2017年6月、あまり聞き覚えのなかった
昆虫の名前が、一躍話題になりました。
「ヒアリ」という特定外来生物のアリで、
その体には毒を持ち、凶暴な性格から、
煽り立てるような報道が今も続いています。
でも、実際のところ、
ヒアリって本当に怖い虫なのでしょうか?
理解がまだ深まっていないヒアリがどんな虫で、
どういった影響を与える可能性があるのか、
26年間アリの研究をされている、
九州大学の村上貴弘准教授にお話を訊きました。
担当は、ほぼ日の平野です。
※インタビューは、7月上旬に行われました。
九州大学
「持続可能な社会のための決断科学センター」准教授。
1971年、神奈川県生まれ。
茨城大学理学部卒、北海道大学地球環境科学研究院修了。
専門は社会生物学、進化生態学、保全生態学。
ヒアリの他に農業をするアリや
アリの音声コミュニケーションを研究している。