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“WONDER SCHOOL !”
ほぼ日刊イトイ新聞 presents 超時間講演会。

知ることの輝き・聞くことの驚き(2)

今日は、
『学問は驚きだ──智慧の実を食べよう2』
イベント当日に寄せられた、たくさんのメールの中から、
現場に足を運んだ人の興奮が伝わってくるものを中心に、
たっぷり、20通ぶんの感想メールを、ご紹介します。

人が驚いている様子を、横で眺めるということも、
かなり、気持ちがいいものだったりするんです。

このイベントをきっかけに、
また、何かを学びなおしたくなったという言葉が
多かったのが、主催側としては、うれしかったんです。

会場に行ったかたは、一緒に行ったともだちどうしで、
感想を話しあうような気持ちで、読みすすめてみてね!

それでは、どうぞ。

メール=
昨日は、無理やり引っぱっていった主人ともども
充実・満足・感動の時間を過ごすことができました。
特に川勝先生のお話には、感動しました。
大学生と高校生の親として、日本や地球の未来に
不安を感じ、子供たちの将来を心配していますが、
ふっと霧が晴れるような気持ちになりました。
最後のまとめを伺って、
「日本の行方をこんなに希望を持って語れる方が
 いらっしゃる!」ことに、涙が出そうになりました。
家までの帰り道、主人と
それはそれは中身の濃い話をすることもできました。
思い切って、主人を誘って出かけて
よかったと思っております。
次の企画をたのしみにしております。
(あっくんママ)

メール=
なんというか、興奮いたしております。
感想が今はちょっとまとまりませんが、
聞けてよかった。本当によかった。
なんて有意義な日曜だったのだろうか。
すべての先生方の本を読んでみたいです。
今はわからない部分も
たくさんあるかもしれないけれど、
確かに自分の中に入ってきて、
それが自分の中にこれからあり続ければ、
いつかわかる日もあると思います。
そういう「実」を食べることができて
うれしかったです。
ありがとうございます。
(あまぐり)

メール=
姪と一緒に参加させていただきました。
姪は中学時代、登校拒否で引きこもりだったため、
マトモに学生生活を送っていません。
高校にも行かず、好きな分野の勉強して、
東京で、ひとり細々と安い賃金で
アニメーターとして、生計を立てています。
人と接することが、相変わらず苦手なため、
叔母としては心配であります。
今回のイベント参加に
快く付き合ってくれるか心配でしたが、
そんな心配は不要でした。
聞く姿勢が普段と全然違っていて、
目が生き生きとしているではありませんか!
彼女はまだ21歳。
学びの喜び(体験)で
少しでも気づきがあればと思っております。
博多から来た甲斐がありました。
また、次回をたのしみにしております。
(KYOKO)


メール=
とても有意義な時間を過ごせたことへの
ささやかなお礼の気持ちもこめて、
感想を申し上げたいと思いました。
直接、足を運んでよかったです。
現場だからこそ、長い時間、集中して、
耳を傾けることができたのだと思いました。
私はひとりで参加しましたが、
隣に女性2人組がいらっしゃいました。
ときどき、会話が耳に入ってきました。
「勉強しようとか、勉強が好きというよりも、
 なんとなくこういう時間を
 たのしむというのがいいのではないか」
というようなことを仰っていて、
そういうノリも大切だと思いました。
私の場合には、もう一度学問や知的好奇心へ
自分の意識を向けてみたいという
いいきっかけになりました。
先生方は、それぞれ、ユーモラスな
等身大の魅力がありました。
4人の先生の別々のテーマの講演なのですが
時間が経つにつれて、だんだんと
テーマやそのスケールが大きくなり
社会へと世界へと地球へと
意識がひろがるような感じがしました。
ひとつひとつの感想を並べるときりがないのですが
とにかく小さなメモ帳、
23頁に渡る殴り書きが残りました。
あまり気力体力もない日々でしたが
大変刺激になる一日を過ごせました。
ありがとうございました。
(Yoko Nakajima)


メール=
なんだか、いろいろな面白くて味があって
物凄い話のオンパレードで脳がグアングアンします。
いろんな話が脳の中で乱反射して、
どなたが言った言葉か忘れてしまったのですが、
『新しい知識を得るのではなくて、
 いつも見ているものを新しい角度で見る』
ということがいかに驚きであるか、
喜びであるかを思い知らされているしだいです。
4賢人の話を聞いていて、
ハッと何かに気づいた気がしたけど、
なんだかはっきりわからないってことの連続です。
頭の中で何かがくっついたのだけど、
それがなんだか分からない。
それを解明しようとしていると
さらにハッとさせられることが話されている。
こんな状態です。今夜は眠れそうにありません。
(ヤマサン)


