開講から2年半を経た
「ほぼ日の学校」は、
神田への引っ越しを準備しています。
でも、「青山教室」はまだまだ稼働中。
あの研究室が戻ってきますよ!
2019年9月に第1期生が集まった
前田知洋さんのクラシックマジック研究室。
参加していただくのは、わずか12人。
今回は「密」を避けながら、
工夫して「親密」な空間を作ります。
研究室を主宰してくださる講師は、
マジシャンの前田知洋さん。
日本にクロースアップ・マジックを広めた
第一人者です。
ほぼ日の学校のシェイクスピア講座を
何度も聴講してくださった前田さんは、
1000年以上の歴史をもつ
マジックの“古典としての顔”を
とても強く意識していらっしゃいます。
グーテンベルクの印刷機ができて
最初に印刷された聖書につづいて
印刷されたのがwitchcraft=妖術の本でした。
魔法、魔女、妖術、マジック……
政治、犯罪、まじない、占い……
「不思議」を呼び起こす技は、
さまざまな思惑と結びつき、
古来、人々の営みと切り離すことの
できないものでした。
そんなクラシックマジックと、
そこから広がる不思議の世界について、
前田さんが実演を交えながら
講義してくださいます。
3回の授業は毎回驚きに満ちたもので、
1期生、2期生のみなさんからは、
こんな感想が届けられました。
「マジックは驚愕でした!
私、すごい驚いた顔で写真に写っていて、
それを見て家族で大笑いしました。
最高! ワークショップ、感激でした。」
「親密な時間の魔法にかかったわたしは、
前田さんを大好きになり、
友人に会うたびにこの講座の感動を伝えたい!と
意気込んで話をしたりして、
日常がなんだか賑やかになりました。」
「『その時』『その空間』でしか共有できない、
伝えることが難しい表現を
五感で味わうことができて、幸運でした。」
「ユングは、錬金術と心理学について、
こう語ったそうです。
『錬金術とは、錬金術師がその場にいる
メンバーの深層心理を支配した時に
完成する心理技法である』
前田さんのマジックは、
まさに錬金術のようでした。」
「前田さんの言葉
『人が魅力的だと思う不思議を見つけるのが
マジシャン』がとても印象的でした。
マジシャンて素敵なお仕事だなと思ったし、
素敵な表現だなとも思いました。
見せて頂いたマジックは毎回、
まさに『びっくりぎょうてん!』でした。
魔法を使われたのかと頭が混乱する程でした。」
「リベラルアーツの話を伺って、
ああ、やっぱりこの研究室は
『ほぼ日の学校』なんだな、
と改めて納得しました。
そして超絶マジックに打ちのめされ、
無事に帰宅はできましたが、
果たして気は確かだったかどうか……」
「びっっっくりしました。
『びっくりすると、口が開いちゃう』
という表現をマンガやアニメで見ますが、
あれは本当のことなんだっていうのが
実感できました」
「魂が飛んでいってしまうようなマジックを
拝見して、何度もあの瞬間を反芻しています」
あなたもこの感動と驚嘆を
体験してみませんか?
マジックだけでなく、
大学でAIを研究した前田さんが
なぜ「不思議」の世界に移ったのか?
前田さんが未来をどう見ているのか?
興味の尽きないお話も
じっくり聞くことができます。
ご参加お待ち申し上げます。
[前田知洋さんのコメント]人間は古くから不思議や奇跡に
憧れをいだいてきました。
この研究室では古代エジプトの書や
シェークスピアが参考にしたとされる
「妖術の開示」などを題材に、
現代まで続く不思議を
研究生の皆さんと探求していきます。
日本にクロースアップ・マジックを広めた第一人者。
アメリカのアカデミー・オブ・
マジカルアーツのオーディションに合格。
英国王室チャールズ皇太子もメンバーの
The Magic Circle London のゴールドスターメンバー。
プライムタイムの特別番組をはじめ、
100以上のテレビ番組やTVCMに出演し、
歴代の総理大臣をはじめ、
各国大使、財界人にマジックを披露。
連載や執筆も多く、著書に『知的な距離感』(かんき出版)
『人を動かす秘密のことば』(日本実業出版)
『新入社員に送る一冊』共著(日本経団連出版)などがある。
最新刊は、言語脳科学者との対談集
『芸術を創る脳』(東京大学出版)。
東京電機大学工学部卒業。
学士論文は人工知能。
※クロースアップ・マジックとは、
少人数の観客に対してマジシャンが
至近距離で演じるマジックの総称。