこと高阪剛さんのプロフィールはこちら |
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ほんとに来てくださったんですね、 うれしいです! ど、どうぞ! どうぞお入りください! |
高阪 | 失礼します。 |
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な、な、なぜ、TKさんが? 高阪さんがなぜここに?! |
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ぼくらは週に1回、 TKさんに体操を教わってるんです。 で、さっき、 「和室でコーヒー淹れてるんでよろしければ」 と声をかけたら、こうしてわざわざ‥‥。 |
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そ、そうですか。 あの‥‥どないしたらっ! |
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あわてていますね。 あわてるきもちはぼくも一緒です。 まずは、落ち着いて、ごあいさつを。 TKさん、 こちらイラストレーターの福田利之さんです。 |
高阪 | はじめまして、高阪です。 |
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あああああ‥‥あのぅ! ずっと前からファンです。 引退試合では、泣きました! |
高阪 | ありがとうございます、恐縮です。 |
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TKさん、じつはぼくたち、 「カッパとウサギのコーヒーさがし」 というコーナーを連載しているんです。 |
高阪 | カッパとウサギ? |
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ぼ、ぼくがカッパにそっくり。 山下さんがウサギを飼う。 それがコーヒーを飲みます、ふたり。 いろいろ行ったり会ったりもします。 ‥‥あ、あかん、しろどもろどや! 山下さん、説明をお願いします。 |
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(正しくは、しどろもどろだけれど、 ここは指摘しないでいてあげよう) あのですねTKさん、ひたすらのんびり、 コーヒーを淹れるだけのコーナーなんです。 |
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そう、それです。 |
高阪 | ほおー、そうですか。 |
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高阪さんはコーヒーを飲まれますか。 |
高阪 | 飲みます。 ところがここ3年なんですよ、 ブラックで飲めるようになったのは。 それまではミルクと砂糖を がっちり入れたのを飲めたくらいで。 ブラックを無理して飲むと 気持ち悪くなってたんです。 |
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そうですか‥‥。 これから淹れるコーヒーで 気持ち悪くならなければいいんですが‥‥。 |
高阪 | いやいやいや、 たのしみにしてきました。 ぜひ飲ませてください。 |
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がんばります。 |
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TKさん、これが今日の豆です。 どうでしょう、香りは(豆を渡す)。 |
高阪 | あ、これが(受け取って匂いをかぐ)。 |
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どうでしょう‥‥。 |
高阪 | あんまり自分、難しいことは‥‥。 でもいい匂いだな、とは思います。 |
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ありがとうございます。 いや、ぼくらも似たような素人で。 |
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では、豆を挽きましょう。 (ミルに豆を入れる) |
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‥‥福田さん、ものすごく豆をこぼしてますが、 大丈夫ですか。 |
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大丈夫です。 ‥‥よし。豆が入りました。 高阪さん、 これを回していただけますでしょうか。 |
高阪 | 自分がですか。 |
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お願いします。 |
高阪 | わかりました(わし、とミルをつかむ)。 |
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おおー。 |
高阪 | 回せばいいんですね。 |
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はい。 |
高阪 | では、いきます。 ‥‥ふんっ。 |
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おお! |
高阪 | ふんっ、ふんっ、ふんっ‥‥。 |
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こ、高阪さん! すみません、できれば、ゆっくりで! |
高阪 | あ、ゆっくり回すんですね、 わかりました。 ゆっくり、ゆっくり(回す)‥‥。 ‥‥ああ、これは、 回しているだけで気持ちいいですね。 ストレス解消になりそうな。 |
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そうですよね、気持ちいいんです。 |
高阪 | 香りもいいし、この手応えがまた‥‥ ん? あれ? |
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どうしました? |
高阪 | 急にカラカラと空回りを。 |
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それでぜんぶ挽けたんです。 ありがとうございました。 |
高阪 | あ、これで挽けたんだ。 はあーー。 |
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挽いた豆をドリッパーに移して‥‥(移す)。 |
高阪 | へえー、こんなふうになるんですね。 |
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さあ、福田さん、淹れてください。 |
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はい‥‥。 |
高阪 | ほおー。 そうやって、ポットで。 |
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‥‥いきます(ど緊張)。 |
高阪 | ‥‥おお、おお。 こんなにチョボチョボと すこーしずつお湯をおとすもんなんですか。 |
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そうですね、最初はとくにゆっくり。 |
高阪 | へええー‥‥。 |
