実は、今朝のことなんですけど、 吹石さんがいらっしゃるので、 調布の深大寺というとこに寄ってきたんですよ。 |
|
吹石 | え? 深大寺にですか。 |
そこに「鬼太郎茶屋」というお店があるんです。 |
|
あー、そうや、吹石さんは 『ゲゲゲの女房』ですからね。 |
|
ちょっと、写真を撮ってきましたので。 |
|
吹石 | これ、今朝のことなんですか? |
そう、ひとりでさっと行ってきました。 これが「鬼太郎茶屋」です。 |
|
吹石 | はい、わたしも映画の撮影に入る前に、 こちらへはお邪魔しました。 水木しげる先生の歴史などを ここで確認してきたんです。 |
あ、そうだったんですね。 店先に、映画のチラシがありましたよ。 |
|
吹石 | ほんとだー。 |
このお店に「目玉のおやじまんじゅう」 というのがありまして。 |
|
おいしそうだったので、これを買いました。 |
|
記念写真を撮りたかったんです。 でもひとりだったので、それができない。 仕方なく、しらない人にお願いして‥‥。 あ、この人にお願いして‥‥ |
|
シャッターを押してもらいました。 |
|
吹石 | おもしろーい(笑)。 |
こうして買ってきたのが、このおまんじゅうです。 |
|
吹石 | わー、ありがとうございます! |
どうぞ、召し上がってください。 |
|
吹石 | はい、いただきまーす。 |
福田さんもどうぞ。 |
|
ぼくは、あんこが嫌いなんで。 いりません。 |
|
‥‥‥‥。 |
|
吹石 | ‥‥‥‥え? |
や、あの、吹石さん! これはですね、 説明がたいへん難しいんですが、 福田さんは今、ふざけただけなんです。 一種のギャグなんです。 |
|
す、すみません! |
|
福田さんが、あんこが苦手なのは事実です。 ただそれを、このタイミングで言うのは 非常に問題があります。 |
|
吹石 | ‥‥山下さんが、 わざわざ買ってきてくれたのに‥‥。 |
そう、福田さんは そういうことをわかっているくせに、 わざとあんなことを言う‥‥ なんていうんだろう‥‥ そういう、癖(へき)があるんです。 |
|
癖(へき)って! ‥‥いや、でも、その通りです。 ほんまにすみません‥‥。 |
|
よく、こういうことを言っては、 悪気なく、その場を凍りつかせてますよね。 |
|
すんません(笑)、 ほんまにすんません、つい。 |
|
ほんとにもう‥‥お願いしますよ(笑)。 |
|
あ、大吉くん、 またちょっと、動きだした。 |
|
吹石 | ん? どうしたの? キーくん(大吉くんの愛称)。 |
あ、もぐった(笑)。 |
|
おお。 |
|
かっわいいなあ‥‥。 ‥‥あ。 吹石さん、あれあれ(笑)。 |
|
吹石 | ね、顔を洗いだしましたね(笑)。 |
わあぁ‥‥。 |
|
はあー、ほんとにしっかりと、 顔を洗うんですねぇ。 |
|
‥‥あの、吹石さん。 |
|
吹石 | はい? |
‥‥これはほんとうに、 あつかましいお願いだと思うんですが‥‥ その‥‥なんというかつまり‥‥ 大吉くんを抱っこしてもいいですか。 |
|
吹石 | もちろんですよ。 じゃあ、わたしがいったん抱っこして、 手渡しますね。 ‥‥よいしょお。 |
吹石 | 山下さんが、抱っこしてくれるって、 よかったねー。 ‥‥じゃあ、山下さん。 |
は、はい。 |
|
吹石 | よいしょ(渡す)。 |
‥‥ああ‥‥‥‥。 |
|
吹石 | やっぱり抱っこは慣れてらっしゃいますね。 |
‥‥よしよし‥‥。 |
|
吹石 | キーくん、うれしいねぇ‥‥。 |
‥‥‥‥‥‥。 |
|
吹石 | ‥‥‥‥‥‥。 |
‥‥‥すみません、ありがとうございました。 大吉くん、ありがとうね(下におろす)。 |
|
吹石 | よかったねー、キーくん。 |
‥‥じゃあ、ぼくも抱っこを。 |
|
吹石 | えっ?! |
ふ、福田さん、大丈夫ですか? うさぎを抱っこしたこと、ないですよね? ちゃんと、空気を読んでますか? |
|
だ、大丈夫です、まじめにがんばります。 |
|
吹石 | じゃあ、座って、座って抱っこしましょう。 |
はい(座る)。 |
|
吹石 | いきますよ‥‥ うさぎは高い位置が怖いんです。 だから不安を感じさせないように、 おしりをしっかり包み込んで‥‥ そうそう‥‥。 |
‥‥うう‥‥。 |
|
‥‥も、もう、やめておきましょう! ゆっくり、ゆっくりおろしてください。 |
