大投票GOODorBAD? あらゆるモノゴト、いまどっち? |
投票、ありがとうございました!! 投票総数は3,802。 それでは、結果を発表します! GOOD81.9%、BAD18.1% で、 「農業って、 GOODなイメージ」 という結果になりました。
圧倒的な差がつきましたが、 年齢別では以下のとおりです。 30代から40代でややBADが多くなっています。
県別のグラフは、以下のとおりです。
メールを紹介します。 今回は、ほんとうにたくさんの貴重な意見が寄せられました。 すべて紹介することはできませんが、 できるだけたくさん読んでいただきたいと思い、 最後のリンク先から、次のページに行って メールを続けて紹介しています。 できるだけたくさん読んでいただけるとうれしいです。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 正直なところ立場上、微妙です。 農家の長男として農業系の大学に進み、 農業高校の教師になりました。 大学の同窓にも研究所の職員になったもの者もいます。 ワタシが進路選択をした15年前、 家業の農業を継がなくてイイという 農家の息子・娘は多かったです。 時代の流れが農業はかっこわるいものの 代表みたいな部分もあったし。 3K職業の代表みたいなところもあるし。 農業試験場の技師や農業高校の教師は、 農家の跡取りにとってちょうどよい進路 (妥協点)なんです。 大学で農業を学んでいた仲間内でも、 それを実家の家業で活かしたいという ムードが希薄なんです。 胸を張って説明できる職業でないような ムードも当時あったし。 現在実家を継がずマンション暮らしの 農業高校の教師ワタシですが、 お金を稼ぐ手段として農業は非常に丹念さや 永続的な努力が必要なので、 自分の職業としては現在選択する自信がありません。 ただ、農業を生き方として捉えると、離れられないのかな。 矛盾しているけれど、 この矛盾が日本の農村にあふれているかも知れません。 ワタシにとっては、GOOD or BAD ではなく、LIFEです。 (群馬在住 37才 男) 農業のイメージは「Good」です、もちろん! 私は教育の三本柱が「国際・キリスト教・園芸」 という学校に通ってきました。 自分の食べるものをありがたく思う気持ちの 大切さ、というのを実感するために、 学生は皆「生活園芸」という授業が 必修科目になっている変わった学校として 知られています。中・高・大とありますが、 別に農業科ではありません。 (園芸専門の短期大学が、ひとつだけありますが) 大量の女子大生が、足元だけお洒落なヒールやブーツを はいたままジャージ姿で裏門を通り、遅刻しないように髪を 振り乱して裏山にある畑へダッシュしてゆく様は、はたから 見るとなんとも奇妙なものだったと思います。 (畑の手前で、長靴に履き替えます) あるとき、近所の年配の方から「何があるのかしら?」と 質問されてしまいました。 教育機関としては、初めてJASの有機認定を受けました。 なので、土を耕すとカブト虫の幼虫や ミミズなんかがわさわさ出てきます。 下手すると、真っ二つにやってしまい、 畑のあちこちから女の子の黄色い悲鳴が上がります。 でも、1年が過ぎる頃には皆たくましくなって、 もくもくと黙って虫をひょいっとつかんで 脇道に放り投げることなんて当たり前になります。 何よりも、自分が育てた野菜はたくましくて立派で、 本当に本当においしいのです。 始めはぶつくさ言ってた学生も、 最後には「園芸」大好きになるのです。 私は高校からずっとこの学校に通ってきたので、最近 「有機野菜」や農業がほぼ日や世間で注目を集めはじめて、 ひっそりとほくそえむ日々です。 (オオタマリコ) Badに入れました。 私は今、JA(農協)に勤めています。 といっても業種は金融なのですが。 唐突ですが、現在の農業の未来は明るいとは言えません。 深刻な後継者不足。そして労働に比例しない所得。 そして、大きな問題が農家の人々のJA離れ。 その原因は様々なのですが、 一つにJA職員の体質にもあると思うのです。 自分の周りでもそうなのですが、 JAは本当に遅れています。 それは物理的な意味だけでなく、 目に見えない部分においてもです。 また、遅れているのはJAだけではありません。 残念ながら、農家の人々も全てではありませんが 世間より遅れている部分もあるのです。 昔ながらのモノを保守的に行い、 改めようとしたり新しいモノを入れるコトを嫌う。 