江戸が知りたい。
東京ってなんだ?!

「江戸東京博物館」を知の遊び場にしよう。

こんな風景も、絵になっていった。
【木場の夕暮】
The twilight at Kiba
大正9年(1920)秋
川瀬巴水

木場で秋のある日の
夕暮れを描いています。
川瀬巴水は時の移ろいや、
景色の移ろいなどを
得意とした作家でした。
例えばこの作品でも、
夕暮れという
昼から夜への変化、
そして川の水面に映る
橋などの微妙な変化が
表現されています。
浮世絵的な手法なのに、
電線が描いてあるから、
不思議な感じがしますね。
浮世絵を見慣れている
人にとっては、
白い部分がない、
っていうのが
すごく不思議でしょうね。

(江戸博学芸員・小山)

 


2005-09-24-SAT

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