- まずは、ドコノコを使い始めた
きっかけについてうかがってもいいですか?
- はい、きっかけは「いぬねこなかまフェス」ですね。
そこでの告知でドコノコのことを知って、
ほとんど毎日のように使っています。
- ありがとうございます。
社内で「すごくいい写真を投稿する人がいる!」
という話になって、その人がakemiさんだったんです。
akemiさんと面識のある人が社内にいなかったので、
「akemiさんって誰だろう?」って話題になりましたよ。
- 本当ですか?
うれしいです。
- おうちで飼っていらっしゃる
イヴちゃんとチョコちゃんの写真だけじゃなくて、
外で見かけた犬や猫の写真も、
すてきだなと思いました。
▲ akemiさんが「ドコノコ」にアップしてくださった
写真のほんの一部。
- ありがとうございます。
イヴやチョコだけじゃなくて、
どんな猫ちゃんでもとにかく大好きなので、
猫の写真を撮るために
全国あちこちに旅行に行っているんです。
青島にも行きましたよ。
- 青島って、猫がたくさんいる愛媛県の島ですよね。
- そうです。
ちなみに、青島を発着する船の本数は、
1日に2本しかないんです。
だから、朝に島に着いたら、
乗ってきた船ですぐに帰るか、
8時間後に出る次の船で帰るか、
その2つしか選べないんです。
- うわ、難しい選択ですね。
- そうなんです。
それで結局、わたしは
8時間後に帰ることにしました。
でも、島で退屈することはなかったです。
猫の写真を撮るのに夢中で、
8時間がすごくあっという間に感じました。
そのまま島に野宿したいって思うほど楽しかったです。
- ほんとうに猫の撮影が好きなんですね。
猫の撮影は、お仕事とは関係はないんですか?
- はい、ありません。趣味ですね。
- すてきな写真ばかりなので、
お仕事で撮影をされている方なのかと思いました。
- うれしいです(笑)。
- 写真の撮り方についてもうかがいたいんですけど、
やっぱり、いい写真を撮るためには、
長い時間、じーっとカメラを構えていないとだめですか?
- うーん、撮影時間はたしかに長いかもしれませんけど、
ずっと構えているわけではないです。
まずは猫と遊んで、だんだんと仲良くなると、
サービスで写真を撮らせてくれる、という感じです。
- 遊んでくれたお礼に、ってことですよね。
猫がポーズをとってくれるというか。
- そうですね。
あと、前に、ある猫に会ったときに、
あんまり近付かないで様子を見てたら、
その猫がチラチラってこっちを振り向いてきて。
- ええ。
- おいでおいでって言ってる気がして、
その猫について行ったら、
行った先に他の猫もたくさんいたんです。
- おお、猫の楽園ですね。
- そうなんです。
猫の視線や気持ちがわかるように、
いつも観察してアンテナを張っていると、
自然といいシャッターチャンスに出会える気がします。
- 猫の気配って、たしかにありますもんね。
- ありますよね。
それと、わたしは写真をとにかくたくさん撮るんです。
- 動物好きの人って、
わりとたくさん撮るような気もするんですけど....。
- そうなんですけど、わたしは、
カメラの電池が切れるか、
SDカードの容量が無くなるまで、
1日中飲まず食わずで
ひたすら撮り続けちゃうんですよね。
- えーっ、すごい!
だからいい写真が撮れるんですね。
- 撮った写真の全部を振り返ることは
できないですけどね(笑)。
- でも、akemiさんの猫への大きな愛情を感じます。
撮影のときは、どんな服装なのですか?
- ええと、今日は、
よく着ているものを持ってきました。
(バッグをさぐる)
これがいつものコーディネートなんですけど、
Tシャツとロングスカートと、レギンスです。
- 思ったよりふつうのかっこうで、
かわいらしいです。
- 地面に這いつくばって撮影していると、
ロングスカートの裾が広がって、
気がつくとその上に猫が2、3匹
乗っていることがあるんです。
▲ 取材は社内で行ったため、ぬいぐるみで
再現していただきました。
ご持参のスカートの上に、猫が乗ったところ。
(だいぶシュールで、すみません)
- 自分から近づいてくるんですね。
- そうなんです。
あと、寒い時期に
しゃがんだ姿勢で撮影をしていると、
猫がスカートの中に入ってきて、
暖を取るんです。
- すごい。akemiさんには、猫を引き付ける
引力のようなものがあるのかもしれないですね。
もちろん、写真を撮る技術もたしかだと思うんですけど、
カメラを使うのはもともと得意だったんですか?
- 学生のときに、
友人に借りてカメラをすこし触ってました。
でも誰かからみっちり使い方を学んだことはないです。
- 独学なんですね。
カメラも見せていただいていいですか?
- はい、オリンパスの「OM-D E-M5」ですね。
軽いのが気に入って、これにしたんです。
- 見た目もレトロで、かわいいですね。
今日は、いつもの撮影の様子を
再現してほしいなあと、思っているんですけど。
- いいですよ。
- ありがとうございます。
まず、おうちで撮るときはどんなふうに撮るんですか?
- おうちの猫は、まず、
「おいでー」って声をかけて、
わたしがいてほしい場所にいてもらって、撮ります。
あれ? ふつうですね(笑)。
▲ 猫の正面から、ふつうに撮る。
- たしかにふつうですね(笑)。
変なお願いをしてすいません。
- いえいえ、ほんとうにふつうなんです。
ごはんで誘ったりもしないです。
ただ、2匹それぞれに好きな音があって、
その音で目線をカメラに向けるようにはしていますね。
イヴは紙をさするようなカサカサって音が好きなんです。
チョコは、口でチュパ~って言うと、
こっちを向いてくれます(笑)。
- おもしろーい(笑)。
それじゃあ、外の猫を撮るときはどんな感じですか?
- 外猫ちゃんの場合は、まず、「こんにちは~」って。
- ちゃんとあいさつから始めるんですね。
- はい。それで、ちょっとずつ近づきながらも、
猫の方を見ないようにして、
興味がないふりをするんです。
- はー。その後はどうするんですか?
- しばらく周りの風景を撮って、
それでも近くにいてくれたら、猫を撮ります。
それでもまだ、猫には触りません。
- なるほど。
いきなり触ると、びっくりしちゃいますもんね。
- はい。しばらく撮影したら、
ちょっとずつ触りながら、
目やにとかを取らせてもらいます。
そうやって、しゃがみこんで
撮ったり触ったりしているうちに、
さっき話したような感じで
スカートの後ろ側の裾にほかの猫が乗っちゃって、
わたしは動けなくなるんです。
だから、スカートをずらさないようにしながら、
上半身だけを乗ってきた猫の方に向けて、パシャって。
- 撮るんですね(笑)。
▲ akemiさんよりお借りしました。
スカートでくつろいでいる猫を、撮る。
- そうです(笑)。
たしかに、なんだか猫の方から
寄って来てもらえるんですよね。
- いいなあ、うらやましいです。
akemiさんの撮影に1度ついて行きたい。
▲ akemiさんの撮影って、こんな‥‥。
ついて行きたい‥‥。
(つづきます。
次回も、akemiさんへのインタビューです。)
次回も、akemiさんへのインタビューです。)
2016-06-05 SUN