ダイエットゲリラ2 |
第7回 シェフ武井の腰痛問題と、 アッキィさんのおなか問題 先週末、僕(シェフ武井)、 軽い風邪を引いてしまいました。 すぐに横になって多めの睡眠をとったので 風邪は悪化させずに済んだのですが 一日寝て、起きたら、腰が痛いのに気づきました。 前々からクセになっていた、 右腰から尻にかけての筋肉の痛み。 なんだか、その部分が、乾燥機に入ったゴムのように 縮んじゃった感じなんです。 動けるし、歩けるし、立ち・座りもできるけど、 長く座っているとそのまま固まっちゃう。 うっかりクシャミなんかしようもんなら激痛だし、 ストレッチしようにも、ぜんぜん伸ばせません。 (痛いの半分、怖いの半分) 前にお医者さんに診てもらって、骨の異状や、 ヘルニアではないことは確認済みだし、 この腰痛を解消するためには 医者もトレーナーも 「腹筋と背筋を、ちゃんと鍛えること」 と言います。てことは、このくらいの風邪で また痛くなっちゃうなんて、 まだまだ運動不足ってことじゃないか。とほほ。 そんな感じで、今週も青山オアシスに向いました。 まずは、例によって体重・体脂肪率測定。
以前にも書きましたが、 体脂肪率は電気抵抗値から算出される概算値なので、 運動前と運動後では、けっこう違います。 だから、減ったアッキィさんもぬか喜びしちゃダメよ。 増えた僕もあまり気にしないようにします。 斎藤トレーナーによると、 僕のほうは風邪で一日寝ていたことが 体脂肪率にも影響しているんだっていうし (寝込むと、増えるらしいよ)。 でも、体重がちょっと減ったのは、嬉しいな、やっぱ。 (1週間で1キロ、ってすごくない!?<オレ) さて、トレーニングです。 僕が、腰が痛むことを告げても、 野上トレーナー、涼しい顔で 「大丈夫です。痛くないていどに負荷を下げて、 やりましょう!」 だって。安静時に激痛というわけじゃないんだから、 動かしてほぐしたほうがいいらしい。 前回学んだ「主観的運動強度」を思い出して、 今回は、きつくない程度の負荷をキープしましょう、って。 わっかりました。やりますとも。 さて、僕らはシェフ=野上トレーナー、 アッキィさん=斎藤トレーナー、 というコンビを組んでいるわけだけれど、 じつは、横で見ていると、 同じストロングス所属のトレーナーながら、 すこぉし、方法論が、違うみたいなんです。 もちろん、基本的なやりかたは同じなんだけど、 僕から見てアッキィさんは、たとえばストレッチなんか、 斎藤トレーナーが力をかけて アッキィさんの筋肉をのばす、 というようなことをよくやっている。 僕の方は、わりと自分で力を入れて、 筋肉をのばすストレッチが主体です。 これは、どういう違いなんだろう、野上さん? 「武井さんは、腰痛という爆弾を抱えているので、 “強度を上げる運動”ではなく、 “できる範囲での運動”としてトレーニングしています。 要するに、重いのを上げるというよりは 回数を多くして運動量を確保するということです。 さらに、健康的な体のために まず柔軟性を持たせる。 骨盤周辺、つまり体の中心から攻めています。 骨盤をうまく動かせるようになると、 腰痛軽減にもつながってきますので。 あとはストレッチですね。 家でもできるように、自分1人でやる方法を 実施してますよ」 なるほどー。そこまで考えて下さっていたのですね、 ありがとうございます。 ちなみに、今回は、 たとえばサイドレイズやアームカールなど ダンベルを使うトレーニングは、 壁際に立ってやりました。 こうすると、腰に負担がかからない! 純粋に腕や肩で持ち上げることが出来ましたよ。 いっぽうのアッキィさんをみている斎藤トレーナーによると アッキィさんのトレーニングは、こういう主旨だそうです。 「とにかく“楽”をしてしまうのが アッキィさんの弱点かもしれないと僕はニラんでます。 トレーニングでは、早くやろうとして 反動をつけてしまいがちなんです。 ですので、ゆっくりとした動作(スロートレーニング的) で、ごまかしがきかないように進めているんですよ。 あと、おなか周りの筋肉が伸び縮みできないのも弱点。 そこで僕は、腹式呼吸法を使って “おなかが膨らむ、へこむ”感覚を 感じ取らせることを試みてます。 