419.運について。
運について、あるとかないとか言うのは、
誰でもよく言うんだけれど。
なにか成功したときに、それが運のせいだとは、
誰も思わなかったりするもんだ。
逆に、失敗したときには、
運が悪かったと納得してる人は多い。
ほんとのところ、
運の要素って、ほんとに大きいと思うよねー。
「それを言っちゃあおしまいよ」って言われそうだけれど、
運って、あるもん。
運以外のところで、せいいっぱいやって、
運を呼び込むのが、いちばん正解なんだろうな。
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「運ちゃん」
運にも、ウンそうだ!とただちに納得できるものと、
ウンにゃちがうぜ!と否定したくなる運とがあるみたいだ。
話し言葉での、ウンは肯定の意をあらわしてるが、
いま話題のある国みたいに
しょっちゅう戦場と化してる国家のように
まったくどうにかならんもんかと
気の毒ここに極まるところもある反面、
2世紀ものあいだ繁栄をつづけ
世界の羨望をかってるところもある。
これらはその土地にうまれあわせた運、不運といえるね。
ちょっと話がちがうかもしれないが
エルビス、プレスリーがあの才能をはっきできたのは
その生まれた国がゆたかだったからだ、ともいえる。
ちなみに彼はガンジーより1年年下である。
どうだっ、この差は!
これぞ運命といわずしてなんぞや。
おたまじゃくしをかえるのコとしか思ってない者と、
こんなおもしろいものないぜ!と
意欲を燃やした者との差だね。
ナマズの孫と思ってる人はどうなんだろ?
みぢかな生活ではどうだろうか。
容姿とかその他の天賦の才、
金持ち家庭ビンボー家での出生の如何、
などは運命だなぁ、と肯定できる。
努力もせずにあきらめちゃって
これも運だとなさけないことをいってる人には、
それは違うぜ、と同調できない。
運ははこぶこと、運命もイノチをはこぶクロネコちゃん。
運動会は、運、どうかい?
いやこのところチョットよくないね、
彼女にはふられるし仕事ではミスをしでかすし、で
参ったよ。
運動してみたら?
ジョギングとか、いい運がついてくるかもしれないぜ。
やってもいいけど
わるい運がきちゃったらどうしょう。
そりゃお前、トイレへ行けばいいじゃん。
まとめてだしちゃえ、運固なんちゃって。
これも運命、なんてカッコつけて
悲劇のヒロインを気取るな。
いい運わるい運はその人の器量しだい。
訓練と努力の継続でかえられる。
天才とは(天才って言葉キライだぁ)
99%の努力と1%の運だという。
たった1%だぜ。
ただこの1%はここぞ!という時に出てくる。
かんじんなその時にうまく出せるかどうかだね。
勝負は時の運、これよく聞く言葉だけど違うね。
勝ち負けを意識するから実力が出ない。
ほんとは勝てるのにその意識がじゃまをしてしまう。
わるい運に、ここはお前の出番じゃないよ、
って追い返されちゃう。
ちゃうかな?
おおぜいの人の前で蚊取り線香をたく、ちがった
キンチョウする。
これなんかも、みんな俺を見てるぞ、どうしょう、
なんかカッコイイこと言わなくちゃ!
そんな気持ちがあるから足をひっぱられる。
ある大学ではいまだに
雄弁会なる陳腐なものが存在するそうだ。
明治時代の政治家を気取ってる。
演劇部でおさらいした方がいいと思うけど
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ツキと運ってのは、ちがうらしい。
ある人が、「いまは、運もツキもない」って、
真剣に言っていたことがある。
妙に説得力があったなぁ。
その人、いまは、運かツキか、どっちかがいいみたい。
きっと、そういうアカン時期に、
じっと力をためていたんだろうなぁ。
(つづく)
※『出前ガンジー』あるいは『ガンジー水戸黄門』の
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詳しくは9月24日付けの『ガンジーさん』を
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