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‥‥‥‥(集中)‥‥。 |
高阪 | ‥‥あ、出てきた! |
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きましたね、最初のエキスが。 |
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‥‥‥‥(集中)‥‥。 |
高阪 | ‥‥真剣にお湯をいれてますね。 |
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はい、福田さん真剣です。 |
高阪 | ‥‥‥‥あれですよね、 こどものとき、 夢中になって砂遊びをしたじゃないですか。 あの感じに似てますよね、この真剣さ。 ぼくも、いまの仕事は遊びの延長ですから。 むかし夢中になってやってたことを いまでもやってるんですよ。 だからなんというか‥‥ 遊びも一所懸命やらないとだめなんだなって、 40歳になって思うようになりました。 |
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そうですか‥‥。 |
高阪 | (福田さんを見つめながら) やっぱり、この真剣な様子がね、 砂団子をつくってたときと おんなじ感じだなあと思って。 |
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‥‥‥‥よし。 コーヒーがはいりました。 |
高阪 | お疲れさまです。 |
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お疲れさまです。 |
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‥‥注ぎます。 |
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いい感じじゃないでしょうか。 |
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どうぞ、召し上がってください。 |
高阪 | はい、ありがとうございます。 |
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‥‥福田さん、いままさに、 TKさんが福田さんの淹れたコーヒーを 手にしていますよ。 |
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しあわせです。 ‥‥(小声で)記念の写真をお願いします。 |
高阪 | いただきます(飲む)。 |
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‥‥ぼくも横に行って(行く)、記念の写真を。 |
高阪 | ‥‥‥‥(飲んでいる)。 |
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ど、どうでしょうか‥‥。 |
高阪 | うーーーん‥‥。 |
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ご感想は‥‥。 |
高阪 | ‥‥いや、すごいですね。 いろんな味がします。 |
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いろんな味が‥‥。 |
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それは、酸味とか苦みということでしょうか。 |
高阪 | そういうことなんでしょうね、 難しいことはわかりませんが。 ‥‥うん、うまい。 うまいんですね、コーヒーって。 |
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‥‥ありがとうございます。 よかったぁ‥‥。 |
高阪 | ここまでおいしいと思って コーヒーを飲んだのは初めてですよ。 |
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そんなに‥‥。 |
高阪 | しょせんコーヒーだと思ってましたから。 でもこうやって真剣にやれば‥‥ いやぁ、おいしいもんなんですねえ。 なるほどなるほど、 これはまた新しい発見だな。 |
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(目を合わせ)‥‥ぃやったあああっ!! |
高阪 | ごちそうさまでした。 |
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ありがとうございました! |
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飲んでくださってありがとうございました! |
高阪 | とんでもない、こちらこそ感謝です。 ‥‥ん? それは? こけし? |
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え? あ、これですか、 これは福田さんがデザインした マトリョーシカのハラマキなんです。 |
高阪 | そうか、マトリョーシカだ。 かわいいですね。 |
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どうぞご覧ください(渡す)。 |
高阪 | (受け取る)ああー、これはいいですね。 じゃあ‥‥つけます。 |
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‥‥え? |
高阪 | せっかくだから、これをつけて、と‥‥。 |
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ちょ、あの‥‥。 |
高阪 | 肌触りがいいなぁ。 |
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あの、撮影前‥‥。 |
高阪 | のびるしね。 |
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じゃ、ぼくもっ! |
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な! 福田さん、あなたってひとは! ‥‥ああー(もういいか、ここは仕方ないか)。 じゃあ、 おふたりでファイティングポーズ!! |
高阪 | はい。 |
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せーーいっ! |
(TKさん、ほんとうにありがとうございました! 福田さん、よかったですねー、 大ファンの高阪さんにここまでしていただけて。 というわけで、今回はこれにて終了。 「ほぼ日ハラマキ展」に合わせて、 福田さんと山下でまた別の スペシャルなことを企画していますので、 次回はそれをおしらせしますね。 どうぞおたのしみに-!) |
〈福田さんが、お菓子の缶をつくりました〉 |
福田さんが、料理研究家の桑原奈津子さんと一緒に、 「お菓子と珈琲の時間」 場所その1/『チョロン札幌店』 開催日/9月18日(土)~23日(木) 9月23日(木)のみ、 期間中は、お菓子缶のみ(1575円)の販売と、 場所その2/『チョロン代官山店』 開催日/9月26日(日) 代官山では「福田さんのふるまい珈琲」と、 またこの日にも、 お菓子缶のみ(1575円)の販売は、 以上、福田さんからのおしらせでしたー。 |
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