396.コーチの言葉。
ガンジーさんは、奥野史子さんのファンらしい。
奥野さんの書いた『ショーガール』のテキストも
相当に読みこんでいる。
その奥野さんの文章のある部分から、
ガンジーさんは考えた。
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「人と人、言葉とこころ」
やめる勇気がなければ続けなさい!といった
奥野さん(シンクロスイミング)のコーチの言葉、
よく考えてみると人によっては
まるで効果をあげない言葉だと思うよ。
奥野さんだからコーチも言えた、
いやひょっとしてこの言葉は
奥野さんがコーチの口を借りて
みずから引き出した言葉ではなかったのか?
世の中には親の意見にはじまってさまざまな忠告がある。
それを馬耳東風と聞き流すか
しっかりと受けとめるかは聞くがわの勝手。
心の琴線にふれるというのは
タイミングの問題がありそうだね。
ここぞ、という時に発せられた言葉は
説得力があると思う。
ここよ、と指定された所がツボだ、え、なんの?
やみくもに意見をふりまわしても聞いちゃくれない。
聞く耳もたない、というがその通りだぜ。
聞く耳をしっかりもってる時にだけ
意見や忠告が心にはいる。
こいつ今は聞く耳なのか?というみきわめが大事だ。
それを判断出来るか否かは
ふだんのつきあいがものをいうんだろうなぁ。
今、効く時間ですか?
いや気かんきの耳でしてね素直じゃないんですよ、
また今度にしてください。
奥野さんのコーチはそのところをよく知ってたんだね。
こういうコーチは歓迎する。
そうでないコーチは小菅に拘置しちゃえ!
人をみて法を説け、
フライパンを火にかける前にタマゴを解け、ってわけだね。
タイ民具、じゃないタイミングが大事そう。
いい人に会えるといい人生がおくれる。
わりい人ばっかりいる所から脱出する勇気もほしいよね。
身近な人を大切に、といっても教祖じゃあるまいし
人を感化するのは時間がかかる。
それよりは環境をかえるほうが幸福への近道だ。
親兄弟は大切にしたいが
それだってわりい親も兄弟もいるぜ。
いつも苦労ばっかりかけてわりいね、なんて
口で言っておきながら自分は競馬場通い、そんな親もいる。
ガンジーの父親がそうだった。
名伯楽といわれる人はそんなに多くはいまい。
コーチのほうでもそのメガネにかなう選手は
かんたんには見つからないだろう。
でもこれを運命とかたずけてしまっていいものだろうか。
うんめい話しがないもんかと
キョロキョロと名コーチをさがそうぜ。
今日路、今日路とあの道この未知をはしりまわってさ。
壮大な夢があればなんの100キロ200キロ、
両方で捜し求めてるからある日曲がり角でばったり、
なんて幸運にぶちあたる。
運命なんて言葉、
希望に燃えてる人には通用しないんじゃないか。
わたしなら出来ます!なんて
自信にあふれた輝き人にはね。
でもこれを口外してはなりませんぞ。
天は時に天使の派遣をまちがえて、
いたずらっ子をよこすもんだ。
天婦羅みたいになかみをかくしてね。
魚ならあるていど見当はつくが、
かきあげ、なんか柿揚げかもしれないぜ。
柿天食ったことある人お手を揚げてくださーい。
え?やけどしちゃうって、中田のうめぼし姫どの、
いちどおためしあれ。
ガンジー
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たしかに、無理やりに教えたこと、教えられたことってのは
泡のように消えちゃうんだよねぇ。
教えるって側は、実は奴隷で。
教えられる側ってのは、ほんとうは王様の立場なんだ。
「わかんなーい」って、王様に言われたら、
奴隷は立ち往生するしかなくなっちゃうんだよね。
それは、プロポーズでもプレゼンテーションでも同じ。
※『出前ガンジー』あるいは『ガンジー水戸黄門』の
企画について。
ガンジーさんの行脚先を募集しています。
詳しくは9月24日付けの『ガンジーさん』を
ごらんくださいませ。
(つづく)
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