毎年、この日がくると、この場所に集まります。
まずは、ぼくがなにか言います。
そして、だいたいは、何年経ったという
数字のことから話します。
人間の年齢のことを重ね合わせて、
その数字のイメージを語りたがります。
今年は、いよいよ24歳になったというわけです。
この繰り返しが続けられていること、
そのこと自体を、
今年はとてもうれしいと思っています。
感染症や戦争によって、世界も日常も
大きく変わってしまうということを実感しています。
さらには、積み上げてきた未来への希望や、
たくさんの人びとの幸福を
無残に圧し潰してしまうようなことが、
実際にあるのだということも知らされました。
それでも、2022年の6月6日がやってきて、
例年のこととして24度目の挨拶ができることを、
ほんとうにありがたいと思っています。
大きなことも、小さなことも、中くらいのことも、
思ったように進むとはかぎらない。
いや、逆に、とてもいやなことでも、
いつでも起こってしまうものだとわかった。
そういう時代を生きるつもりで、
つまり、どういうことがあっても
状況につぶされないで生きていける力を、
ぼくらもつけていきたいと思います。
24という数字は、いろんな数で割れます。
2、3、4、6、8、12と、6通りの数で分けられます。
この融通の利く感じがなんともいいなぁ。
いまの「ほぼ日」を、よく表しているような気がします。
どんなチームが、どんなふうに、どうやっていくのか。
のびのびと融通無碍に動かしていきます。
もちろん、「やさしく、つよく、おもしろく」。
意外なことや、妙なことなんかも混じるでしょうが、
「おもしろく」をさらに鍛えていきますよ。
遠くに、そして近くにいる仲間に
たくさん助けられてここまでやってきましたが、
「ほぼ日」の旅は、まだまだ
この先のほうがおもしろいはず。
これからも、いろんな企画参加など
何度も呼びかけることになりますが、
どうぞ、いろいろたのしみに待っていてください
(これを読んでくれている人のことは、
勝手に仲間であると信じて書いています)。
いつも、ありがとうございます。
いっしょに、いきましょう。