それは今年、2月のこと。
われわれは、東北新幹線で青森へ向かいました。
▲そとは豪雪。見渡す大地に根ざす樹木たちは林檎です。
目的は、そう、
「はげはげ日記」の著者、
竹浪正造さんにお会いするために!
▲新青森から奥羽本線、五能線へと乗り継ぎます。
‥‥と、さりげなく言ったり、
コンテンツのタイトルにしていたりしますが、
失礼なことだと思います。
「はげはげ日記」って‥‥そんな名前の本はありません。
そもそもは糸井重里が
「この本はぜったいにおもしろいぞ!」
と教えてくれた一冊、
それが『はげまして はげまされて』でした。
著者のことを調べてみましたら、竹浪正造さんはなんと、
「ツル多はげます会」の創設者であることも知りました。
「ツル多はげます会」、
そのキャッチフレーズは、こうです!
━━禿の光は 平和の光
暗い世の中 明るく照らす
なんてユーモアあふれる方だろう!
いつしかわれわれはこの本のことを、
敬意と親愛を込めて、
「はげはげ日記」と呼ぶようになっていたのでした。
電車は北へと向かいます。
▲「はげはげ日記」の話をしつつ外を見れば、雪また雪‥‥。
「ついに正造さんに会えるね!」
「どんな人だろう?」
道中、そんな話を繰り返しながら、
われわれは「陸奥鶴田駅」へ到着。
▲正造さんのおうちは、この駅が最寄り駅です。
駅舎を出れば、
赤い車で出迎えてくださったのは、
竹浪正顕(たけなみ まさあき)さん。
正造さんの、お兄さんの、息子さん‥‥
つまり甥っ子にあたる男性です。
この方が正造さんのお宅まで案内してくださいました。
これから訪ねる竹浪正造さん(このとき93歳)は、
現在ひとり暮らしでいらっしゃいます。
甥っ子の正顕さんは、そんな正造さんの普段のお世話や、
今回のような取材のときに、
われわれのようなスタッフを出迎えては
ご案内をされているのだそうです。
TV出演と本の出版で、
取材の数は、もうかなりになると思われます。
この日も正顕さんは終始にこやかに、
われわれの取材にお付き合いくださいました。
さて、そんな甥っ子・正顕さんの運転で、
われわれはついに、
竹浪正造さん(94)のお宅に到着しました。
▲本の舞台にもなっている、まさしくそのお宅がこちら。
車を降りて、玄関をくぐり‥‥
さあ、正造さんにお話をうかがいましょう!
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