BOOK
「ほぼ日」読者が寄ってたかって、
コンピュータ用語辞典をつくろう。

辞書初公開!

みなさーん、こんにちはー。
ちょっと間があいちゃった。お元気でしたか?
ウッシーことティーチャーけいこです。

本日は「パソコンを買いに行く!」で募集した
ことばの辞書をお送りします。

実際にパソコンを買うには、まだまだわからないこと
困っちゃうことが、いっぱいあるような気がしますが、
とりあえず今回は
最低限知っておいた方がいい「基本用語編」
というようなつもりで作ってみました。

辞書を読んでみてのご感想など、
ぜひぜひjisyo@1101.comにお送り下さい。

「こんなことば、わからなかった」とか、
「こんなときはどうするの?」など
なんでもOKです。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、辞書のページにいく前に……

コンピュータって何?ってことについて、
私(卒論:宮沢賢治「銀河鉄道の夜」)がわかる範囲で、
説明をココロミてみようと思います。

コンピュータって何か?
そんなことは知らなくっても、
ほぼ日は見られるし、メールもやり取りできます。
だいじょーぶです。ノープロブレム。

でも、ちょっとわかっていると、
辞書をより楽しんでいただけると思うのです。

それから、今後パソコンの備品を買い物したりする時や、
トラブルがあった時なんかにも、
もしかしたら役に立つかもしれません。

絶対難しい話をしないようにしますので、
ちょっと長いけど読んでみて下さい。


●「コンピュータは計算機だ」

コンピュータは、普段使う電卓の高性能で多機能なヤツ、
と、考えて下さい。

電卓ができる計算は、たす、ひく、かける、わる、
というようなことですよね。

コンピュータも、計算する、という点では同じなのですが
コンピュータの方がずっと計算が速いんです。
で、かなり複雑な計算ができる。

とりあえず、そういう違いだと思っていて下さい。

普通の電卓にはない機能も、いろいろ持っています。
絵を描く、音を組み合わせて新しい響きを作る、
そして最近は電話などにとって代わる
新しい通信手段としての機能まで持ちはじめました。


●コンピュータの4つの機能

コンピュータは4つの機能からできている、
と言われています。(誰が言ったのか知らないんですが)

電卓で考えてみましょう。
たとえば、「1+1=2」という計算をする、とします。

まず、電卓に計算してもらうには、
人間は、電卓に対して、何をしてほしいかを
伝える必要があるので、電卓のキーを
「1」「+」「1」「=」という順で押します。

この、「何をしてほしいかを伝える」機能を、
入力といいます。

入力を担当する機器を入力装置(機器)といいます。
コンピュータでいうと、
・キーボード
・マウス
・マイク(音声入力に使う)
などがこれにあたります。

次に、電卓の立場に立って考えてみましょう。
電卓は人間から、「1+1」の計算をしてね、と
指示(入力)されました。ですから計算します。

この「計算する」という機能を演算といいます。

演算を担当するのはCPUというモノです。
パソコンの頭脳、というわけですね。
CPUは、パソコンのふたをあけるとでてくる、
電子回路のはりめぐらされた板(=マザーボード)に
くっつけてあります。

ところで、CPUは計算してはくれるけど、
計算のしかたは覚えてくれません。
なので、計算する度に、CPUに、計算のしかたを
「この手順でよろしく」と伝えてあげないとなりません。
それから、せっかく計算したものなので、
計算結果はとっておきたい。
うーん、この辺は電卓を例に出すより、
モロにいった方がわかりやすそうですね。
計算のしかた(プログラム)や計算結果(データ)を
「とっておく(保存する)」という機能を
記憶といいます。

記憶はさらに二つの機能にわかれれます。
 
ひとつはCPUに計算のしかたを伝える時、
一時的に計算のしかたなどを覚えてCPUのお手伝いをする
主記憶という機能です。
主記憶は電源を落とすと、すべての情報を忘れます
コンピュータでいうとメモリ(RAM)
これにあたります。
(ほかにも主記憶をうけもつ装置があるのですが、
 とりあえず割愛します)

もう一つは計算のしかたや、計算結果、
Eメールの内容などを「永久に保存する」機能、
これは補助記憶と呼ばれます。

コンピュータでいうと、
・ハードディスク(コンピュータの中にあります)
・フロッピーディスク
・MO
などが、これを受けもちます。

こういうものに保存したデータは
人間が「消去する」という作業をしない限り、
消えてしまうことはありません。

(たまに、壊れてデータがなくなっちゃう、
 ってことはありますが。)

さて、もういちど電卓の立場になってみます。
無事計算が終わったところで、電卓は計算結果を
「これが答えです」と、人間に見せます。
この「計算結果を見せる」という機能を
出力・表示といいます。

コンピュータでいうと
・モニター
・プリンター
・スピーカー(音楽などを扱った場合)
などがこれにあたります。


実は、コンピュータの機能ってこれで全部、なんですよ!

・入力
・演算
・記憶
  主記憶(メモリ)
  補助記憶
・出力・表示


パソコンにくっついているもの、すべてが、
これのどれかの機能を受け持っているんです。
お店で買い足す周辺機器も、
すべてこれのどれかにあたります。
案外単純なもんだと思いませんか?

さあ、あと、もう一息です。

●ハードウェアとソフトウェア

さて、ここまでお話したのは、
コンピュータを構成するもののうち
「目に見えるもの」について、でした。
目に見えるものは
ハードウェアと呼ばれています。

そして、このハードウェアを動かすプログラムを
ソフトウェアといいます。

ソフトウェアは大きくわけて2種類。
ひとつは基本ソフトといって、
コンピュータの動き全体に関わるもの。
Windows98やMacOSなど、
OSと呼ばれるものが、これにあたります。

もう一つは応用ソフト
ワープロや表計算などのアプリケーションソフト、
ゲームソフトなど、
全てこれに分類されます。

おっしまーい。
なんとなく、わかっていただけましたでしょうか?!

では、辞書ページへGO!

2000-10-26-THU

 
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