感心力がビジネスを変える!
が、
感心して探求する感心なページ。

第1回 電気の使い過ぎは災いのもと。

もう春になりかけですが、
お元気ですか?
わたくし年末年始の
留守番番長シリーズにおきまして、
「感心力」で一途に乗りきった
一介のサラリーマン、
田中宏和と申します。
その節はありがとうございました。
2人の同姓同名
「田中宏和さん」の生存が確認できましたし

とにかくみなさんの反響を楽しませていただけました。
そして、このたびは、大胆にも恐ろしや、
成り行きでレギュラー枠に登場することになりました。
穴埋め特番の分際だったんですけどねえ。
テーマは、
もうこれしかない「感心力」です。

打ちきりになるまでは、
世に存在するあらゆる事象に
感心しまくる予定ですので、
どうかよろしくおつきあいください。

では、さっそく本編です。

いきなりですが、
みなさんのお宅では
ブレーカーが飛んでますか?
うちではしょっちゅう飛んでます。

犯人は、一昨年購入した
デロンギ・オイルヒーターです。
こいつ、部屋をじんわりあったくするし、
デザインは見目麗しく、
働きものなんですが、
電気の食いっぷりがすごいわけです。
寝室とリビングと書斎とダイニングが別々の
猟犬付き邸宅なんぞには
ぴったりなのでしょうけど、
玄関からでんぐり返りでも
15秒で果てまでゴールのわび住まいに、
1500ワットは耐えきれません。

それに、もうひとり、
意外に電気大喰いの共犯がいます。
真冬の夜中、
デロンギをぶんぶんフルパワー運転しますよね、
また、便意というのも
自然に生じるものであります。
トイレに行く。
ふは〜。
ウォシュレットのスイッチ押す。

バチン!!
真っ暗。


目に墨汁を入れたように、
ど暗闇が訪れます。
最初にブレーカーがあがった時は、
突然で不用意だったもので、
動揺のあまりズボンとパンツをずりおろしたまま、
「殿中でござる」式に裾をふみ、
壁に両手をつけ、蟹歩きをし、

ブレーカーまでやっとこさたどりついたことを
今でも憎らしく覚えています。
こんな姿、
ケイト・ベッキンゼールには見せられません。

きっとうちには来ることはないと思いますが。

ともあれデロンギとウォシュレット、
この組み合わせは、
ブレーカー飛ばしの最強チームなのです。
そんなことで、
トイレにマグライトを
備えつけるようにしました。
今や、ブレーカーがあがっても慌てること無し。
ど暗闇になっても、
ライトをつけて、
手で狐の影絵をつくったりする余裕もできています。

ところが、
1月11日土曜日の冷え込んだ早朝、
いつもと違う事態が発生しました。
トイレからブレーカーを戻しに出て、
電源の切れた家電製品のみなさん方に
ひとつひとつ電源を入れていくまではいつも通り。
電話OK、ステレオOK、テレビOK、
ビデオ・・・。
ビデオ・・・。
うんともすんともびくともしやがりません。
電源が入らなーい。
ゆすって、たたいて、
そして電源を強めに押しても、
うんともすんとも。
こいつ、ただのつけもの石みたいになっている。
「あ〜、あ」と、ひとりごちました。
しかも、ビデオの中には
因縁のテープが入っております。

閉じ込められたビデオテープには、
大いなる呪いがかかっていました。
録画された番組は、
darlingご出演の
「ダウンタウンセブン」。
それでもって、そのテープは、
「昨年感心した愛の反歌」の詠み手のものでありました。
というのもですね、
あまりに熱い反響を
「反歌」にいただいたことだし、
これは原著作権者に一報入れておこうと思った日、
その日はdarling出演番組のオンエア日でもあり、
予約録画をし忘れたこともあって、
詠み手に
「録画頼む」とお願いしていたのでした。
はたして録画してくれたんだろうか、と
思っていた次の日、
詠み手からこんな一行メールが来たのでした。

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タイトル「取り引き」
今日ふぐ会を開いてくれたら
ビデオをお渡しいたしますが。


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これは、誘拐犯の手口です。
すんなり、ふぐ、ご馳走しました。
あ〜、なんて素直なんだろ、
自分よ。

そんなことで閉じ込められたテープには、
いわく因縁呪い付であったわけです。

こりゃ困ったなー。
どうする、このビデオ&テープ。
面倒だなぁ、面倒だ、
面倒に決まってるはずだ、修理。
一晩寝たら治れよ、ビデオ。
と、どんどん暗黒面が広がります。
邪念と戦うことしばし。

しかし、現実は変えられません。
わたくしは颯爽とパソコンに向かいました。
そう、こんな時は
インターネットの出番じゃないですか。
Yahoo!を立ち上げ、
「家電」「修理」と打ち込んだのでした。


( つづきます!)

2003-02-24-MON

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