なーんと、それが見事にはまり、 このごろ、きちんとおなかが 使えるようになってきてるんですよ」 そういえば、アッキィさん、おなか、 ちょっと引っ込んできたような気がします。 どうなのアッキィさん? 本人に、レポートを書いてもらいました。 --------------------------------------------- ★アッキィリポート いやぁ、ようやく腹から汗が出るようになりました。 っていうのも今までトレーニング後に サーキュレーションスーツ脱ぐと、 Tシャツがビショビショに濡れてるんですが、 何故か腹のとこだけ濡れてなかったんです。 前回のトレーニングの時に それを斉藤トレーナーに相談しました。 「斉藤さん、お腹が濡れない体質なんですけど、 どうしたらいいですか?」 「アッキィさんよ、俺にまかしときな。 ビッチョビチョのグッチョグチョにしてやるぜ。」 というわけで呼吸法を教わりました。 その呼吸法を毎日数回やると、 お腹の筋肉が伸びてエネルギーが燃えるようになって 腹がひっこむ! ということらしいのです。 今回のトレーニングまでの1週間のあいだに 家で毎日少しずつやりました。 そうしたら効果てきめん、 サーキュレーションスーツの下の腹も潤っていたのでした。 家で腹筋するぞ! とか思い立っても 3日と続かない僕でも続けられます。 寝る前にベッドの中で簡単にできるんだから。 余談ですが、以前読んだ本に 速読ができるようになるには脳にα波を出すことが必要で、 それを出すのに丹田(たんでん)呼吸という呼吸法が 効果的と書いてあって、 それが斉藤トレーナーに教わった呼吸法と やりかたは一緒でした。 ちなみに丹田とはへその下5センチぐらいの ところだそうです。 --------------------------------------------- なるほどー。 僕もやってみようっと。 それでは今度は斎藤トレーナーに、 この呼吸法を解説していただきましたよ。 どぞ! --------------------------------------------- ★腹式(丹田)呼吸法 姿勢は、あおむけか、楽な立位で。 できれば仰向けが一番良いかも。 ●息を、10数えながら(だいたい10秒になるように)、 吸います。 このとき、下腹がプックリとふくらむように。 吸った息が、丹田に貯まるように意識します。 ●吸った息を、今度は20数えながら ゆっくり吐き出します。 おなかにたまった空気を、ぜんぶ出すような気持ちで。 ●これを、くりかえします。最初はおなかに手を当てて、 動きをよく意識するようにしてください。 ●最初はあまり意識できないですが、 徐々にお腹の筋肉のふくらみとへっこみが 意識できるようになります。 ●慣れてきたら20で吸って、 40でゆっくり吐いてみましょう! そうすると1分で1呼吸になります。 これを10回(10分)繰り返せたら凄いですよ。 雑念を振り払って呼吸に集中しないと これは出来ません。 ●この呼吸が自然に出来ているときは、 脳にα波が流れています。 これはいろんなスポーツ選手も メンタルトレーニングの手法として 取り入れていますが、 一般の方にもかなり良いですね。 僕なんかカッカしたときとかあがった時に この呼吸をやると、 自然に心が穏やかになってきます。 ●ようするに心身両面に良いわけですね。 皆さんぜひぜひ試してみてくださいね!!! --------------------------------------------- 実は僕も、でっぱったおなか、 なんとかしなくちゃいけないと思ってたんです。 さっそく今日から実践しますよ。 あ、それから、今週は3日、徒歩通勤しました。 うち1日は、徒歩帰宅したから、 5キロ×4で20キロは歩いてる。えらい<オレ。 ★今回のトレーニングメニュー
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2001-02-26-MON
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