2017年5月に開催した森内九段と
水野さんのトークイベント
「将棋とカレーと、熱いトークの夕べ。」につづき、
カレーの学校では、ふたたび、
すこし変わったトークイベントをおこないます。
今回のテーマは「カレーとイギリス」。
きっかけは、水野さんが8月8日に出す本
『幻の黒船カレーを追え』(小学館)。
今回はこの本の出版記念イベントです。
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「カレーとイギリス」。
あまり知られていませんが、日本のカレーは
イギリスから伝わってきたものです。
インドのカレーがイギリスを経由し、
明治時代に日本にやってきました。
あるときのこと、
「イギリスから日本にやってきた
いちばん最初のカレーはどんなものだったんだろう?」
と気になりはじめた水野さん。
文献をあたったり、全国の港をめぐったりして
手がかりを探しますが、まったくヒントが見つかりません。
そこで水野さんは
「これはイギリスに行くしかない!」と考え、
会社を辞めて、イギリスに渡ります。
ロンドンに3ヶ月滞在し、インド料理店を食べ歩いたり、
博物館で調べ物をしたりしながら
日本のカレーのルーツを追い求めますが‥‥
(続きは本でおたのしみください)。
新刊『幻の黒船カレーを追え』は、
水野さんのそんな奮闘を描いたルポルタージュです。
今回のトークイベントでは、
日本のカレーのルーツを探るなかで知った
イギリスのカレーにまつわるあれこれについて、
水野さんが自身の体験をもとに、
さまざまな話をしてくださる予定です。
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「カレーとイギリス」がテーマのイベントですが、
水野さんが「イギリスということなら!」と、
ぜひ話を聞いてみたいと思っていたかたが
いらっしゃいました。
それがピーター·バラカンさん。
じつは水野さんがロンドン滞在中に
毎日のように読んでいた本が、
ピーター·バラカンさんの『ロックの英詞を読む』。
ロックの名曲36曲について、
それぞれの歌詞の意味を、バラカンさんが
行間の意味まで含めて丁寧に解説されている本です。
「解説がとにかくおもしろくて、
イギリス滞在中はこの本を読みながら、
YouTubeで元の曲を聴くのがぼくの日課だったんです。
バラカンさんの解説があることで、
新たに見えてくることがたくさんあるんです」
と、水野さん。
そこで今回のイベントでも、
ロンドン出身のバラカンさんにご登場いただき、
バラカンさんならではの切り口で
イギリスについて語っていただくことで、
「カレーとイギリス」というテーマを
より立体的に浮かび上がらせられたらと考えています。
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個人的なカレー体験やイギリスの食べ物の話、
イギリスの国民性の話などを教えていただく予定ですが、
同時にやはり、音楽方面のお話もしていただく予定です。
打ち合わせのときにバラカンさんが
「このテーマなら、あの曲をかけるのもいいですね。
この映像を流してもいいかもな‥‥」など、
たくさんのアイデアを出してくださったので、
ぜひ、たのしみにしていてください。
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まず、参加者のかたには水野さんの新刊
『幻の黒船カレーを追え』をおひとり1冊プレゼント。
そして当日は水野さんが
「イギリス」をテーマに腕をふるった
カレーを作ってくださいますので、
会場のみんなで食べましょう(ミニカレーです)。
水野さんによると
「いつものジャパニーズカレーとは違うものを作ります」
とのこと。
こちらもどうぞ、ご期待ください。
おいしいカレーを食べながら、
水野さんとバラカンさんのトークをたのしめる、
1日限りのイベントです。
応募締め切りは、8月9日(水)。
みなさまのご応募をお待ちしています。