メール=
先生がたのお話を聴いていると、
学問に、ただひたすらおもしろさを感じ、
さまざまな分野において
研究し続けている先生たちがいらっしゃって、
それまで何もしていない自分が、
そんな先生たちの研究し続けていることを、
聞かせてもらえるのが、贅沢だなぁと思い、
感謝したくなりました。いろんなことって、
ぜんぶ繋がっているんだなあと思いました。
私は、今失業中で、
自分の未来を、不安になりながら模索中です。
今日の中継を見させて頂いて、
ぎゅーと狭くなっている自分の視野を
広げるきっかけになるような気がしました。
(みきし)


メール=
今日は、一日パソコンの前に釘付けです。
大学の先生が、
「勉強は苦しいけど、学問ってのは、たのしいもんだ」
と常々おっしゃっていたことを思い出しました。
現役学生の若いころって覚めてたな、私。
先生たちって、熱いな。
おととしから、通信制の大学に入り直した私ですが、
今、学ぶことがおもしろくってしょうがないのです。
人に語れることができるくらいまで、がんばりたい。
と決意を新たにしました。
(はな)


メール=
会場に行きました。
去年とはまた違う味わいのお話で
普段使わない脳の一部分を
フル回転させて聞いていました。
おかげで終盤から頭痛がしだして、
帰ってきた今もまだ痛いです……意外にも、
「食わず嫌い」な宇宙の話が印象に残りました。
細かいことは覚えてないんですが、
イトイさんの言ってたとおり
遠いところへ連れて
行かれたような気がしましたよ。
4人の先生の話に共通して思ったのは、
既存の枠や考えに不満を言うだけでなく、
自分の見方を少し変えるだけで
過ごしやすくなることがあるんだなということです。
また、自分が努力して誇れる分野のことを早く
確立したいとも思いました。
(現在、司法書士試験準備中)
余談ですが、今日は31歳の誕生日でした。
特別祝ってくれる人はいませんが、
ひとりでこの講演会に参加した
今年の誕生日は忘れないことでしょう。
ありがとうございました。
(かおり)


メール=
講演をナマで聞いて、大きなものを受け取ったものの、
自分の中で消化するのに時間がかかっています。
実験し出すと止まらなくなる山岸さんの、
「信頼関係を築くにはリスクを覚悟する必要性」
には納得しました。
人間は非合理的という話には、ホッとしています。
自分の「つい」こそが人間らしさだと認めて、
それをおもしろがってみたいから。
今春、深く悩んだ末に、大学を中退しましたが、
今回のイベントを通じて
あらためて学問は楽しいと思いましたし、
満足のいかなかった大学生活への無念さを感じました。
ただ、学ぶ気持ちを持っている限り
学びつづけられるというエネルギーの塊を、
心にも脳にもいただいたような気がします。
(23歳・男・兵庫県・ユラケン)


メール=
「智慧の実を食べよう」に参加できたこと
本当にうれしく思いました。
なによりも、新聞を読んだり、
ニュースを聞いたりすることが
「楽」になりました。
なんだか知らないけど、
見通しが暗かったり、悲しかったり、
情けなかったり、諦めムードだったり、
イライラしてたり、最近の私を取り囲む
「社会」は痛くて疲れるものでした。
それがあの中継の中で、各先生方は
人はどこから来て、
どこに辿りつき、
どこへ行こうとしているのか、
今いるここはどういったところなのか、
を説いてくださいました。
それも、圧倒的な学力と知力に裏づけされた
「優しさ」と「ユーモア」をもって。
そのエッセンスをもって
今日のニュースを読み解けば、たとえば
視聴率のためにやたらと煽る
アナウンサーのいやらしさも
陰鬱とした語りで不安にいたらしめる解説者のエゴも
年金問題でぶつぶつ言う近所のオバハンの愚痴も
必要以上に私を惑わすことはありません。
(ペロ氏)


メール=
あーーーーー、面白かったです!
前回の「智慧の実」に引き続き、
幸運にも会場で観ることができました。
本当にたのしかったです……。
特に、今回初めて触れた
川勝先生と松井先生の研究内容には、
いつもは全く使っていない脳味噌のどこかを
バスバス刺激されたような、オドロキを覚えました。
先生方それぞれが
とてもチャーミングでいらしたことも印象的です!
そして、いつもながら、
ほぼ日スタッフの皆さんの楽しそうに
お仕事をしている姿は、本当にすがすがしいです!
今後の展開、心から楽しみにしています。
さて、今日は本屋さんに行きます!
(とん)


