|
ほぼ日 |
おじゃましまーす。
‥‥なんだか、すてきな仕事場で。 |
タナカ |
いいでしょ。 |
|
ほぼ日 |
これ、レストランみたいなテーブルですね。 |
タナカ |
そうそう。
ぼくね、ファミレスが好きなんですよ。
ファミレスで延々と語り合うのが大好き。
だからもう、ここをファミレスにしました。 |
ほぼ日 |
仕事場をファミレス風に(笑)。 |
タナカ |
そこがね、ドリンクバーになるの。 |
|
ほぼ日 |
ドリンクバー(笑)。 |
|
タナカ |
まだそろってないんですけどね。
これからちゃんとそろえていこうと思って。 |
ほぼ日 |
では、そのテーブルに座らせていただいて‥‥。
きょうはよろしくお願いします。 |
タナカ |
よろしくお願いします。
ほんと、この前はすいませんでした。
当日になって行けなくなってしまって。 |
ほぼ日 |
いやいや、しょうがないです。
風邪はもう大丈夫なんですか? |
タナカ |
あれね、インフルエンザだったの。 |
|
ほぼ日 |
え、風邪じゃなくて。 |
タナカ |
ビックリしましたねえ。
新型インフルエンザ。
で、ぼくのせいで娘のクラスが学級閉鎖。 |
ほぼ日 |
それはまたおおごとに‥‥。
インフルエンザだと、きつかったでしょう。 |
タナカ |
もう、ハアハア言うてた。
ずっと「助けてくれぇ」言うてた。 |
ほぼ日 |
あの日に届いたメールがそんな感じでした。 |
|
すいませ〜ん。
〈タナカカツキ〉
|
|
|
|
タナカ |
うん。
それで、あの、前回の座談会。
あれは、おもろかったですね。 |
ほぼ日 |
はい、おかげさまで好評で。 |
タナカ |
読んだ人、何人かに言われましたよ。
あの座談会はおもしろかったって。 |
ほぼ日 |
盛り上がりましたよねぇ。
どうですか最近、おなかの具合は? |
タナカ |
いや、だからぼくは昔の話やから。
中学2年で真人間になったんで。 |
|
ほぼ日 |
あ、そうでしたそうでした。
現在は、はらよわじゃないんですよね。 |
タナカ |
そう。
不安だからハラマキを持ち歩いてるくらい。 |
ほぼ日 |
おなかを冷やすのはよくないから。 |
タナカ |
あたたかいからね、単純に。
きもちいいでしょ。 |
ほぼ日 |
はい。 |
タナカ |
この部屋でも、
ずっとつけて仕事してますから。
ほら。 |
|
ほぼ日 |
おおー。
ありがたいです。 |
タナカ |
うちは家族全員でつけてますよ。 |
ほぼ日 |
ありがとうございます。
この前の座談会でも
「できたらいいね」という話になったんですが、
やっぱりほんとに、あのときのメンバーで
ハラマキをつくりたいと思いまして。 |
タナカ |
うん、はい、はい。
あたためるものをつくるのは、いいことです。
つくりましょう、あたためるもの。 |
|
ほぼ日 |
よろしくお願いします。
で、まずは先日サケロックのおふたりに
デザインを考えてもらいました。 |
タナカ |
どんな感じでした? |
ほぼ日 |
おもしろかったです。
ですが、なんと言うか‥‥
放課後の中学生みたいな。 |
タナカ |
ああー、あのふたりは
こないだの座談会もそうやったからね。
中学男子。
中2で止まってるから。
でも、中2で止まるのは重要なことです。 |
|
ほぼ日 |
はい。
そして今日、カツキさんのお話をうかがったら、
今度はボーズさんのところに行こうと思います。
順番にお会いして、完成を目指そうかと。 |
タナカ |
あ、そういえばこの前ね、
ボーズさんに「ワン切り」したんだよ。 |
|
ほぼ日 |
え? ワン切り? |
タナカ |
ぜんぜん、折り返してきーへんな。 |
ほぼ日 |
なぜそんな‥‥。 |
タナカ |
たぶん「誰の番号やろ?」と
思ってると思うんですよ。 |
ほぼ日 |
そ、それはそうでしょうね。 |
タナカ |
今日もちょっと、ワン切りしてみますよ。
せっかくなんでね。 |
|
ほぼ日 |
えー!? |
タナカ |
「いまハラマキのことを考えとるよー」
という念を込めて(携帯を操作)。 |
ほぼ日 |
えええー!? |
タナカ |
ボーズ、ボーズ‥‥
あった、発信(通話ボタンを押す)。 |
|
ほぼ日 |
‥‥‥‥。 |
タナカ |
‥‥‥‥。 |
ほぼ日 |
‥‥‥‥。 |
タナカ |
(通話ボタンを切って携帯を置く)
あっぶねえー!
取りかけ、取りかけられた(笑)! |
|
ほぼ日 |
え、ボーズさんが出たんですか? |
タナカ |
や、たぶんギリギリ、大丈夫。 |
|
ほぼ日 |
着信の記録は残りますよね。 |
タナカ |
着信記録、番号は残る。
ただ、番号しか出てないから、
誰からかかってきたかはわかんないはず。 |
ほぼ日 |
ああ‥‥。 |
タナカ |
折り返してくるかどうか、
あとは彼の好奇心次第です。 |
ほぼ日 |
‥‥読者のみなさんには、
こういう遊びをしないでくださいと、
ぼくらとしては注意書きをするしかありません。 |
タナカ |
迷惑なことはしたらあかんです。
これは、ハラマキづくりの
念が伝わるかどうかのことやからね。 |
ほぼ日 |
はい。
‥‥あの、ぼちぼち本題に。 |
タナカ |
うん、そやね。
やりましょ、やりましょか。 |
|
|
(や、やりましょう。つづきます!) |