作家の池澤夏樹さんは、
最新刊『科学する心』のなかで、
「だからぼくたちはファーブルのように、
科学に少し文学が混じるのを好ましいことと思うのだ」
と書いています。
ファーブルは、身のまわりの虫たちの行動に魅せられ、
つぶさに観察研究した『昆虫記』で知られる
19世紀フランスの博物学者です。
その『ファーブル昆虫記』の完訳という偉業を成し遂げたのが、
フランス文学者の奥本大三郎さん。
その訳業については池澤さんも
「日本の読書界ぜんたいの資産」と手放しで絶賛しています。
そんなおふたりに
「科学に少し文学が混じる」とはどういうことか。
それが「好ましい」とはどういうことなのか。
わかりやすく、かみくだいて語っていただきたいと思います。
さらに文学者であるおふたりに、
自然はどのように映っているのか。
ダーウィンやファーブルにはどのように見えていたのか。
文学のこと、科学のこと、わたしたち人間のこと、
話題はどこからきて、どこへゆくのか、わかりませんが、
縦横無尽の「科学」雑談を繰り広げていただければと思います。
ダーウィンとファーブルは対立していたかのように言われます。
ただ、「科学」に混じる「文学」の部分に目を向けたとき
そこには共通するなにかをみつけられるのではないでしょうか。
少人数になりますが、このトークサロンに是非ご参加ください。
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