鹿児島 |
役者くんは、
上京しはじめの時、
たいへんだったんでしょう?
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役者 |
音楽くんは、
7人組だからいいですよね。
喋る相手がいますもん。
俺は、ひとりで出てきたし、
どこの現場に行ってもひとりでしたから。
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音楽 |
ああ、わかるな〜。
ひとりだとナメられるもんね・・・。
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群馬 |
九州の人を頼ったりとか、
そういうのはなかったの?
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役者 |
当時は九州がイヤで出てきてますから、
頼りたくなかったんです。
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群馬 |
ピンで来ると、
もう、単身で外国に来た、
みたいになっちゃうんだね。
七人組とは、違ってくるんだ・・・。
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音楽 |
ぼくら、楽屋でもどこでも
深夜に集まっていても、七人みんなで
「何やおら! しからしかぁ! ワハハハハ!」
って言いあうことができていましたし。
音楽番組に出ていても、
出番を待っている時は
テレビに映ってたのにも関わらず、
メンバーと、うしろのほうで、
「いづつやの饅頭は、ウマかねぇ!!」
とか喋っていたもんなあ。
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鹿児島 |
(笑)
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音楽 |
言葉は、だんだんと覚えるしかないから、
役者くん、どうしても無口になったでしょう?
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役者 |
ほんとに、そうでした。
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鹿児島 |
言葉は、どうやって覚えたの?
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役者 |
上京してきて、はじめに
つきあった女の人が、東京出身で・・・。
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音楽 |
おお! いちばん良いパターンだぁ!
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群馬 |
外国語を学ぶ時には良いね、それ。
日常生活上、やっぱり役者くん、
向こうのペースにあわせたんでしょ?(笑)
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役者 |
(笑)・・・はい。
正直言って、まるっきり合わせました。
大あわせです。
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群馬 |
(笑)あはは。
食べものの好みとかも?
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役者 |
(笑)・・・ええ、当然。
「もんじゃ焼き? 良いねえ!!」って。
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群馬 |
(笑)
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役者 |
「もんじゃ行こうよ、
おいしいよね!」って。
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鹿児島 |
(笑)あはははは。
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役者 |
その最初につきあった浅草の子とは、
3年くらい一緒にいましたよ。
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群馬 |
言語は、どうなりましたか?
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役者 |
ええ。そこで大丈夫になりました。
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鹿児島 |
何か、移民の相談みたいだなあ(笑)。
「言語はどうなりました?」
「ええ、もう大丈夫です」って・・・。
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群馬 |
(笑)役者くん、生活習慣とかも、
その付き合いで東京っぽくなったの?
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役者 |
いやあ。それが・・・。
東京の子とのつきあいも、
最初はこっちが合わせてたのに、
だんだん慣れてきて立場が上になってくると、
「うどんは、薄いの作れよ」
とか、こちらから直しに入ってしまうんです。
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群馬 |
(笑)・・・あらららら。
それはだめだよ〜っ。
関係が、逆転したんだ・・・。
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鹿児島
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ターンオーバーだね。
もんじゃ、大好きだったのに(笑)。
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音楽 |
ところでさあ・・・。
あの、俺、冷静に思うんだけど、
九州弁は・・・けっこうモテるよね?
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若人 |
(笑)え!まじっすか!
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役者 |
うわあ!新解釈が出ました!
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群馬 |
おおお・・・。
来たね〜(笑)。それは俺、推すよ。
だって俺がいま覚えようとしてる位だもん。
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音楽 |
つきあって、
ある程度親しくなると、
相手の本質が見えるじゃないですか。
その時には、九州人の持ってる
「しからしか! こっちへ来んかい!」
みたいな、変に押しの強い感じは、
意外と女の子は好きかもしれないよね。
ナヨっとした男の子よりは・・・。
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群馬 |
そうかもしれないなあ。
相手が思わず、うどんの汁を
薄くしちゃうんだからね(笑)。
ふふふ。
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若人 |
希望が出てきたなあ。
そうかあ。九州もんは、モテるのか・・・。
ぼく福岡人だけど、それを
今日まで知らなかったですから(笑)。
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