全国的な変化を伝えても「何でよそのコトに 関心を持たなきゃならんのだ」と受け入れない。 上司はよく言います。 「これからのJAは、お前たちが 支えていかなきゃならないんだ」と。 しかし、JAはあくまで農家の為の組織です。 名実ともに農家が主体なので、 農家の意向に従うのが基本な訳です。 その農家が変革を嫌っているというのに、 私たちが何をできるというのでしょうか? いくらこちらが今後のコトを考えたとしても、 それが農家に受け入れられないコトには どうしようもないのです。 (鳥取県・男性・25才) 今回の農業は迷うことなくGOODです。 やっぱり人間の基本でしょう!と、私は思ってます。 でもほんの4〜5年前までは 「農家なんて絶対嫌!!」 なんて本気で思ってました。 実家は農家でその大変さは 何となく知ってましたし(あまり手伝ってなかったので)。 ミカン農家のダンナと結婚するときも、 まだちょっと農業については否定的でした。 しか〜し、実家から貰う米や野菜のおいしいこと、 ありがたいこと。 たまには手伝いに帰って心地よい汗をかいたりしております。 私の父は現在農業ができる体ではありません。 なんでもっと早く農業の楽しさに気付いて、 教えてもらわなかったのかとものすごく 後悔しています。 これからはおばあちゃん、 そして義父・母にいろいろ教えてもらいます。 (さぼやん・広島県・女・31歳) あと15年位したら、第一次産業は きちんと評価されると思います。 ほんとに必要とされるようになって、 報酬も世間的な尊敬もついてくると思う。でも 逆にいうと、今はまだ早くて、 頑張っても世の中には届かなくて、 そこを続けていける気力体力希望を持ったひとが 将来は先達になっているのでしょう。 これは今回考えたのではなく、 以前から感じていたことです。 私が結婚する予定の人は農業の機械を売る会社にいます。 後継者のいないお客さんが多くて、景気は悪いそうです。 「15年経ったら農業来るよ!」と彼には言っています。 両親は、長野で農業をしています。 平日は両親共に地元の小さな企業に勤め 早朝や帰宅後、休日をまるまる農業にあてるという いわゆる「兼業農家」でした。 農業だけでは生活が成り立たなかったのです。 勤めながらも米・葡萄・林檎を農協へ出荷し さらに自宅用の野菜なども作っていたのですから 働きづめだったのです。 そんな生活を20年以上続け定年退職し 今は農業を続けています。 歳を取り身体がきつくなってきているのですが 農業は辞めません。 二人とも、作物を作るのが大好きなのです。 そして、収穫した作物を家を離れた私や 自分達の兄弟姉妹に送ってあげて 「やっぱり兄さん達が作ってくれた葡萄はおいしい」と 喜びの電話を聞くのが、 嬉しくてたまらないのだろうと思います。 長野を離れ、都会で一人暮らしをしている私の家の近くに 超大型のディスカウントスーパーがあります。 食料品を中心に、とにかく安い、安い。 その店を訪れると、 「こんなに買ったのに、こんなに安くて良かった〜!」と ものすごく得した気持ちになりました。 しかし、葡萄や林檎の季節になり、その店を覗くと 両親が作っているのと同じ種類の果物が とんでもない低価格で売られています。 時には表示の産地が両親の住む地域だったりすると、 その場から走り去ります。 果物の一つ一つに手間をかけ、子どもを育てるように 大きく実らせていた両親の姿を思い出し とても悲しい気持ちになります。 この店のことはとても両親に話せません。 いつしかその店で買い物をしなくなりました。 農家を取り巻く環境は、とても厳しいと思います。 でも、私は「GOOD」に投票します。 子どもたちが自立しもう両親を頼らなくなっても 二人を畑で待つ果物や野菜達がいるからこそ 両親はあんなに元気ではつらつとしているのだ、 と思うからです。 (TOSHI) 単刀直入に、若者代表として (というほど偉くもありませんが)、あえて言います。 農業はださいです。ものすごく。 「田舎のおじいちゃんの仕事」感が払拭できません。 それも糸井さんのコメントを見て、活動を知り、 その見方にかなり変化がありましたけど、 やりたいこととして農業を選択しようとは 爪の先っちょほども思いません。 オブラートを取った生の考えなので、 生意気と言わないでください。 (高校生) 私はBADに投票です。 なぜなら、私の実家は農家だからです。 もちろん、幼い頃は農家をスキとかキライとか、 そういうことを考えること自体ありませんでした。 