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412．いい日。
ごきげんで、「今が一番いい時だよ」なんて書きだしです。
しかし、やがて、抗がん剤のことをキッカケに、
またまた暴風圏に入り、
最後には、「きいてーな」という関西弁で終わります。
今日のガンジーさんは、こういう構造になっています。
なんか、こういう展開、憶えがあるなぁ、と思っていて。
思い出しました。
酒を飲んでいる親父と話しているとき、
最初は、ゴキゲンで語りはじめて、
酒量が増すにつれて･･･必ずそういう展開でした。
経験あります、こどもの頃に。
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「吉日」
今が一番いい時だよ、と言い続けてるガンジーだけど
タスデ美はそっぽをむいてる。
彼女は照れ屋なんだ、わかってるさぁ、
３８年もの囚人生活だもん。
そして今日がイイ日ならあしたもイイ日なんだ、
という考えは病気中の今もかわらない。
たとえあしたが命日になってもね、
ほらイイ日旅立ち、っていうじゃん。
いい日ワルイ日はココロが決める、ヤクザの親分ではない。
なにぃ！親分がクロといったらクロなんじゃ、
てめぇ破門しちゃうぞっ！
病気になってから食べること、だすことに関心がある。
出入りは大事なことだ。
ケンカのことをやくざたちは出入りといってるが、
あれもあわただしい雰囲気をあらわしてるね。
呼吸しかり出た物は入れなきゃ帳尻があわない。
帳尻があわなきゃお尻りあいにはなれない。
バランスがとれてないといけない。
フランス人は簿記が達者なのかな。
人生三大欲のうち、
生活欲はむりやり剥奪されて今や食欲だけ。
それすら抗癌剤とは名ばかりの毒薬によって捕虜生活だ。
こんなバカなはなしはない。
抗癌剤は善悪りょうほうの細胞を叩いてしまうらしい。
なんて薬だお前は！
しかも副作用だけは猛烈だ。
いったいお前は薬といえるのかそれでも。
ちったぁ反省してみろい。
お前のボスは病院と結託して金儲け三昧。
いくら、こうせいっ！省がこうせい、といってきてもだ
ダンコことわるべきではないのか。
花よりダンコとはいうけれどさ。
役人なんていっかん￥３０００の寿司でも食わせておけば
なんでもいう事を聞くって
ちまたでは評判なんだ。
それで失敗しても、
あっ、やっちまった！で済ませちゃう世界なんだ。
それをお前のボスは利用して暴利をむさぼり
夜は六本木でブロンド乳房をむさぼり、
口をぬぐってご帰宅だ。
ロシア女の口臭がうつらないように
ギョウザなんか食っちゃってよ。
奴隷にひとしい薬たちよ、反乱を起こせ！
医者のお手伝いさんとかわらぬ看護婦たちよ起て！
薬剤師の人たちよ怒れ！
医者の命令になんかしたがうな！
したがってあなた方は医師と同格なんだ。
きみたちが起ち上がれば
どれほど多くの患者の命がすくわれることか。
われわれ患者は縁日の金魚だ、
下手な医者のためにいつもすくわれない。
それは丈夫な紙がついてないからだぜ、
紙はきみたちだ。
紙は紙でも医者の尻ぬぐいをするトイレットペーパー
じゃないことを自覚せい！
おみくじを引いて兇だったら
木の枝や針金なんかにくくりつけちゃうだろ。
大吉だったら大事にサイフのなかへしまっとく。
あれとおなじようにいい事だけを身につけちゃおう。
どうしても避けられないイヤなことは
よーく見てたのしく解決する方法をさがそう。
前向き思考とは物事をたのしく消化する道だと思う。
ちがう？しょうかいしょうかい、
でもガンジーの意見もきいてーな。
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なにかというと、ガンジーさん、
『夜は六本木でブロンド乳房をむさぼり』って言い方で、
怒りを修飾しますけど、これって？
自分の欲望なんでしょうかねー？
こんど会ったら、訊いてみようかな。
（つづく）
※『出前ガンジー』あるいは『ガンジー水戸黄門』の
企画について。
ガンジーさんの行脚先を募集しています。
詳しくは9月24日付けの『ガンジーさん』を
ごらんくださいませ。
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