メール=
この頃、目の前の問題ばかりを見つめ続けて、
すっかり近視眼になっていた僕の頭のピントですが、
4人の先生方のお話を「へぇ〜」っと聞くにつれ、
しだいに思考のピンボケが
矯正されていくような感じがしました。
おかげで、自分を取り囲む身近な世界を
遠くから俯瞰するための視点を
手に入れられたような気がします。
帰りの新幹線の中で、
今日の講演の内容を思い起こしながら、
ふとそんなことを考えていました。
(Shinya)


メール=
個人的に、山岸俊男さんの講演にぐっときました。
実は今まで山岸さんのお名前すら知りませんでしたが、
聞き始めた途端にぐいぐいと引き込まれ、
目からウロコの連続でした。
日本型安心社会の中で、
自分こそが一番の正直者と思っている人が、いきなり
「あなたは拘束によって安心関係を築いている
 信頼に欠ける人だ」
と言われたら納得できないかもなぁと思いつつ、
3年前の自分だったら
絶対に納得できなかっただろうと確信しました。
個人の生き方としての実践はまだまだですが、
理解できるようになっただけでもよかったなぁ、
としみじみ思いました。
それにしても、社会心理学の実験手法に
ものすごく驚きました。
可能性の宝庫に思われました。
長くなりそうなので、このへんでやめます。
(ウロ子)


メール=
智慧の実を食べよう、聞きにいきました。
とても驚きました。
「学ぶという事のなかには、快感があるに違いない」
「ただし先生は選ばないと面白くも何ともない」
そうそうそう!と心の中で叫びました。
自分は学生ですが、
「先生を選ばないと面白くも何ともない」
と思ってたので、留年してしまいました。
のんびりしすぎですね。
今まで快感を与えてくれる先生には何人か出会いました。
でも片手で数えるくらいです。
今日の先生はみんなヒットです!
うれしかったです。
思わずノートを取りたくなりました。

川勝さんのお話にすごく打ちのめされたので、
帰りに三省堂で
「美の文明をつくる」を買って帰りました。
さらにアジア経済史の研究も超1級なんですね。
片手で数えるほどの、出会った先生の中にも
アジア経済史の先生がいたなあ、と思い出して
なにか因果を感じました。
またアジア経済史の方の本も
買ってみたいと思いました。
頭の驚きと頭の快感がたくさんあった1日でした。
ありがとうございました。
(かさかわ)


メール=
大学の専攻は、日本史でした。
現在、経理の勉強中です。
どの先生も、お話をされているときは、
生き生きされていて、
ついつい前のめりになってしまいました。
どうして、大学生のときは、教室の隅っこに座って、
ろくに講義を聴かなかったのだろう……。
教授だって、きっと今日の先生方のように、
生き生き話されていただろうに……。
そして、当時社会人入学で勉強されていた方の、
独特の熱心さが、今になって分かった気がします。
今日を終わってからというもの、
妙に時間が貴重に感じられ、
やたら気持ちが急いてます。
私にとって、良い経験になりました。
ありがとうございました。
(ぱん)


メール=
数時間たって、ぼんやりと思うのは、
社会、会社、日本、地球、
みんなつながっているんだなあということです。
4人の先生方が事前にご相談されたりは
していないようですが
(後からお話された方は、
 前にお話された方の内容を
 引用されたりもしていましたけれど)
どこかで同じことを言っているような、
どこか似たところ、同じところがあるような、
そんな気がしました。
パンフレットや、先生方の書かれた本を読んで、
いろいろなことをゆっくり考えていきたいなと思います。
最後になりましたが、
いい講演会をありがとうございました!
次回も楽しみにしています!
(みゆき)


メール=
行きましたよ。
会場ではたくさんのスタッフの人が案内してくれたり、
飲食コーナーがあったり、
なんだか至れり尽くせりだなぁ、と
しみじみ、うれしくなりました。
公演はドキドキワクワクの連続でした。
正直、話の内容は難しいなぁと感じる部分は
多かったのですが、その中できらりと心にくる
驚きの種を見つけたときは本当に興奮しました!
何なんだこの世界は?
こんなことを考えているなんて!
川勝先生の話はとくにそう思いました。
日本を、森・平野・山・海という
四つの国の考えかた。
寒い国北海道から暖かい国沖縄。
日本という国は四季があり自然があり
素晴らしい国なんだなぁと改めて思い直しました。
また、川勝先生はパワーポイントや
OHPを使わなかったせいか、
内容が歴史だったせいか、
一番身近に感じられた先生でした。
松井先生は話がうまい!
よくわからないけれどもとにかく
話に引き込まれる引き込まれる。
時間がなかったのが惜しかったです。
次回も大いに期待してます。
できたら、夏休みなどの長期休暇の時期や、
土日だったら土曜日のほうが、
次の日が休みということで時間にも
心にもゆとりが持ててよかったなぁと思いました。
(にこるそん)