むしろ、両親やおじいさんおばあさんと一緒に、 自宅で仕事を手伝いながら家族一緒で楽しいな、 みたいに思っていました。 そんな私が、農家を嫌いになったのは、思春期。 畑仕事をするとどうしても汚れますよね、 身なりもサラリーマンのお父さん達と違って スーツじゃなく作業着、汚い・・・ そんな理由(だけじゃなかったかもしれないけど)で、 私いじめられたんです。 農家だ、汚いって。 それで傷ついて以来、親の仕事が農家であることを 隠すようになりました。 高校、大学と新しく出来た友達には、 家業を明かすことはしませんでした。 今24歳ですが、そのころの心の傷は深く、 今でもトラウマです。 現実的に見ても、設備投資は大きいうえに、 儲かりは薄い。 朝から晩まで働いて、冬の寒さに耐えながら、 手にあかぎれを作ってやっと食べていける。 生まれてから、家族旅行なんて いったことはありませんでした。 それを思うと、スーツを着て、 毎月決まったお給料をもらって、 おまけにボーナスまでもらえ 毎年家族旅行にも連れてってもらえる、 サラリーマンのお父さんが、とっても羨ましかったです。 今は私もサラリーマン。 農家は絶対いやですね。 (コクリコット) 昔は「土で汚れる」みたいな、 あんまりいいイメージがなかったんですけど 今はやってみたい と思っています。 今はまだマンション畑程度ですが、 実家の畑を週末耕してみようかな、と計画中。 できれば仕事を3時くらいに終えて、 それから農作業やら仕事以外の趣味を 毎日やって・・という社会ができれば、 もっとイロイロ世の中良くなるような気がします。 (なほ) 農業について、今、ダーリン達も、 一生懸命試行錯誤で、進んでいるようで、 気持ち的にはgoodなのですが、 家は、おじいちゃん達の代よりも前、から 開墾で今の地に移り住んで、 一生懸命農家をやってきたと思います。 しかし、父の代などは、減反政策や、 その前の、農地解放などで、土地も減って (貸していたので小作の人に渡ってしまいました。) 収入が激減し、それだけでは食べていけなくなりました。 その間、道路の工事の手伝い、母のパートなどで 生活するといった、状況でした。そんな両親、 祖母を、見て来たせいか、一概にgoodにすることは、 できませんでした。 本当に、一生懸命丹精こめて作った、米も、 機械や、肥料の代金手間を差し引くと、0に近づくのです。 本当に辛いです。みんな休んでいるときでも、 連休の時でも、田植え、稲刈り、脱穀と、 忙しく過ごしているのに・・・ そんな、思いが強いです。 しかし、これが、安定した収入に結びつくのであれば、 自然と、土と、を相手に、なんと、いい職業なのかと、 嫌っていたはずの、農業も、いいかな?と思っています。 (Shuko) うちの実家は兼業農家です。 とはいっても父は営農センターに勤めて、 お仕事でも農業に関わっています。 思春期の頃は、恥ずかしくて仕方ありませんでした。 いくら田舎だからってあまりにも農業に 関わりすぎだろう、うちの一家ってば! と思っていました。 人手が足りなくて大変だとわかっていても、 田植えを手伝ったりしなかった。 思春期をそんな風に過ごして、 憧れの都会生活を送るため一人暮しを始めた時、 田舎からの宅配便。家族みんなが育てたお米、 おばあちゃんが作ったたまねぎ、じゃがいも。 あんなに嫌いでいた事を、 あんなに恥ずかしく思っていた事を 心の底から悔やんだ時でした。 確かに、華やかな印象はないし、 やっぱり少しかっこわるいイメージ。 でも作り手の愛があって、心がある、 何にも勝る自然の芸術品だと思いました。 今は時間が空く限り里帰りして農業を手伝っています。 泥も、虫も、蛙も平気になりました。むしろ愛しい。 なので当然GOODイメージです。 (22歳・女性) 僕は今、北海道の農場で働いています。 働き出してから6年くらいになります。 それまでは全く農業に縁の無い横浜で産まれ、 両親はサラリーマンで家族と住んでいました。 僕が高校生の頃、父が「俺は脱サラして農家になる。」 と言って家を出て、長野で農業をやり始めました。 急な展開に僕としては戸惑いながらも、 何故父がサラリーマンを辞め、 それこそ全く畑違いな農業をやろうと考えたのか、 色々と話合い、実際に長野に行って 父の耕す畑を手伝ったりするうちに 自分でももう少し農業について考えてみようと思い。 大学は農学部に入りました。 そして今の北海道の会社形態の農場に就職しました。 その農場は有機栽培で作っているわけでもなく。 