明治末期から大正、昭和初期にかけて、 東京や大阪などの大都市では、 郊外の人口が増え、 ターミナル駅から郊外へ、 放射線状に伸びる私鉄が 次々に開業しました。 これらの多くは、ターミナル駅に百貨店、 郊外に遊興施設を設けるなどして、 日中の乗客を確保していきました。 小田原急行電鉄(現:小田急電鉄)は その中でも大正12年(1923)の創立と 後発の会社ですが、昭和2年(1927)には 新宿〜小田原間82.8kmを 運行していました。
(江戸博学芸員・新田)
2005-08-31-WED