ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

296.相談所は、開店休業に。

誰のせいでもありゃしないのですが、
案の定「相談所」は、むつかしかったです。
きっと、こう書くと、
「もっともっと続けてください」というご意見も、
たくさん届くだろうことはわかっているのですが、
お休みさせてください。

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「企画ミス?」

恋の相談について経験豊かなお局さま各位から
「何をそんなママゴトっぽいひよこの遊びに悩むのか!」
とキビシイご意見も数多くあった。

正直なところガンジーもそう思わぬでもない。
でもね、考えてみれば今の若者は可哀想だよね。
共働き両親に育てられ親たちのすれ違い勤務や単身赴任で
子どもには夫婦の生の姿を見る機会がなかった。

また少子化で幼い弟や妹たちへの接し方も知らぬままに
大人になってしまった。
だから彼らが自分本意な考え方になってしまったとしても
それを責められない気がするんだ。

時代が違うんだなァ、核家族化となり
爺さん婆さんの話も聞けぬまま社会に出て仕事に追われ
恋ってどんなものなのか?
結婚ってどういう事なのか?
あまり深く考える時間もなく
ただ友達の情報やまともに結婚生活を送ってない
ふしだら小説家の
いい加減な文章に踊らされている若者たち。

だからガンジーは悩んでます。
ひとりひとりの相談者の方に
キチンと話を聞いてあげねば、と。
答えはすでに自分で出しているんだから
ただ真剣に聞いてやるだけでいい。
よほどくわしく話を聞かないと
他人の痛みはわかんないからね。
答えは必要ないんだ。
ただ少しでも痛みをやわらげてあげられれば、
それだけでいい。
それしか出来ないガンジーだもんね。

「そんな事が何なんだ!くだらねぇぜ」と
一蹴するわけにはいかないよねぇ。
どのくらい痛いのか悩んでるのか、それは
親でもわからないことだろう。
家を建てるとか大学へ入れるとか、
とかく経済面でのことしか考えず
突っ走って来た親たちの世代。
親たちは言う、
「誰のお蔭だと思ってるんだ!」。
でも今の豊かな環境に
子ども達は幸せを感じているだろうか?

読者の皆さんに支えられて生きているガンジーとしては
あまりに軽率なこの相談所の企画でした。

新聞発行のネタ切れで思いついたずるーい考えです。
すこしゆっくりしてその間に充電しようか、
なんて考えていました。
糸井さんからはガンジーペースでいいよ、
と言われてるけど、
この書くことが面白く
また抗癌剤以上の治療効果も感じているので
どうしても続けたい。
続けることがさらなる意外性を
展開させてくれそうだからね。
そんなわくわくの毎日を送りたいと思ってます。

本日はガンジーの懺悔の日でーす。

ガンジー

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ガンジーさんは、別に「社説」や「ご意見」に
こだわる必要はないと思うのです。
今日の夕飯がなんだったかでも、
近所にきれいなねーちゃんがいた、でも、
天気予報が外れたでも、今日はなんの日、ても。

なーんでもいいのです。
そういえば、最近はすっかりダジャレが減っていたもんね。
くだらないことを、書いてください、安心して。

(つづく)

『よろずガンジー相談所』の情報はこちら

2001-06-20-WED

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