メール=
川勝さんの博覧強記ぶり。
著書を読みながら、どんな話になるんだろうかと
わくわくしながらこの日を待っていましたが、
誰もが断片的に知っている事柄が
さらに深い事情まで知らされつつ
1ピースとなってはめ込まれ、
壮大なパズルが完成していく感じ。
なるほどなあ、またまた圧倒されてしまったなあ。
岩井先生は、そのお話ぶりから(身ぶり手ぶりにも)
お人柄が伺われる感じ。
頭の回転の早さに言葉がついていかない感じ。
松井先生のお話の冒頭あたり、
「地球システムからみると」という下りで、
宇宙規模から見ると、人間という存在も
普段感じているものとは
全く別なものに見えてくる。
生物である私たちは
生物としての目でしか世界を見ないけれど、
それを育んでいる側から見ると、
世界観が変わる。
同時にその存在を許されているという安堵感。
この感じ、どんな治療薬よりも効きそう。
「学者の話を聞いていて
 それがとても分かりやすかったら、
 言っていることはウソ」
という山岸先生の楽屋話もおもしろかった!
メールを打ちながら、講演中のあれこれを
何度も反芻しながら味わい直しています。
素敵な時間をありがとう。
(當間紀子)


メール=
今日の「智慧の実食べよう」は、
パリからストリーミングで見ていました。
とても勉強になりました!
案内が出たときから、
本当に、本当に行きたくて、
まだ帰国しない時期なので、、
インターネット中継で、リアルタイムに!
時差の関係で最初からは
残念ながら見ることができなかったのですが、
そして長丁場ですが、おもしろかったです。
それでも、先生方のお話はとても興味深かったです。
「会社は株主のもの」というのは
こちらで勉強していても
当たり前のこととして講義の中で説明されるのですが、
それはちょっと違うぞというお話、
とても納得することができました。
会社は株主のものという意見に、
いつも微妙な違和感を持っていたので。
海外にいると、ニュースでない日本の情報、
文化等、いろいろな視点からの
意見を知りたくなることがあります。
これらを紹介しているほぼ日は、手軽に
情報にアクセスすることができるので、
本当に助かっています。
私はいつもアンテナを高く立てて、
いろいろな刺激を受けたいと思っています。
そのひとつの情報源として、
ほぼ日は好奇心を満たしてくれます。
智慧の実はさらにその好奇心が
いっぱい満たされる、すばらしい催し物でした。
次回、組織論について取り上げてみたいとの
お話ですが、私も現在こちらで特に
組織論について勉強をしているので、
帰国して、次回の智慧の実があったら、
是非是非行って見たいと思っています。
(ぱきら)


メール=
今日は会場で楽しませていただきました。
スタッフの皆様、
快適な空間を作ってくださいまして
ほんとうにありがとうございます。
山岸先生の授業のあとで糸井さんが
お隣の方とちょっとごあいさつしてみてください
っておっしゃって、少し照れながら
こんにちはって会釈してから
なんか席と席のあいだがすこしちぢまったような
緊張感が解された感じがしました。
帰宅してから数時間も経っているのに
あたまのなかがなんか火照ってるみたいな
ふしぎな感覚です。

『ほぼ日』でなければ聞く機会に恵まれなかった
すばらしい先生方の講議を拝聴していて感じたことは
どの先生も、こんなに熱い思いで伝えたいという
気持にみなぎっているそのエネルギーをリアルに
手渡されたことにいちばん驚きを感じていました。
こんなにも伝えたいことが先生の頭の中を
駆け巡っていらっしゃるということを
同じ場所、同じ空間でみなさんと体験できたことは
ほんとうに貴重な時間でした。
学問として伝えたいことがあるって
なんかいいなぁと思った初めての体験でした。
どの授業もおどろきに満ちていて
こうして今回も「智慧の実2」の大授業に
おどろかされたことがなんか幸せでした。
(のどか)


「こういう、まとまった時間を
みんなで一緒に過ごすことって、悪くない」

感想の数々からは、
全体的に、そんな気持ちを、受け取りました。

たまたま用事があって、
今回は参加できなくて残念なんだけど、
どうやら、おもしろそうだぞと思った方々は、
あと、数か月、お待ちください。

講演内容を凝縮して、さらにそれぞれの人たちから
新境地を聞きなおし、darling糸井重里の独白も加えた、
『学問は驚きだ』の単行本を、夏の発売に向けて、
「ほぼ日」内部で、じっくり作っていきますからねー!

当日、会場やインターネットで
この「智慧の実」を垣間見たという方々からの、
感想メールも、さらに、お待ちしております。

また、明日にも、メール紹介をします。
お相手は、わたくし「ほぼ日」スタッフの木村でした。





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2004-05-20-THU

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