ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

392.名前、それは。

名前って、大きいよなぁ、たしかに。
名前のなかに、その人の旗がはためいているようだ。
ぼく自身は、妙な名前で小さいころから生きてきたので、
変わった名前の人間としての生き方が、
自然に身に付いてしまったように思う。
重里、だもんなぁ。
小さいときには、ちょっと恥ずかしくもあったものだよ。

ガンジーさんにしても、読者は、
本名を知らないままに
「ガンジーさん」という名前のおじさんとして、
いろんなことを想像しているけれど、
この仮名を『黒部金造』とか、『裏見骨髄』にしたら、
同じ文章でも、読まれ方まったくちがうよねぇ。

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「名前」

人の名前はその一生にどれほどの影響力があるんだろうね。
親が勝手につけたとはいえ
親の方はその子の幸せをねがって考えに考えたすえ
命名したことだろう。
今、一郎さんと純一郎さんが飛ぶ鳥をおとす勢いだけど
イチローのお父さんは彼を
ダイスケという名前にしたかったかもしれないね。
野球選手はダイスケと相場がきまってる。

英語で、名は体をあらわす、といい
日本語では
Name and natures do often agree.
という。逆か。
名前と性質はしばしば一致する、というものだけど、
どうかね?
女子には美という文字をいれたがる親が多い。
かくいうガンジーもその伝だ。
戦後の食料難で疎開してた時、
級友で杢左衛門、仁右衛門というふたりがいた。
そのほか助や吉がつく名前も
かなりの数あったようにおぼえている。

そのことを聞いたわけではないが本人はイヤだったみたい。
20歳成人の日に
あらためて本人に改名させるような制度はどうだろ。
戸籍法は明治維新後に復活したそうだが
役所のひとりよがりみたいな気がする。
管理しやすいもんね。
名前を変えて世に出た芸能人もおおい。
作家にせよこれは本名じゃないから簡単、だけど
死亡記事などで本名を知ると、へぇー!って思っちゃうぜ。

とつぜんだけど、本日これで閉店します。



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昨日、ここで発表した、
『出前ガンジー』あるいは『ガンジー水戸黄門』の
企画について、
ガンジーさんの行脚先を募集しています。
詳しくは、昨日(9月24日)のこのページを
ごらんくださいませ。

(つづく)

2001-09-25-TUE

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