ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

438.ストップ入院。

ガンジーさん風に言えば、
信号待ちみたいな状態らしいよ。
入院って、決まったらすぐ、ってわけにも行かないらしい。

「まだ家にいるよ」ってわけです。
しかし、この人、本気で
産婦人科のベッドにでもなんでも入るつもりらしい。
ってゆ〜か〜、入りたいらしい。


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「交通信号が赤でーす」


入院が足止めをくっている、空きベッドがないため。
今年は病人がい多いらしいぜ。
昆虫が年によって異常発生するように
今年は病人の大豊作なんだね。
入院ということでせっかくココロの準備をしたのに〜!
結婚式をひかえた新郎のようにさ。
初夜にはどんなことがはじまるのか、
そんな思いに胸ふくらませて
パンツの前もふくらませて期待してたのにさ。

大井川の川止めだよ。
向う岸の宿場にはもう花嫁さんをはじめ親族ご一統が
今か今かと首を長くしてまってるっちゅうのにさぁ。
ところで退院日は吉日を選べるだろうけど
入院はそうはいかないよな。
もしかして仏滅の日だと助からないなんて
誰か統計をとってないかな。
いや入院は吉事ではないので
仏滅のほうが縁起がいいのかもしれんぞ。
ちなみに入院予定日の11月5日は仏滅だったね。

なかばホンキで看護婦に頼んだ。
空いてるとこなら産婦人科でもいいですよ、ってね。
無害の67歳といっても
相手によってどんな奇蹟がおこらんともかぎらないから
念には念をいれてアソコにセンサーをつけて
万が一勃起したら
部屋中の警報機が鳴るようにしとけばどうだろう。

それとね、病院のベッドってどうして市場のマグロのように
行儀よく並んでるんだろう。
ガンジーの考えはね
諸君は知らないだろうがムカシ蒸気機関車が走ってたころ
機関庫というところに
機関車の向きをかえるために回転台があった。
真中にそれがあって周りに車庫が放射線状にひろがってる。
出番になった、あるいは帰庫した機関車は
この真中に出てきて前後の向きを変えるんだ。

このような部屋の配置にしたら
医者も看護婦も仕事がしやすいんじゃないかな、とおもう。
とくに産婦人科なんか
ひとりの助産婦で数人の赤ん坊を取り上げられるぞうー。
仕切りのカーテンなんか半分でたりるぜ。
顔が見えなきゃ下半身なんてだれもおなじだもんね。
そこで思い出したんだけれど
外人は裸になったとき前を隠さず顔をかくすとか、
これっていい考えだなぁ。
日本人は胸とアソコを隠すけどどうも逆だとおもうぜ。

あちこちで改革が叫ばれてるけど
改革って言葉は病院にこそふさわしい。
かゆいところに手がとどく、つまりかゆいところを掻く、
かゆ〜ぃ掻く、それができるような環境こそ
改革のめざすところであーる。

これからますます年よりは増え続け
病人も比例して増加するだろう。
ただ医者が足りないとばかりいってては追いつかない。
ヘンリーフォードがあの画期的なシステムを
考案したように病院の建物からかえるべきだぜ。
あまりに機能的になりすぎて
治療にはどうかと考えるむきもあろうが
医者の多忙さを軽減するにはやるべきだよね。
あ、たぼうな話しだぜ、ってか。


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痛みについてさんざん書いていたと思ったら、
裸でどこを隠すかとか、勃起警報装置とか、
心配した人が脱力するようなことを書いてくる。
このあたりが、個性的ってやつですよねー。

「誰も、警報装置なんてめんどくさいものつけてまで、
 あんた女の園に来てもらおうなんて思わないっての」
ちょっとタスデ美さまの代理ツッコミをしてみました。

(つづく)


※『出前ガンジー』あるいは『ガンジー水戸黄門』の
企画について。
ガンジーさんの行脚先を募集しています。
詳しくは9月24日付けの『ガンジーさん』
ごらんくださいませ。

2001-11-10-SAT

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