|
‥‥ううう‥‥(ゆっくりおろす)。 ありがとうございました。 |
|
吹石 | 大吉も福田さんも、 どっちも緊張してました(笑)。 |
ええ、緊張しましたけど、 ふわふわで、かわいいですねえ。 ‥‥これは山下さん、 またうさぎがほしくなったんじゃないですか? |
|
うん‥‥。 でもちょっと、しばらくは無理かな。 |
|
吹石 | ああ‥‥‥‥。 ‥‥わたし、 実はきょう、迷ったんです。 大吉を連れていって、 山下さんは大丈夫なのかなって。 |
いやいやそんな、たのしみにしてたので。 |
|
吹石 | でも、おつらいですよね‥‥。 |
‥‥そうですね、家に帰って、 その場所がすっぽり空っぽなのは、 正直まだ、しんどかったりします(笑)。 |
|
吹石 | そうですよねえ‥‥。 |
‥‥いや、でも、とにかくきょうは うれしかったです、大吉くんに会えて。 |
|
吹石 | そうですか‥‥。 |
この場をつないでくれたのは、 「うさぎ」なんですよね、ほんとうに。 |
|
吹石 | そうですね、 お会いできたのは、うさぎのおかげです(笑)。 |
コーヒーも飲んでいただけたし。 |
|
吹石 | そう、初めてかもしれません、 ブラックコーヒーを1杯ぜんぶ飲んだのは。 |
光栄です、とてもうれしいです。 |
|
本日はありがとうございました。 ‥‥大吉くんが心配なので、ぼちぼち。 |
|
吹石 | じゃあ、キーくん、おうち帰ろうか? ‥‥帰りたいときは自分から キャリーに入るんですけど、 たぶん今、楽しくなってるみたい(笑)。 |
(笑) |
|
吹石 | キーくん、こっちに入ろうか? 入らないと、置いて帰っちゃうよ〜。 |
食べちゃうよ〜。 |
|
吹石 | ‥‥‥‥ええ?! |
また‥‥福田さんは、また‥‥。 |
|
す、すみません! 冗談なんです! ‥‥ああ、またやってもうた。 |
|
吹石 | ‥‥もう、わかりました、 そういう、癖(へき)なんですよね(笑)。 |
ごめんなさい、つい‥‥。 |
|
でも、きょうは、 福田さんがいてくれてよかったです。 |
|
‥‥ほんまですか? |
|
湿っぽくならないし。 |
|
ああ‥‥。 |
|
福田さんそのものは、 湿っぽいんですけどね。 |
|
ぼくの皮膚がね、カッパやからね。 |
|
吹石 | よし、 じゃあ、キーくん、抱っこだ! |
おー、大吉くん、かーっこいいー! |
|
吹石さん、そのまま、 抱っこしたまま、3人でお写真を! |
|
吹石 | そうですね、じゃあ! |
福田さん、そっちに並んで! はい、撮りまーす。 |
|
で、ここですよ福田さん、ここで‥‥。 吹石さん、じつはこっそり用意してました! 大吉くんの大好物、栗です! |
|
吹石 | ええー? ぜんぜんしらなかったー(笑)。 びっくりしたねえ、キーくん、 ほら、大好きな栗をいただいたよ? よかったねー、サプライズだねー(笑)。 |
ああ‥‥ありがとうございます! |
|
ほんとうに最後の最後まで(笑)、 ありがとうございました! (大吉くんがやってきた!編は、これにて終了。 吹石さん、マネージャーさん、 ほんとうにありがとうございました!! さて、カッパとウサギ、 今度は何をさがしにゆくのでしょう‥‥? またお会いしましょうね〜) |
ひとつめは、映画のご案内です。 吹石さん主演のこちらが、ただ今絶賛上映中! |
(C) 2010 水木プロダクション/『ゲゲゲの女房』製作委員会 |
吹石さんが演じるのは、水木しげるの妻・布枝役。 そしてふたつめ、 |
写真:操上和美 作・演出/三谷幸喜 出演/藤原竜也 中村勘太郎 吹石一恵 |
こちらもすごい、なんと三谷幸喜さんの舞台です! しかも、藤原竜也さん、中村勘太郎さんとの共演で、 吹石さんはヒロイン役に挑みます! お芝居についての詳しい情報は、 公式HPをご覧ください。 三谷さんと、出演者3人の意気込みを 動画でご覧いただけますよ! |
●吹石一恵さんの公式サイトはこちらからどうぞ。 |
吹石さんと山下が載った「うさぎの時間」さんには、 今回画像をご提供いただきました。 とにかくもう、かわいい写真や記事が満載! うさぎ好きのみなさん、うさぎに興味をもたれたあなた、 ぜひ、手にとってご覧ください! |
誠文堂新光社/1575円(税込) 最新号のno.6、amazonでのお買い求めはこちらから。 誠文堂新光社さんのHPはこちらからどうぞ。 |