普通に農薬を使い、化学肥料を使い、機械作業が主で 大規模に農産物を作っています。 父は有機栽培で野菜、米を作っています。 それぞれ親子で別々に同じ農業という仕事に 携わっていますが、一方は有機栽培で 手作業中心でほとんど自力のみの農業。 もう一方は大規模に機械作業で人を雇用しながら 農薬や化学肥料を使う農業。 どちらがどうこういう訳ではありませんが それぞれにいいところたいへんなところありますが、 ちょくちょく情報交換をしながらやっています。 (k) GOODにしましたが、これは外から見てだからかなぁ・・ という気もします。つまり、自分に責任がないから。 イトコが帯広の「いも農家」へ嫁に行って、早十数年。 初めのころに聞こえてくる話は、 お姑さんとの折り合いが悪いとか(当然同居なので)、 今年は不作だとか(当然お天気に左右されるし)、 繁農期だから結婚式などに出席できないとか (収穫は待ってくれませんから)・・・ 都会で働く人たちにしてみたら、 とっても考えられないことばかり・・・でも、 1度だけ遊びに行ったことがあるのですが、 畑の中に、ポツンポツンとしか建っていない家が、 どこのお宅も豪邸ばかり。 おまけに当時(軽く20年くらい前)ご主人が乗っていた車は、 左ハンドルのベンツでした。 だけど、お金持ちだからって、 じゃあ自分が嫁に行けるか? と問われると、答えはNOなんですよね。 イトコの話しだと、最近のお金持ちの農家は、 人を雇って畑仕事をするので、 お嫁さんは色白のもち肌でいられるとか・・・ でもねー、人間として誰かが自分の畑で働いてるのに、 家の中でのんびりしてるって、 ちょっと出来ないと思うんですけど。 あら、なんだかBADの意見みたい。 でも、農業をする人がいないと、 食べるものがなくなっちゃうし 環境にも良くないと思うので、GOODです。 (LUNA) BADに投票しました。 投票ではきっと、GOODなイメージが たくさん挙がるのだろうけど、 そういう夢を持った人が実際に農業に従事してみて うまく花開けているのか、 全然、見えてこない。 そもそも新規参入が難しく、 他の職業と同列には考えられない。 リスクも高そうで、 災害などで損をした話はよく聞くが、 儲け話はあまり聞かない。 趣味として、自分達の食べる分を賄うくらいなら よさそうですが、それって「農作業」ですよね。 農「業」がお題なんだから 職業としての良し悪しを考えようと思って、 あえて厳しく評価しました。 (30歳・女性) 私の母の実家が農業やってます。 なので、遊びに行くとトランクいっぱい! 野菜をもらってきます。 テレビで糸井さんが、 「定年退職した人は農業をやるといい。 日本の食料自給率も増やせる」 といっていたけれど、 ほんとだとおもいます。 おじいちゃんも70代?まで農業をやってました。 よく体を動かしていたから、亡くなった時もお骨が 太くてでっかくてたくさん残ってました。 (はる・埼玉県・16歳) こちらのページでも、たくさんの意見を 紹介しています。ぜひご覧ください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 次回の投票開始は、2月16日(日曜)の予定です。 テーマもその時に発表しますので、 ぜひ参加してくださいね! その時のあなたの考えについても、 どうぞメールをお寄せください。
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2003-02-13-THU
第三十回の「モノゴト」は、
気軽に、ぜひ投票してください。 ご意見のメールもお待ちしております! リクツはとにかく、自分自身の気持ちが、 こいつをグッドイメージ(GOOD)でとらえているか、 バッドイメージ(BAD)でとらえているか、 率直に答えてください。 どちらでもない、という気分の場合は、 むりやりにでもどちらかに決めてくださいね。 ついでなので、年齢層と性別と地域もクリックしてね。 あとで、傾向なんかを探ると、また遊べそうだから。 ついでに、テーマとしてとりあげてほしいモノゴトも 募集いたします。 宛先は、メールで goodorbad@1101.comまで。 タイトルは、「モノゴト」としてくださいね。 (締め切りは、11日(火)中です。 結果は13日(木)に発表します。 次の更新は、16日(日)の予定です。) |
2003-02-09-SUN
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