「ずっと見守るひと」
私が高校2年生の頃の話です。
自分の部屋で横になりながら本を読んでいると、
いつの間にか転寝をしていたようです。
うつらうつらしていると
「私、行かなくちゃいけないの。
寂しいから一緒にきて‥‥」
と友だちの声がし、
私は不思議に思わず
「いいよ!」と手を差し出しました。
「有難う」と手を引っ張られると
不思議な浮遊感とともに体が半分置きました。
今にもスーッと引っ張られそうになった時に、
「まだ駄目よ!!」
と女の人の声と白い両腕が出てきて
私の両肩をポンっと軽く押し戻されると同時に
ドンっと反動がして飛び起きました。
その時は夢なのか現実だったのか解らず、
今のは?って感じですっかり忘れてしまいました。
そして14年後、また同じことが起こりました。
深夜、主人のほかに部屋に
もう一人誰かがいる気配がしてふと目が覚めました。
その時突然、金縛りに合い男の笑い声が響き渡り
すごい力でり足を思いっきり引っ張られました。
『助けて!!』と叫んだところ、
パンっと大きな音がして体が楽になりました。
男が
『クソ、俺と同じ目に合わせてやろうと思ったのに』
と呟いたのに対して、
「この子はまだこっちにいるべきなの」
と女の人の声がはっきりと聞こえてきました。
2回も助けてくれたこの女の人は
世間的にいう守護霊なのでしょうか?
今だに不思議でなりませんが、
本当に助けてくれて有難うという気持ちで一杯です。 |
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