パッチ
【patch】


同義語

パッチファイル
差分ファイル



説明

OSやアプリケーションソフトの不具合を修正するために
あたかも、ズボンに開いた穴にパッチ(小さな布切れ)を
当てて取り繕うように、小さな修正ファイルを指定された
フォルダに手動または自動でコピーして修正する。
この修正ファイルが「パッチ」。
(ごろん太)

正しい用例

パッチを当てる:
大抵のプログラムには多かれ少なかれ
バグ(不具合)があります。
バグが見つかった場合は,それを修正するわけですが、
実はほんの少しの修正で良かったりします。
つまり修正前のプログラムと修正後のプログラムを比べると
違っている部分は1%にも満たないという場合が
ままあるわけです。
そうなると、バグが見つかって修正するたびに、
プログラムを全部入れ替えてしまうのは
とても非効率的です。
そこで「どこの部分をどういう風に修正するか」
という情報だけを、受け渡すようにすれば良い、
ということになります。
このような修正方法を「パッチをあてる」と言います
(たけぽん)


関連する語句

バグ

似ているけど違う意味のことば

バッチファイル(batch)
プログラムを実行させる手順を書いておいて、
一括処理するために使うファイルのことです。
MS-DOS時代には、バッチファイルを書いてプログラムを
起動させることがありました。
拡張子はbatです。
autoexec.batという特殊なバッチファイルがあって、
そこにプログラムの場所を書いておくと、OSが起動する時に
そのプログラムが実行されるようになっています。
Windowsにも名残としてありますが、
現在ではWindows用のソフトしか使わないでしょうから、
気にしなくて構いません。
(じんげん)


あんなことこんなこと

【パッチの当て方
意外と簡単です。
(1)パッチのおいてあるHPにいって
ダウンロードします。

(「ファイルに保存」を選択すればいい)
(2)ダウンロードしたものをダブルクリックで実行。
普通は「パッチあてプログラム」を起動すると
勝手に修正個所を見つけて修正してくれます。
(3)後は画面の指示に従いましょう。
どこにインストールしたか、とか
多少質問されるかもしれません。
(RRP&たけぽん)

特にOSやブラウザなど
インターネットで使うソフトウェアの場合、
不具合を利用したウィルスが出まわったりするので、
パッチがでたら速やかにあてるようにしましょう
その他のソフトウェアでも不具合解消のために、
パッチや新しいバージョンのプログラムを
メーカーのサイトで配布することがあるので、
時々見るようにしましょう。
(じんげん)

WindowsやInternet ExplorerなどMicrosoft製品の場合は、
マイクロソフトのサイト内のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/current.asp
に、修正プログラム(パッチ)の一覧があるので
週に一度は見て、使用しているソフトの
パッチをあてるようにしてください。
Windows XPでは自動的に
パッチが当てられるようにすることができます。
(じんげん)

不具合を解消した新しいバージョンをリリースするのは
時間がかかるので、それまでの間、パッチをダウンロード
サイトなどでユーザに提供し、しのいでもらうという訳です。
OSでは、しょっちゅうパッチが出されています。
個人ユーザならば、その度にパッチを当てる必要はないと
思いますが、ウィルス情報などはアンテナを張ってキャッチ
するように心がけ、特にセキュリティ関係の重要な更新には
時々目を通して、自分のPCの更新をするようにしましょう。
また、ある期間のパッチを集めたサービスパック(SP)も
時々リリースされるので、利用しましょう。
(ごろん太)